第9期特集展示『ガンダーラの仏像と仏伝浮彫』を 2020年10月3日より開催
~釈尊の生涯をガンダーラ美術で辿る~
半蔵門ミュージアムは、2020年10月3日(土)から2021年2月28日(日)まで、特集展示『ガンダーラの仏像と仏伝浮彫』を開催いたします。本特集展示では、当館収蔵のガンダーラ美術の中から17点を、「仏像と舎利容器」、「仏伝浮彫」の2部構成のテーマで紹介。新収蔵の仏伝浮彫「誕生」、「四門出遊」、「愛馬別離」の3点を初公開いたします。
■特集展示の紹介
今回の特集展示『ガンダーラの仏像と仏伝浮彫』では、当館が常設展示しているガンダーラ美術8点に、初公開、新収蔵品などを加えた17点を紹介いたします。展示の前半部を「仏像と舎利容器」、後半部を「仏伝浮彫」のテーマで構成し、2~5世紀頃に作られた仏像、仏頭、舎利容器、仏伝浮彫をご覧いただきます。
展示の前半部「仏像と舎利容器」では、様々な形で残されたガンダーラ美術を紹介します。
説法印(転法輪印)を結んで結跏趺坐する釈尊の姿が刻まれた「説法印仏坐像」(片岩、2~3世紀)や、釈尊の舎利(遺骨)の代替品を納め、信仰の対象とされていた「ストゥーパ型舎利容器」(片岩、2~3世紀)など、2~5世紀頃に作られた仏像や仏頭、舎利容器など7点を展示します。
後半部の「仏伝浮彫」は、釈尊の前世から生誕、涅槃に至るまでの一代記を10点の仏伝浮彫(レリーフ)で辿る展示構成になっています。
釈尊前世の物語をあらわした「燃燈仏授記」(片岩、2~3世紀)、出家を決意した「出城」(片岩、2~3世紀)、成道した釈尊が初めて説法を行った「初転法輪」(片岩、2~3世紀)、釈尊入滅の姿が描かれた「王の帰依と涅槃」(片岩、2~3世紀)など、釈尊の生涯を仏伝浮彫でご紹介します。
中でも新収蔵品の「誕生」(片岩、2~3世紀)、「四門出遊」(片岩、2~3世紀)、「愛馬別離」(片岩、2~3世紀)は初公開となります。
■常設展示のご案内
常設展示として、運慶作推定の「大日如来坐像」(木造、1193年か、重要文化財)、真言宗醍醐寺ゆかりの「不動明王坐像」(木造、12~13世紀)、「両界曼荼羅」(1706年)を展示しています。
■3階シアターを再開
◎上映作品
・『ガンダーラの仏教美術 ~釈尊の生涯を辿る~』(16分間)
特集展示にも出展される仏伝浮彫「梵天勧請」、「初転法輪」、「王の帰依と涅槃」などを中心に、ガンダーラの仏教美術に表された釈尊の生涯を辿ります。
開始時間 10:30、12:30、14:30、16:30
・『大日如来坐像と運慶 祈りと美、そしてかたち』(18分間)
運慶作品の特徴を、当館大日如来坐像(重要文化財)に施された玉眼、割矧ぎ造り(わりはぎづくり)の技法を通して解説します。
開始時間 11:30、13:30、15:30
■特集展示オンライン・コンテンツ動画をYouTubeにアップ
当館公式サイトに特集展示の紹介動画を公開しております。
〇YouTubeチャンネル「半蔵門ミュージアム」(以下リンク)をご覧ください。
https://www.youtube.com/channel/UCoir-_7F5opek4TshopMC1g
■公式Twitter開設 https://twitter.com/hanzomon_museum
このたび公式Twitterを開設いたしました。( @hanzomon_museum )
館のさまざまな情報をお伝えしてまいります。
■感染症対策について
当館は新型コロナウイルス感染症の拡大予防に努めております。混雑時は入場制限をさせていただく場合がございます。最新の開館情報、イベント情報、感染防止対策については、公式サイトをご確認ください。
公式サイト: https://www.hanzomonmuseum.jp
【半蔵門ミュージアム 概要】
半蔵門ミュージアムは、真如苑が所蔵する仏教美術を一般に公開するために設立した文化施設です。中核となる地下展示エリアは、運慶作と推定される真如苑真澄寺蔵《大日如来坐像》(重要文化財)や上醍醐普門院の旧本尊で醍醐寺中興の祖・義演ゆかりの《不動明王坐像》(平安~鎌倉)などを紹介する常設展示と、テーマを変えて仏教絵画彫刻や経典などを紹介する特集展示で構成されています。3Fシアターでは映像『ガンダーラの仏教美術 ~釈尊の生涯を辿る~』『大日如来坐像と運慶 祈りと美、そしてかたち』がご覧いただけます。当館は地下鉄「半蔵門駅」出口すぐの都心の簡便な地にあります。入館料は無料です。
■場所
〒102-0082 東京都千代田区一番町25
<交通のご案内>
東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」下車 4番出口(地上1階)左すぐ
東京メトロ有楽町線「麹町駅」下車 3番出口から徒歩5分
JR 「四ツ谷駅」下車 徒歩15分
※駐車場・駐輪場はございません。
■開館時間
10時00分~17時30分(入館は17時まで)
※開館時間は変更する場合がございます。
■休館日
毎週月曜日・火曜日
※月曜日・火曜日が、祝日・振替休日にあたる場合も休館
年末年始(12月28日~1月5日)。その他、臨時休館あり
■入場料
無料
■館長
西山 厚(帝塚山大学 客員教授、奈良国立博物館 名誉館員)
■公式サイト
- カテゴリ:
- イベント
- ジャンル:
- レジャー・旅行 その他ライフスタイル ビジネス全般
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