スパークス・アセット・マネジメント調べ 万が一の備えをする人...

スパークス・アセット・マネジメント調べ  万が一の備えをする人が増加? 「へそくりをしている」妻の51%、 昨年調査から10ポイント上昇  へそくり額の男女比較  へそくりをしている妻は平均197万円、夫は平均137万円

11月22日は「いい夫婦の日」 夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2020

スパークス・アセット・マネジメント株式会社(https://www.sparx.co.jp/)(東京都港区。代表取締役社長 阿部修平)は、夫婦の金銭事情や投資に対する意識を明らかにするため、2020年10月16日~10月17日の2日間、全国の20歳以上の既婚(配偶者がいる)男女を対象に、「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2020」をインターネットリサーチにより実施し、1,000名の有効サンプルを集計しました。なお本レポートは、サンプル調査という性質上、実態を全て反映したものではありません。また、特定の投資商品や個別銘柄の取引を勧誘する目的で作成したものではありません。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)


[調査結果]

▼夫婦のマネー事情

◆夫婦の貯金管理 「妻に主導権がある」53%

◆夫婦の預貯金額 「1,000万円以上」は28% 平均は734万円、昨年調査から24万円減少


全国の20歳以上の既婚(配偶者がいる)男女1,000名(全回答者)に、夫婦のマネー事情について質問しました。


まず、全回答者(1,000名)に、夫婦の貯金の管理はどちらが主導で行っているか聞いたところ、「妻が主導で行っている」は52.8%、「夫が主導で行っている」は25.4%、「夫婦別々に管理している」は21.8%となりました。貯金の管理について、主導権が妻にある夫婦が半数を超えました。


夫婦の預貯金の残高を聞いたところ、「100万円未満」(18.6%)や「100万円~300万円未満」(18.9%)、「500万円~1,000万円未満」(13.5%)、「1,000万円~2,000万円未満」(15.4%)などに回答が分かれました。また、「0円」との回答は13.1%、『1,000万円以上(計)』は27.9%で、平均は734万円でした。

昨年の調査結果と比較すると、夫婦の預貯金の残高の平均は24万円の減少(2019年758万円→2020年734万円)となりました。年代別にみると、50代では295万円の減少(2019年1,036万円→2020年741万円)、60代以上では79万円の減少(2019年1,612万円→2020年1,533万円)と、50代以上で大幅な減少がみられました。


◆毎月のおこづかい額は平均27,998円、昨年調査から1,135円減少 40代女性では7,804円減少

◆「現在のおこづかい額に満足している」45%、20代女性では36%


次に、全回答者(1,000名)に、おこづかい額の決定権はどちらが強いか聞いたところ、「妻のほうが強い」は39.0%、「夫のほうが強い」は22.9%、「どちらも同じくらい」は38.1%となりました。決定権が同じくらいの強さという夫婦は少なくないようです。


毎月のおこづかい額(=ひと月に自由に使えるお金)はどのくらいか聞いたところ、「1万円~3万円未満」(36.4%)に最も多くの回答が集まり、平均は27,998円でした。

昨年の調査結果と比較すると、おこづかい額の平均は、2019年29,133円→2020年27,998円と、1,135円の減少となりました。男女・年代別にみると、男女とも40代で大幅な減少傾向がみられ、40代男性は5,350円の減少(2019年35,960円→2020年30,610円)、40代女性は7,804円の減少(2019年23,220円→2020年15,416円)となりました。


また、現在のおこづかい額に満足しているか聞いたところ、「満足している」は44.9%、「満足していない」は26.6%、「どちらともいえない」は28.5%となりました。

男女・年代別にみると、現在のおこづかい額に満足している人の割合が最も高くなったのは60代以上女性(60.0%)、最も低くなったのは20代女性(36.0%)でした。


◆万が一の備えをする人が増加? 「へそくりをしている」妻の51%、昨年調査から10ポイント上昇

◆へそくり額の男女比較 へそくりをしている妻は平均197万円、夫は平均137万円


へそくりなどパートナーに隠してお金を蓄えている人はどのくらいいるのでしょうか。


全回答者(1,000名)に、パートナー(夫・妻)に隠して蓄えているお金(へそくり)について聞いたところ、へそくりをしている人の割合は、全体では47.3%、男性では43.2%、女性では51.4%でした。

昨年の調査結果と比較すると、へそくりをしている人の割合は、2019年41.6%→2020年47.3%と、5.7ポイントの上昇となり、男女別にみると、女性では2019年41.8%→2020年51.4%と、9.6ポイントの上昇となりました。夫に知られないようにお金を貯めている妻は増えているようです。


