1200社が回答!「2020年冬季賞与」実態調査 『エンゲージ』アンケート
賞与支給予定企業の5割が「昨年の冬季賞与と支給額は変わらない予定」と回答。 減額は2019年に比べ15ポイント上昇。
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する利用企業数国内No.1の求人支援サービス『engage(エンゲージ)』( https://en-gage.net/ )上で、利用企業を対象に「2020年冬季賞与」に関するアンケートを実施。1,263社から回答を得ました。以下、概要をご報告します。
調査結果 概要
★6割の企業が冬季賞与を支給予定。支給率が低い業界は「マスコミ・広告」「サービス」「IT・インターネット」。
★賞与支給予定企業の5割が「昨年の冬季賞与と支給額は変わらない予定」と回答。「増額予定」は12%。「減額予定」は21%と、昨年より15ポイントアップ。
★賞与に関する悩みトップ3は「業績不振など、原資確保」「賞与の支給額による社員モチベーションへの影響」「社員への評価・賞与の査定基準」。
★78%が「昨年度と比較し、景気の下降や低迷を実感」と回答。
調査結果 詳細
1:6割の企業が冬季賞与を支給予定。支給率が低い業界は「マスコミ・広告」「サービス」「IT・インターネット」。(図1)
2020年冬季賞与の支給予定を伺うと、66%が「支給予定」と回答しました。全体よりも下回った業界は「マスコミ・広告」(35%) 、「サービス」(49%)、 「IT・通信・インターネット」(61%)でした。
【図1】2020年、会社として冬季賞与は支給予定ですか?
2:賞与支給予定企業の5割が「昨年の冬季賞与と支給額は変わらない予定」と回答。「増額予定」は12%。「減額予定」は21%と、昨年より15ポイントアップ。(図2、図3、図4)
賞与支給予定企業に、昨年と比べて賞与の支給額に変動があるか伺ったところ、48%が「賞与支給額は変わらない予定」と回答。「増額予定」は12%と、昨年より8ポイントマイナス。昨年より増えたのは「減額予定」(21%)。15ポイント増加しました。
【図2】「冬季賞与を支給予定」と回答した企業に伺います。昨年の冬季賞与と比較し、支給額に変動はありますか?
【図3】 「冬季賞与を支給予定」と回答した企業に伺います。昨年の冬季賞与と比較し、支給額に変動はありますか?(業種別)
【図4】 「冬季賞与を支給予定」と回答した企業に伺います。昨年の冬季賞与と比較し、支給額に変動はありますか?(企業規模別)
3:賞与に関する悩みトップ3は「業績不振など、原資確保」「賞与の支給額による社員モチベーションへの影響」「社員への評価・賞与の査定基準」。(図5)
「社員への賞与支給に関して、悩みや課題をお教えください」と伺ったところ、トップ3は「業績不振など、原資確保の悩み」(37%) 、「賞与の支給額による社員モチベーションへの影響」(29%)、「社員への評価・賞与の査定基準への悩み」(27%)でした。昨年よりも、原資確保に悩む企業が増えたことがわかる結果に。原資確保だけでなく、支給時の査定基準、支給後の影響など企業の悩みは幅広いことがうかがえます。
【図5】社員への賞与支給に関して、悩みや課題をお教えください(複数回答可)
<社員への賞与支給の悩みに関する企業の具体的なコメント>
「業績不振など、原資確保の悩み」と回答した企業
・諸々の価格が高騰しているので、資金の工面に苦労している。(その他/1~49名)
・コロナ禍の業績悪化により、少ない原資で社員満足度を上げる事に苦戦。(マスコミ・広告/300~999名)
「賞与の支給額による社員モチベーションへの影響」と回答した企業
・業績不振について理解は得られているが、現実に支給額が減るとモチベーションの低下は避けられない。(サービス/50~99名)
・コロナの影響があり、給与に応じた一律支給に変更。評価がされていないと、不満が発生。
上司も、部下と面談する機会が失われており説明が難しい状況。(IT・インターネット/100~299名)
「社員への評価・賞与の査定基準への悩み」と回答した企業
・普段の仕事ぶりが直接見えている訳ではないため、数字だけで評価してしまう(メーカー/50~99名)
・数値で評価出来る職種は良いが、事務職等は明確・公平な判断が難しい。(流通・小売/100~299名)
※(業種/従業員数)
4:78%が「昨年度と比較し、景気の下降や低迷を実感」と回答。(図6)
「昨年(2019年度)と比較し、景気の下降や低迷を実感していますか?」と伺うと、78%が「感じる」(非常に感じる:46%、どちらかというと感じる:32%)と回答しました。冬季賞与の支給額別にみると、「減額予定」の企業は景気の下降を「感じる」(同:96%)と回答した割合が全体よりも高くなっています。賞与を減額予定と回答した企業の方が、不況を感じている傾向が強いと言えます。
【図6】昨年(2019年度)と比較し、景気の下降や低迷を実感していますか?(賞与支給額別)
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『engage』( https://en-gage.net/ )を利用している企業
■有効回答数:1,263社
■調査期間:2020年10月26日~11月26日
※冬季賞与の「増額率」「増額理由」 「減額率」「減額理由」も集計しています。必要な場合は、問合せください。
【回答企業属性】
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◆本件に関する問合せ先
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