アバノス・メディカル・ジャパン・インク、 ドレーゲルジャパンと 集中治療領域での消耗品販売で2021年6月より協業開始
アバノス・メディカル・ジャパン・インク(本社:神奈川県横浜市、社長:尾崎 健二)と、ドレーゲルジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:八木 史希)は、集中治療領域における消耗品の販売において2021年6月より協業を開始することをお知らせいたします。
アバノス・メディカル・ジャパン・インク(以下、当社)が製造販売する閉鎖式気管吸引カテーテルトラックケアーを代表とした感染対策製品と、ドレーゲルジャパン株式会社(以下、ドレーゲルジャパン)の人工呼吸器及びフィルタ関連製品における、豊富なノウハウと経験を融合し、より一層集中治療領域の患者さんや医療従事者へ貢献していきたいと考えております。
■当社で販売予定の製品について
フィルタ付人工鼻(HMEF)および呼吸回路システムのフィルタ
医療機器認証番号:226ADBZX00204000
販売名 :ツインスターHEPA
医療機器承認番号:22100BZX00910000
販売名 :ツインスター
医療機器認証番号:221ADBZX00070000
販売名 :ドレーゲル除菌用フィルタ
製造販売業者 :ドレーゲルジャパン株式会社
当社はドレーゲルジャパンから供給を受け、TwinStar、SafeStar、CareStarの3シリーズの販売を開始いたします。中でもTwinStar、SafeStarシリーズについては、HEPAフィルタを用いた製品ラインナップも揃えております。昨今の新型コロナウイルス感染拡大状況下においても、集中治療領域での感染対策に貢献可能な製品であると確信しております。
人工呼吸器から送られる空気は乾燥しているため、人工鼻を用いて加温加湿された空気を送る必要があります。人工鼻は患者さんの呼気に含まれる熱と水分でフィルタが吸湿されることにより、空気を加温加湿することが可能です。
また、人工呼吸器の吸気側のフィルタは、患者さんへ提供される医療ガス内の細菌やウイルスをろ過します。一方呼気側のフィルタは、患者さんの呼気内に含まれる細菌やウイルスをろ過し、人工呼吸器内の汚染を防ぎます。
■新型コロナウイルス感染拡大下におけるフィルタ付人工鼻(HMEF)および呼吸回路システムのフィルタの重要性について
新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、院内における感染対策は喫緊の課題となっており、中でも人工呼吸器を装着した重症患者に対する対策については各学会でも昨年より様々な議論がなされています。「COVID-19重症患者看護実践ガイドVer.3.0」*1や「新型コロナウイルス肺炎患者に使用する人工呼吸器等の取り扱いについてー医療機器を介した感染を防止する観点からーVer.2.2」*2では、感染対策の一つとして呼吸器回路のフィルタの重要性に言及しています。人工呼吸器に使用する吸気フィルタ・呼気フィルタともにウイルス除去率が高いHEPAフィルタと同等の性能をもつ製品を用いることで、医療従事者への飛沫飛散防止といった感染対策に繋がる事から、HEPAフィルタを用いたフィルタ付人工鼻(HMEF)および呼吸回路システムのフィルタへの重要性が高まっています。
*1 一般社団法人 日本クリティカルケア看護学会 一般社団法人 日本集中治療医学会
*2 一般社団法人 日本呼吸療法医学会 公益社団法人 日本臨床工学技士会
■アバノス・メディカル・ジャパン・インクについて
アバノス・メディカル・ジャパン・インクは、米国Avanos Medical, Inc.の日本法人です。
米国キンバリークラークの日本支社「キンバリークラーク・ヘルスケア・インク」として、院内感染対策を主として日本にてビジネスを開始し、2011年7月に日本における製品ラインナップの拡充を目的に、センチュリーメディカル株式会社より販売していた、閉鎖型気管支吸引用カテーテル「トラックケアーシリーズ」、胃ろうチューブ「MICシリーズ」などの製品を販売承継。2014年11月ヘルスケアに特化した独立企業となるべく、キンバリークラークから「ハリヤード・ヘルスケア・インク」として分社独立。2019年4月には将来的な成長を見据え、感染管理関連事業を売却し、新たに「アバノス・メディカル・ジャパン・インク」へ社名変更。
アバノス・メディカル・ジャパン・インクについては当社ウェブサイト( https://avanos.jp/ )をご参照ください。
(米国Avanos Medical, Inc.)
Avanos Medical, Inc.は、患者さんの健康を取り戻すため、臨床的に優れかつ画期的なソリューションの提供に重点を置く医療機器メーカーです。その製品の多くは、90カ国以上の国々で高く評価されており、市場でのリーダー的地位を占めています。ニューヨーク証券取引所では「AVNS」の銘柄コードで取引されています。
■ドレーゲルジャパン株式会社について
ドイツの医療および安全機器製造販売会社 Dragerwerk AG & Co. KGaAの日本法人。「急性期医療のスペシャリストとして、急性期医療をより良くする」をメディカル事業部のミッションとし、医療機器(麻酔器、人工呼吸器、保育器、患者モニタ&IT、メディカルサプライや照明機器、関連アクセサリなど)を製造販売。幅広い製品ポートフォリオと高い技術力で急性期医療を全面的にサポートします。医療従事者の皆様と共に急激に変化する医療環境を見据え、患者様のQOLの向上及び、医療従事者の皆様の業務改善に貢献します。また、セイフティー事業部では、保護メガネ、呼吸用保護具、化学防護服、ガス検知警報器、アルコール・ドラッグ検知器等の安全機器を製造販売。ドレーゲル社は、生命を守るテクノロジーに特化した企業です。詳しくは、ドレーゲルホームページをご覧ください。( https://www.draeger.com/ja_jp/Hospital?cid=pr-jp-2021-03-16-atlan-press-release-link-tomedical-top )
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