首都圏屈指の木材付加価値加工体制を整備
クボデラ株式会社(東京都中野区、代表取締役:窪寺 伸浩)は、首都圏サービスセンター(埼玉県さいたま市)に、「3D CNCルーター」、「レーザー加工機」、「4軸モルダー」、「フラッシュプレス」、「ほぞ加工機」を設置しました。新設備の導入により、当社首都圏サービスセンターの木材加工領域が著しく拡大します。また、大幅な生産性向上、端材等の有効活用が期待されます。1日も早く新しい木工機械の操作を習得し、総合力のある木材加工企業を目指します。
設備投資額合計は約5,000万円。ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(埼玉県)、令和2年度新型コロナウイルス感染症緊急対策設備投資支援事(東京都)を活用させていただきました。木材加工の現場は高齢化と人手不足が慢性化しており、機械化は避けて通れません。当社は首都圏で最も充実した木材加工設備を有することにより、皆様からの多様なニーズに即応していきたいと考えます。
「3D CNCルーター」(丸進機工)は、5軸のユニバーサルヘッドを搭載し、ATC(Auto Tool Changer)による多様な立体造形加工ができ、専用の大型フラットテーブルで多数枚を1チャックで加工します。これまでの横切り盤による長さ整え及び手作業・万能機による面取り・表面形状形成工程を、自動プログラミングされた表面加工工程に置き換えたCNCルーターで対応します。同機はプログラミングされた加工順を自動で加工するため、作業者は他工程を並列で実施できます。適切な刃物をATCに設定し最短経路でのツール動作をプログラミングすることにより、生産性が向上できます。
「レーザー加工機」(飯田工業)は、コンピュータ制御のCAD対応機械です。最高速度2000ミリメートル/1秒で木材表面を高速で3次元加工するとともに、深さ9ミリまで対応が可能です。また、木材表面へのマーカー印字も自在にできます。精密機械ですのでメンテナンスや修理性を考慮して、国内で最も優れたメーカーを選定しました。
「4軸モルダー」(台湾・森科機械)は、専用機として量産型表面加工工程に対応します。主軸回転数は6000rpm、4軸同時加工を行います。国内には4軸専用メーカーが少なく、短時間で刃物等部品調達や整備が可能な台湾メーカーの製品を日本の代理店を通じて調達しました。4軸モルダーの導入により4面削りに加え、本格的な相じゃくり加工を行います。
「フラッシュプレス」(小林機械工業)は、計量器並みに加圧力を設定することができ、4テーブル加圧で多数枚のパネル加圧による高生産性を目指します。フラッシュプレスを用いることで精密な積層加工を行います。現状のプレス機は造作材接着用のもので、プレス箇所が1カ所のため、1ロット(=11パネル)のプレス接着に1日(=480分)を必要としていましたが、同機はプレス箇所が3カ所あり、最適な加圧設定を行うことで30ロット(=330パネル)のプレス接着を1日(=480分)で行うことができます。
「ほぞ加工機」(駿河機工)は、木材の組み合わせ接合強度を上げるためのほぞ加工を行うもので、従来の汎用機械設備では生産性が著しく劣ることから、高速・高精度で、多様な替え刃対応ができる同機を導入しました。仕切り板外側の4枠体の接合には必須の専用加工機です。従来の万能盤を使ったほぞ加工では100台生産に8時間を要していましたが、新しいほぞ加工機の導入により100台2時間と4倍の生産性となります。
SDGsの時代を迎え、木材を積極的に活用することで森林の健全化を図っていくことは私たち木材事業者の使命であると感じています。木材の付加価値を高め、地産地消を実現していくことで山元に適切な収益を還元していくことを目指します。
新たな木材加工設備の導入により、従来、廃棄されていた端材も商品化するなど、木材の有効活用にも取り組んでいきます。
【クボデラ株式会社 会社概要】
代表取締役:窪寺 伸浩
事業内容 :木材・建材販売事業、造作プレカット事業、
神棚・上棟事業、住宅事業
営業拠点 :東京営業本部、首都圏サービスセンター(さいたま市)、
相模原販売所、横浜販売所、住宅事業部(マルトミホーム)
創業昭和20年9月。平成29年10月東京証券取引所TOKYO PRO Marketへ株式上場。29年6月首都圏サービスセンターJAS工場認定を取得。
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