医薬品輸出入を行うつばめLabo、大隅物流との協業により 業界初のコールドチェーン体制を確立
~海外からのワクチン輸送において温度逸脱ゼロが続いています~
株式会社つばめLabo(本社:東京都世田谷区、代表取締役:小野 陽介、以下 つばめLabo)は、大隅物流有限会社(本社:茨城県稲敷市、代表取締役:山川 栄明、以下 大隅物流)との協業により、海外倉庫から日本の医療機関まで、ワクチンの品質管理において求められる2-8度帯を遵守したコールドチェーン体制を確立しました。この輸送体制は2019年夏より運用開始し、2020年12月現在に至るまで、一度も温度逸脱は確認されておりません。
【提供の背景】
ワクチンはその品質を保持するため、製造されてから患者に接種されるまで、低温で管理しなくてはなりません。理想とされるのは摂氏2-8度で、この温度帯を逸脱すると製品に影響が出て、予防接種の効果が薄れる恐れがあります。
これまで海外からのワクチン輸送において、全ての荷物が摂氏2-8度で運んでいるかどうかが実際に測定されていることはありませんでした。しかし、温度ロガーを用いて、実際に梱包時から開梱時までの温度変化を追跡したところ、実際には季節の影響や通関での詰め替えなどのタイミングで、温度帯を逸脱しているケースがあることが判明しました。
そこで、つばめLaboでは業界で初めて、外部環境や条件に左右されず、確実に2-8度帯を遵守して輸送でき、その経過をモニターできるシステムを確立しました。
【今回確立したコールドチェーン体制のポイント】
~日本初 バキュテック社製のバキュプルーフの国際間運用~
■業界初専用ボックスの採用
従来、多く使われていた冷却材を活用した梱包方法では、温度が下がり過ぎてしまうケースがあるが、今回採用したバキュテック(va-Q-tec)社製のバキュプルーフ(va-Q-proof)は特殊な蓄熱材と真空断熱材を併用した仕様により、指定の温度帯を逸脱することがない。
■物流業者との連携によるコスト削減
物流業者と提携して、保冷ボックスを繰り返し利用することにより、コストを押さえて輸送する体制を構築した。
■全てに温度ロガーを同梱・モニター
全ての荷物に温度ロガーを同梱し、開梱されるまでの温度がオンラインで確認できるシステムを構築。注文した医師も、自身で輸送後の温度管理状況を確認できるシステムとなっている。
■物流過程における廃棄ゼロも実現
これまで梱包資材は使い捨てだったが、バキュプルーフをつばめLaboにて保有し運用するシステムにより、地球環境に優しい物流体制が実現。保冷箱は物流業者が引き取るため、医療機関では輸入ワクチンのみを受領すればよく、医療機関からも歓迎されている。
【大隅物流とは( https://www.jgdp.co.jp/ )】
温度管理を含めた医薬品輸送、エルプロ社温度ロガー製品の販売、バキュテック社温度管理コンテナ/テンプチェーンサービスセンター運営業務を通じ、より良い医薬品物流を追求する医薬品専門の運送業者。
【つばめLaboとは( https://www.tsubamelabo.com/ )】
「世界の医療をボーダーレスにし、あらゆる人に届ける」をミッションとした会社。インターネットを活用した医薬品の輸出入事業、医療・医薬品の情報提供サービス事業を展開する。
【会社概要】
株式会社つばめLabo(TsubameLabo, Inc.)
所在地 :東京都世田谷区羽根木1-21-1 亀甲新は64
設立 :2008年9月(現事業開始:2017年8月)
代表 :小野 陽介
事業内容:医薬品の輸出入に関する事業
インターネットを利用した医療・医薬品の情報提供サービス事業
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