新たなビジネスモデル「融合型リテーラー」の実現に向けて

新たなビジネスモデル「融合型リテーラー」の 実現に向けて

株式会社東急百貨店(以下、当社)は、当社の強みである食料品の最重点店舗として「渋谷 東急フードショー」の全面改装に順次着手しており、本年9月に渋谷マークシティ 地下1階に生鮮・グローサリー売場を、来年2021年初夏に渋谷地下街エリアをリニューアルオープンする予定です。

これにより、昨年11月に渋谷スクランブルスクエアへ出店した新業態「東急フードショーエッジ」、本年5月に渋谷ヒカリエShinQsにオープンした新たな「東横のれん街」、そして本店の食品フロアと合わせ、渋谷駅の東西に跨る「食の一大マーケット」が完成します。これまでの規模を上回る豊かなバリエーションで充実した食のエンターテイメント体験を提供してまいります。


さて、当社は2020年度を最終年度とする中期経営3カ年計画を推進しており、そのなかで、新たなビジネスモデル「融合型リテーラー」への進化を掲げております。「融合型リテーラー」とは、百貨店事業で培ってきたノウハウを生かし、百貨店とショッピングセンターの融合に加え、新規事業を創出し事業構成の多様化を図る東急百貨店独自のビジネスモデルです。専門店事業やEC・通販事業、アウトセールス事業、人材サービス事業などを推進しております。

特に専門店事業の取り組みを強化しており、昨年は渋谷スクランブルスクエアへの新規出店をはじめ、セミセルフ形式の小型化粧品専門店や食品専門店の出店、本年は食・ビューティー・服飾雑貨のトータル提案型専門店や初の食品専門店路面店など、東急線沿線に複数の店舗を出店してまいりました。今回の「渋谷 東急フードショー」の改装もその一環となります。

またEC・通販事業ではオンラインのお買い物をより便利にするライブコマースやデリバリーサービス、BOPIS(Buy Online Pick-up In Store ネットで購入し店頭で受け取る買い物方法)などの新規取り組み、アウトセールス事業ではデジタルツールを活用した顧客対応の推進、人材サービス事業では関連会社と連携した企業受付など請負業務を拡大しております。


新型コロナウイルス感染の猛威はお客様の生活に大きな影響を与えています。一刻も早い事態の収束を願うとともに、この未曾有の社会環境の変化にも迅速に対応すべく「融合型リテーラー」を確立し、あらゆる場面でお客さまとの接点の拡大を図ることで、新しい生活様式のさまざまなシーンにおいて「生活サービス提案企業」としてお客さまのより豊かな生活の実現に貢献してまいります。


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