中古マンション流通市場レポートを発表 2019年台風19号から1年後、 武蔵小杉駅周辺中古マンション流通マーケット安定化
~中古マンション流通市場レポート 2020年10月~
不動産テックカンパニーのマンションリサーチ株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:山田 敏碁)は2019年台風19号から1年後の武蔵小杉中古マンション相場調査の結果を報告します。
本レポートの開設コラム: https://magazine.t23m-navi.jp/think-sell/ms-sell-suigai/
2019年10月に日本列島を襲った台風19号により、都市機能の脆弱性が露わになった関東首都圏。特に神奈川県川崎市中原区の武蔵小杉は、その脆弱性が大きく取り上げられました。
本台風発生からちょうど1年経過した現在、「武蔵小杉駅」周辺の中古マンション流通マーケットにはその脆弱性による変化が見られたのか調査してみました。
結論としては、脆弱性による変化はなく、依然として需給関係は均等に保たれており、安定した中古マンション流通マーケットを形成しているという事が、想定出来ます。
まず、川崎市中原区の人口は年度ごとの推移をみると増加傾向となっており、依然として人気を博している事がわかる。
中原区全体として2019年の台風19号以降(2019年4Q以降)、成約価格に変化は見られないものの販売戸数は、減少傾向に転じ、成約戸数は増加傾向に転じています。従って、中古マンション供給量は減少しているものの、依然として需要は増加している事が想定されます。これは図「川崎市中原区世帯数」でも示した通り、人工統計にのっとった動きとなっています。
一方で、武蔵小杉駅周辺(徒歩15分圏内)においても、成約価格に変化は見られないものの販売戸数は増加傾向に転じ、特に成約戸数は大きく増加傾向に転じています。従って、需給状況が均衝状態に近づいている事が想定されます。
本調査では、2019年台風19号発生時(2019年4Q)前後の中古マンション流通マーケットデータをもとに調査をおこないました。短期的にはばらつきが大きく、部分的な需給変動は見られたものの、武蔵小杉駅周辺においては現況購買需要が活況を帯び需給関係が安定化してきている事を考慮すると、「台風による脆弱性」は当該マーケットに影響を及ぼさないと考えられます。むしろ当該エリア中古マンション流通マーケットデータは全国中古マンション流通マーケットデータと相関を示しており、これは2019年10月の消費増税及びコロナの影響を強く反映したものとなっています。
■マンションリサーチ株式会社について
マンションリサーチ株式会社では、不動産売却一括査定サイトを運営しており、2011年創業以来「日本全国の中古マンションをほぼ網羅した14万棟のマンションデータ」「6,000万件以上の不動産売出事例データ」及び「不動産売却を志向するユーザー属性の分析データ」の収集してまいりました。当社ではこれらのデータを基に集客支援・業務効率化支援及び不動産関連データ販売等を行っております。
会社名 : マンションリサーチ株式会社
所在地 : 東京都千代田区九段北1丁目2番11号 エイム東京九段ビル3階
設立年月日: 2011年4月
資本金 : 1億円
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