へそくりをしている人(473名)に、へそくり額を聞いたところ、平均は169万円で、男女別では男性137万円、女性197万円と、女性のほうが60万円高くなりました。

昨年の調査結果と比較すると、へそくり額の平均は、2019年193万円→2020年169万円と、24万円低くなりました。


◆「夫の給料を把握している」妻の77%、「妻の給料を把握していない」夫の45%

◆「妻の娯楽費・交際費を把握していない」夫の74%


お互いの収入額や支出額の把握状況について質問しました。


配偶者が働いている人(716名)に、配偶者の給料を把握しているか聞いたところ、「把握している」は68.7%、「把握していない」は31.3%となりました。

男女別にみると、女性では「把握している」は77.4%と、妻の多くが夫の給料を把握している一方、男性では「把握していない」は44.7%と、妻の給料を把握していない夫が少なくない実態が明らかとなりました。


また、全回答者(1,000名)に、配偶者の娯楽費・交際費を把握しているか聞いたところ、「把握している」は38.9%、「把握していない」は61.1%となりました。

男女別にみると、男性では「把握している」は26.2%、「把握していない」は73.8%と、把握していない夫のほうが多くなったのに対し、女性では「把握している」は51.6%、「把握していない」は48.4%と、把握している妻のほうが多くなりました。


◆「1年に1回はお金が原因の夫婦喧嘩をしている」夫婦の3組に1組

◆「お金のことが原因で離婚の危機を迎えたことがある」お金が原因で夫婦喧嘩をしている夫婦の2組に1組


お金のことが原因の揉めごとについて質問しました。


全回答者(1,000名)に、お金が原因の夫婦喧嘩を1年間でどのくらいしているか聞いたところ、「0回」は66.9%となった一方、『お金が原因の夫婦喧嘩をしている夫婦の割合』(1回以上と回答した人の割合の合計)は33.1%となり、平均回数は2.2回でした。


また、お金のことが原因で離婚の危機をこれまでに何回くらい迎えたか聞いたところ、「0回」は82.0%、『お金のことが原因で離婚の危機を迎えたことがある夫婦の割合』(1回以上と回答した人の割合の合計)は18.0%となり、平均回数は0.9回でした。お金のことが原因で危うく離婚になるところだったという夫婦は少なくないようです。

お金のことで喧嘩をするかどうかでみると、『お金のことが原因で離婚の危機を迎えたことがある夫婦の割合』は、お金のことで喧嘩をする夫婦では48.0%となりました。お金のことが原因で喧嘩をしていると、喧嘩が離婚の危機にまで発展してしまうリスクがあるようです。


◆夫婦間のマネールール 1位「勝手に高額な買い物をしない」2位「おこづかいの使いみちには口を出さない」


夫婦間にどのようなお金の決まりごとがあるのでしょうか。


全回答者(1,000名)に、夫婦にどのようなマネールール(お金に関する夫婦間のルール)があるか聞いたところ、「勝手に高額な買い物をしない」(36.5%)が最も高くなりました。夫婦間で相談もなく一方が高額な買い物をすることを禁止している夫婦が多いようです。以降、「おこづかいの使いみちには口を出さない」(22.5%)、「毎月一定額は貯蓄に回す」(20.9%)、「お金のことで不満があったら伝える」(20.5%)、「ライフプラン・マネープランは二人で決める」(16.0%)が続きました。


▼コロナ禍の夫婦のマネー事情

◆コロナ禍が夫婦の家計へ与えた影響は? 「マイナスの影響」42%、「プラスの影響」5%

◆夫婦でコロナ禍を機に節約するようになったもの TOP3「外食費」「レジャー・娯楽費」「交際費」


コロナ禍が夫婦のマネー事情に与えた影響について質問しました。


全回答者(1,000名)に、コロナ禍は夫婦の家計にどのような影響があるか聞いたところ、「非常にマイナスの影響がある」は12.6%、「ややマイナスの影響がある」は28.9%で、合計した『マイナスの影響がある(計)』は41.5%、「非常にプラスの影響がある」は1.2%、「ややプラスの影響がある」は3.4%で、合計した『プラスの影響がある(計)』は4.6%、「影響はない」は53.9%となりました。


また、夫婦でコロナ禍を機に節約するようになったものを聞いたところ、「外食費」(46.0%)が最も高く、次いで、「レジャー・娯楽費」(38.1%)、「交際費」(26.3%)となりました。感染症対策として、外食やレジャー、友人付き合いを控えたという人が多いのではないでしょうか。


◆「コロナ禍を機に、キャッシュレス決済を利用する機会が増えた」63%、20代男性では80%

◆コロナ禍を機に、利用する機会が増えたキャッシュレス決済 2位「QR・バーコード決済」、1位は?


