滋賀県大津市域の一般路線バスの運賃改定について

 京阪バス株式会社(本社:京都府京都市南区 取締役社長:鈴木一也)は9月17日(木)、国土交通省近畿運輸局長に対し、滋賀県大津市域の一般路線バスの運賃改定を申請し、認可を経た後、下記のとおり実施いたします。

 

1.実 施 日  2021年2月1日(月)予定

 

2.申請理由

 当社は現在、新型コロナウイルス感染拡大を受け、公益社団法人日本バス協会策定の「バスにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」等に沿った形で、お客様がより安心してバスをご利用いただけるよう、感染症拡大防止対策に努めております。

 一方、以前から当社の大津市域路線は、少子高齢化の進行による生産年齢人口の減少、昨今の深刻な乗務員不足による要員確保のための人件費やICカードシステムをはじめとする各種システムの維持費ならびに更新コストの増加等により、バス路線そのものの維持、運行本数の確保について厳しさを増しております。

 今後も適切な新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を講じ、お客様が日々安心してバスをご利用いただける環境整備に努めていくとともに、安全快適な輸送サービスを提供し、公共交通機関としての使命を果たしていくため、消費税増税による運賃改定を除くと1997年11月以来約20年振りとなる大津市域における運賃改定を申請したものです。

 

 3.改定内容

(1)普通旅客運賃


現行
改定
特区
210円
230円
1区
230円
250円
2区
260円
280円
3区
300円
310円
4区
320円
330円

※以後、1区増すごとに20円を加算します。

※対キロ区間制運賃を採用している大津比叡平線(比叡平~石山駅間のうち近江神宮前~石山駅相互間を除く区間)については据え置きます。


(2)定期旅客運賃

・改定普通旅客運賃に応じた定期旅客運賃に改定します。


≪主な区間における片道運賃と1ヶ月定期旅客運賃の比較表≫ 

※上記改定額は予定であり、変更となる可能性があります。

※その他の区間運賃については、認可後、速やかにお知らせいたします。


(3)「大石小学校」乗継普通旅客運賃、乗継回数旅客運賃


現行
改定
普通券
320円
330円
回数券
3,200円
3,300円

(4)PiTaPa登録型割引「地区プラン」上限額


(5)平均改定率  7.8%


4.その他

その他運賃制度、取り扱い方法等の詳細は、近畿運輸局長より認可を頂戴した後、改めてお知らせいたします。


【ご参考】

大津営業所の一般路線バスの状況は以下のとおりです。

※なお、上記の表にございます輸送人員及び収支の2020年度見込み数値は、新型コロナウイルス感染症拡大による影響は加味しておりません。

 

新型コロナウイルス感染症拡大の影響を加味した2020年度見込み数値は以下のとおりです。


輸送人員
収支
2020年度見込み
2,299千人
△197,514千円

以上


プレスリリース添付資料

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