介護施設のオンライン見学におけるアンケート結果を発表！～オンライン見学の希望所要時間は入居希望者の約7割が「30分未満」～

2020.11.05 11:00

1,000件を超えるデータから構築したAI×入居後モニタリングで老後の幸せをつくる高齢者向け住宅施設紹介サイト「ココシニア」(運営：株式会社ステッチ)は、介護施設のオンライン見学に関するネットリサーチを実施しました。その結果、オンライン見学について入居希望者の68.7％が、30分未満が希望所要時間であるなどのデータが明らかになりました。

▽調査概要

調査主体　：株式会社ステッチ

調査方法　：インターネットリサーチ

調査対象　：全国40歳～60代の親の介護施設選びを検討中の男女

　　　　　　(まーけっちモニタ会員)

サンプル数：合計323サンプル

調査期間　：2020年8月19日(水)～2020年8月24日(月)

▽調査項目

・オンライン見学を利用する目的

・オンライン見学で障害になる可能性があること

・1回のオンライン見学で希望する時間

・オンライン見学への興味関心

・オンライン見学の魅力

・新型コロナウイルスによる入居への意識変容

▽結果：オンライン見学を利用する目的

オンライン見学を利用する目的は、73.4％の人が、「実際に見学に行く施設を決めるのに利用したい」でした(図1)。

オンライン見学では、肌感覚で入居先となる施設の雰囲気を掴むことができません。そのため、入居先をオンライン見学にて決定することは難しいことが推定されます。多くの人にとってオンライン見学とは、「実際に入居先を決定する」というより、あくまで、「実際に見学に行く施設を選ぶ際の検討材料としたい」というニーズが明らかとなっています。

図1

▽結果：オンライン見学で障害になる可能性があること

オンライン見学で障害になる可能性があることは、70.6％の人が、「施設の雰囲気がわからない」で、最多となりました(図2)。

これは、以前の当社リサーチでも明らかになったように(*1)、親の施設選びで最も大切にする要素は「施設の雰囲気」であることと同じ結果となりました。オンライン見学においても、「施設の雰囲気」を重要視したいというニーズが伺えます。

*1 https://coco-senior.jp/article/detail/?id=251

図2

▽結果：1回のオンライン見学で希望する時間

1回のオンライン見学で希望する時間は、49.5％の人が「15分以上30分未満」、19.2％の人が「15分未満」となりました。つまり、68.7％の人が、「30分未満」でのオンライン見学を望んでいます(図3)。

通常の介護施設オンライン見学の所要時間は、「1時間～1時間半程度」と長時間開催されるものが主流です。開催時間を短縮することによって、「気軽に入居候補先を見学できる」というオンライン見学の利点を、より高められる可能性があります。

図3

以上のネットリサーチから、多くの人は「実際に見学に行く施設を検討する判断材料」として、「施設の雰囲気」が伝わり、必要な情報を「30分未満」で入手できる簡潔なオンライン見学を求めていることが明らかとなっています。

そこで、ココシニアでは、(1)所要時間は30分未満で自宅から気軽に参加できる、(2)施設の雰囲気を感じられる、(3)実際に見学に行く施設を選択する際の検討材料となる、介護施設のオンライン見学を実施して参ります。特に、オンライン見学にて障害になる可能性があり、かつ多くの人が入居を検討する際に最も重要視する「施設の雰囲気」を伝えるため、施設の雰囲気が伝えられる場所、施設のスタッフの方に少し話しかけるなどのスタッフ紹介を中心に施設をご案内し、「施設の雰囲気」が伝わるオンライン見学を目指します。

また、上記オンライン見学のトライアルを、介護施設事業者の共立メンテナンスさまと連携して行った結果と、ネットリサーチの上記で紹介した以外の事項を紹介するオンラインイベントを実施します。

■オンラインイベント概要

▽イベント名

調査結果とテスト結果から見えた理想のオンライン見学について

▽実施日時

11月20日(金) 14:00～15:00

▽実施内容

(1)ネットリサーチでのオンライン見学アンケート結果の報告

本プレスリリースで記載していない詳細なアンケート結果について、結果をご報告。

(2)共立メンテナンスさまと連携したオンライン見学テスト結果の報告

30分未満でのテストオンライン見学を、高齢者向け住宅のドーミーシニアを運営される、共立メンテナンスさまと連携して、以下の2パターンで実施した結果と、結果から考えられる最適なオンライン見学方法の提言。

A. 実際の見学に近いパターン