全回答者(1,000名)に、コロナ禍を機に、キャッシュレス決済を利用する機会が増えたか聞いたところ、「利用する機会が増えた」は63.0%となりました。

男女・年代別にみると、利用する機会が増えた人の割合は20代男性(80.0%)が最も高く、以降、30代女性(70.0%)、60代以上女性(66.0%)が続きました。


コロナ禍を機に、キャッシュレス決済を利用する機会が増えた人(630名)に、利用する機会が増えたキャッシュレス決済を聞いたところ、「クレジットカード」(75.4%)が最も高く、次いで、「QR・バーコード決済」(48.7%)、「ICカード型電子マネー」(24.8%)となりました。


◆夫婦の「今年の家計」を表す漢字 「苦」が最多


今年の家計を漢字1字で表すとしたら、どの漢字を思い浮かべる人が多いのでしょうか。


全回答者(1,000名)に、夫婦の「今年の家計」を表す漢字(1字)を聞いたところ、1位「苦」(92件)、2位「平」(57件)、3位「普」(53件)、4位「並」(47件)、5位「減」(40件)となりました。“苦”や“減”といった、コロナ禍が家計に悪影響を及ぼしたことがうかがえる回答のほか、“平”や“普”、“並”といった、家計が安定していることがうかがえる回答が上位に挙げられました。


▼コロナ禍における住まいに関する意識

◆「コロナ禍で都市部より郊外に住みたくなった」26%、「コロナ禍で集合住宅より戸建てに住みたくなった」40%

◆「コロナ禍で今よりも広い家に住みたくなった」24%


全回答者(1,000名)に、コロナ禍において、住まいに関する意識がどのように変化したか聞きました。


【コロナ禍で都市部より郊外に住みたくなった】では「そう思う」は26.0%、「そう思わない」は74.0%となりました。感染リスクを下げるため、人口密度の低い郊外に住みたいと思うようになった人は少なくないようです。

また、【コロナ禍で集合住宅より戸建てに住みたくなった】では「そう思う」は40.0%、【コロナ禍で今よりも広い家に住みたくなった】では「そう思う」は24.3%となりました。


◆「コロナ禍で住宅の購入意欲が高まった」非持ち家居住者の14%

◆「コロナ禍によって住宅ローンの返済が苦しくなった」住宅ローン利用者の21%


続いて、住宅の購入に関して質問しました。


住まいが持ち家でない人(340名)に、コロナ禍で住宅の購入意欲が高まったか聞いたところ、「高まった」は14.4%、「高まっていない」は85.6%となりました。


住まいが持ち家でない人で、コロナ禍で住宅の購入意欲が高まった人(49名)に、コロナ禍で住宅ローンを組むことに慎重になったか聞いたところ、「そう思う」は67.3%となりました。コロナ禍で先を見通すことが難しいためか、住宅ローンを組むことに踏み切れないという人が多いようです。


また、現在、住宅ローンを返済中の人(352名)に、コロナ禍によって住宅ローンの返済が苦しくなったか聞いたところ、「苦しくなった」は20.5%、「苦しくなっていない」は79.5%となりました。


▼夫婦の老後の生活資金

◆「夫婦の老後に備えるためのお金を毎月確保できている」74%

◆夫婦の老後の備えとして毎月確保できている金額の平均は44,862円、昨年調査から6,428円増加


夫婦の老後の生活資金について質問しました。


全回答者(1,000名)に、夫婦の老後に備えるためのお金を毎月確保できているか聞いたところ、確保できている人の割合は74.1%でした。

昨年の調査結果と比較すると、確保できている人の割合は、40代では7.0ポイントの上昇(2019年70.0%→2020年77.0%)となったのに対し、50代では6.5ポイントの下降(2019年77.0%→2020年70.5%)となりました。


老後に備えるためのお金を毎月確保できている人(741名)に、老後の備えとしてひと月あたりにいくらくらい確保できているか聞いたところ、「5万円~10万円未満」(38.3%)に最も多くの回答が集まったほか、「1万円~3万円未満」(25.6%)にも回答が集まり、平均は44,862円でした。

昨年の調査結果と比較すると、ひと月あたりに確保できている額の平均は2019年38,434円→2020年44,862円と、6,428円の増加となりました。年代別にみると、増加幅が最も大きくなったのは50代で、9,397円の増加(2019年40,334円→2020年49,731円)となりました。


◆「今後、老後の生活資金のために金融投資をしたい」37%、30代男性では57%

◆老後の生活資金のために投資をしたい金融資産 TOP3「日本株式」「投資信託」「外国株式」


続いて、老後の生活資金のための金融投資について質問しました。


全回答者(1,000名)に、今後、老後の生活資金のために金融投資をしたいと思うか聞いたところ、「そう思う」は36.7%、「そう思わない」は63.3%となりました。

男女・年代別にみると、老後の生活資金のために金融投資をしたいと考えている人の割合は、いずれの年代でも女性より男性のほうで高い傾向がみられ、最も高くなったのは30代男性(57.0%)でした。


では、どのような金融資産を投資対象と考えている人が多いのでしょうか。

今後、老後の生活資金のために金融投資をしたいと考えている人(367名)に、どのような金融資産に投資をしたいか聞いたところ、「日本株式」(59.7%)が最も高く、次いで、「投資信託(「REIT」以外)」(40.9%)、「外国株式」(24.0%)となりました。老後の生活資金のために投資に取り組むなら、株式投資や投資信託の活用だと考えている人が多いようです。以降、「外貨(FXを含む)」(14.7%)、「金(ゴールド)・プラチナ」(12.0%)が続きました。


◆夫婦の老後資金に対する安心度は何点? コロナ禍以前は平均54点、現在は平均51点


夫婦の老後資金に対する安心度を点数で評価するとしたら、何点くらいをイメージする人が多いのでしょうか。


全回答者(1,000名)に、夫婦の老後資金に対する安心度(100点満点)を聞いたところ、【コロナ禍以前の点数】では「50点台」(23.9%)に最も多くの回答が集まったほか、「30点未満」(19.2%)にも回答が集まり、平均は53.6点でした。他方、【現在の点数】では「30点未満」(22.3%)と「50点台」(21.2%)に多くの回答が集まり、平均は51.4点でした。


▼夫婦の投資事情と夫婦円満投資

◆「夫婦で一緒に考えて投資をしている」28%、「配偶者に内緒で投資をしている」17%

◆夫婦で一緒に考えて投資をしている金融資産 2位「投資信託」、1位は?


夫婦の投資事情について質問しました。


全回答者(1,000名)に、“夫婦で一緒に考えて投資をしている金融資産”と“配偶者に内緒で投資をしている金融資産”の有無を聞いたところ、夫婦で一緒に考えて投資をしている金融資産では「ある」は27.6%、配偶者に内緒で投資をしている金融資産では「ある」は16.9%でした。


では、どのような金融資産に投資をしている人が多いのでしょうか。

夫婦で一緒に考えて投資をしている人(276名)に、夫婦で一緒に考えて投資をしている金融資産を聞いたところ、「日本株式」(65.9%)が最も高く、「投資信託(「REIT」以外)」(39.5%)が続きました。


また、配偶者に内緒で投資をしている人(169名)に、配偶者に内緒で投資をしている金融資産を聞いたところ、こちらも「日本株式」(58.6%)が最も高くなりました。


◆夫婦で一緒に考えて投資をするメリット 3位「夫婦仲が良くなる」2位「すぐ相談できる」、1位は?


どのような点をメリットに感じ、夫婦で一緒に考えて投資を行っている人が多いのでしょうか。


夫婦で一緒に考えて投資をしている人(276名)に、夫婦で一緒に考えて投資をするメリットを聞いたところ、「夫婦の会話が増える」(40.6%)が最も高く、次いで、「悩んだときにすぐ相談できる」(28.3%)、「夫婦仲が良くなる」(25.0%)、「投資成績が良いときなど喜びを共有できる」(22.5%)、「自分とは異なる視点の意見が聞ける」(22.1%)となりました。投資を行う際のメリットを感じている人のほか、円満な夫婦関係を築けるという点にメリットを感じている人が多いことがわかりました。

男女別にみると、「悩んだときにすぐ相談できる」は女性では39.3%と、男性(21.3%)と比べて18.0ポイント高くなりました。投資を行う際にどのようにすればよいか行き詰ったときに、妻には夫のアドバイスを頼りにしたいと考える人が多いようです。


◆夫婦仲を円満に保つための“夫婦円満投資” コロナ禍前も現在も1位は「誕生日プレゼント」


夫婦仲を円満に保つための取り組みである“夫婦円満投資”について質問しました。


全回答者(1,000名)に、夫婦が円満にいるためにお金をかけたいことを聞いたところ、【コロナ禍前にお金をかけたいと思っていたこと】では「誕生日プレゼント」(37.1%)が最も高く、次いで、「旅行」(36.3%)、「特別な日の食事」(30.0%)、「結婚記念日のプレゼント」(22.6%)、「クリスマスプレゼント」(17.5%)となりました。

また、【現在お金をかけたいと思っていること】では、こちらも「誕生日プレゼント」(30.6%)が最も高く、次いで、「特別な日の食事」(26.0%)、「旅行」(24.6%)、「結婚記念日のプレゼント」(20.0%)、「普段の食事」(16.1%)となりました。

【コロナ禍前にお金をかけたいと思っていたこと】と【現在お金をかけたいと思っていること】を比較すると、どちらも「誕生日プレゼント」(コロナ禍前37.1%、現在30.6%)や「結婚記念日のプレゼント」(コロナ禍前22.6%、現在20.0%)などプレゼントに関する回答が上位に挙がりました。他方、「旅行」はコロナ禍前36.3%、現在24.6%と、現在のほうが11.7ポイント低くなりました。感染リスクを考慮し、コロナ禍が収束するまでは、旅行以外のことにお金をかけ夫婦仲を円満に保ちたいという人が多いのではないでしょうか。


◆夫婦の円満度にはコロナ禍の影響なし? コロナ禍以前の点数は平均73点、現在の点数は平均72点


夫婦の円満度について質問しました。


全回答者(1,000名)に、夫婦の円満度(100点満点)を聞いたところ、【コロナ禍以前の点数】では「80点台」(25.1%)に最も多くの回答が集まったほか、「70点台」(15.9%)や「90点台」(15.1%)、「100点」(15.6%)にも回答が集まり、平均は73.4点でした。また、【現在の点数】でも「80点台」(25.6%)に最も多くの回答が集まり、平均は72.3点でした。

平均点をみると、【コロナ禍以前の点数】は73.4点、【現在の点数】は72.3点と、コロナ禍の前後で大きな差はみられない結果となりました。


◆コロナ禍に夫婦の円満度がアップするきっかけとなったエピソードとは?


全回答者(1,000名)に、コロナ禍に夫婦の円満度がアップするきっかけとなったエピソードを聞いたところ、「テレワークで夫が家にいるようになり、仕事の大変さや家事の大変さをお互いに認識できたこと」「在宅勤務で夫が自宅で仕事をする姿をみて惚れ直したこと」「在宅勤務中、子どもの成長を夫婦で一緒にみて喜べたこと」といった在宅勤務・テレワークに関する回答や、「今までやったことのないことに夫婦で話し合いながら取り組んだこと」「一緒にいる時間が増え、テレビを一緒に観るなど、一緒に笑う時間が増えたこと」「自炊が増えて、一緒に料理をする時間が増えたこと」「会話の時間が増え、お互いに支え合うことを意識できたこと」といったおうち時間に関する回答が多く挙げられました。

また、「Go To トラベルキャンペーンでお得に旅行する計画を夫婦で一緒に立てたこと」「長引く外出自粛で旅行に行けないことを悲しんでいたら、豪華なリゾート旅行をサプライズでプレゼントしてくれたこと」といった旅行に関する回答や、「コロナ禍での出産の際、入院中に夫が育児の大変さを理解してくれたこと」「子育ての負担が増えたが、夫婦で一緒に乗り切ったこと」といった子育てに関する回答、「毎日、元気に帰ってきてくれるだけで十分だと感じられるようになったこと」といった幸福感の変化に関する回答が挙げられました。


◆夫婦円満の秘訣・ノウハウを教えてほしい芸能人 1位「ヒロミ・松本伊代 夫婦」「杉浦太陽・辻希美 夫婦」

◆夫婦円満の秘訣・ノウハウを教えてほしいアニメキャラ 「フグ田マスオ・フグ田サザエ 夫婦」がダントツ


最後に、全回答者(1,000名)に、夫婦円満の秘訣・ノウハウを教えてほしい芸能人(夫婦)とアニメキャラ(夫婦)を聞きました。


芸能人(夫婦)では、1位「ヒロミさん・松本伊代さん」「杉浦太陽さん・辻希美さん」(ともに39件)、3位「佐々木健介さん・北斗晶さん」(38件)、4位「三浦友和さん・山口百恵さん」(31件)、5位「唐沢寿明さん・山口智子さん」(25件)となりました。


また、アニメキャラ(夫婦)では、「フグ田マスオ・フグ田サザエ(サザエさん)」(143件)がダントツでした。以降、2位「野原ひろし・野原みさえ(クレヨンしんちゃん)」(48件)、3位「磯野波平・磯野フネ(サザエさん)」(23件)、4位「孫悟空・チチ(ドラゴンボール)」(14件)、5位「バカボンのパパ・バカボンのママ(天才バカボン)」(6件)が続きました。

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