どんなこどもでも「自分の意志」で無料で通うことのできる 居場所づくりを目指し、NPOがクラウドファンディングを開始
家庭環境によって過ごす場所が決まる。そんな社会でいいのだろうか
特定非営利活動法人Chance For All(代表理事:中山 勇魚、事務局:東京都足立区、以下 CFA)は、こどもたちが自分自身の意志で通える「無料の居場所」となる駄菓子屋を作るためクラウドファンディングを開始いたしました。
CFAは、「生まれ育った家庭や環境でその後の人生が左右されない社会」の実現を目指して、完全民営かつ非営利の学童保育を9施設運営しており、これまで延べ19万人以上が利用してきました。
【現在のこどもの放課後における二つの課題】
一つは家庭によって過ごし方が決まってしまうこと。受験をする子は塾、そうでない子も習い事や学童、お金のない子は学習支援、障害などの課題を抱える子は専門の施設に通うなど。もちろんそれぞれに専門性があり、それは素晴らしいことなのですが、たとえば東京都足立区では約3割のこどもが中学受験をする一方で、約3割のこどもが就学援助を受けています。小学校低学年のうちからこれほどまでに過ごす場所や関係性、育ち方が分断されていてよいのでしょうか。
CFAでは一般の皆様からの寄付を活用することで「お金のある子もない子も、課題のある子もない子もみんなが豊かな放課後生活の中で成長できる」ことを目指してきました。
しかし、活動を通して感じ続けてきたのが、もうひとつの課題。どんな施設や支援も基本的に保護者からの申し込みが必要というハードルがあるということです。そういった施設や支援では、どんなにこどもが通いたくとも、保護者が知らなかったり、申し込んでくれなければ通うことはできません。
【こどもたちの「無料の居場所」として駄菓子屋を作るプロジェクトを開始】
こどもたちが自分の意志のみで自由に行き来できる居場所があれば、そこで困難な課題を抱えているこどもや保護者とつながっていくことができるのではないか。
また、窮屈なこの世の中にこそ、こども自身が行くか行かないか、なにをするかしないかを決められる時間や場所が必要ではないか。そう考えたわたしたちは、足立区・関原に、こどもたちが自分自身の意志で通える「無料の居場所」として、大学生が中心となって運営する駄菓子屋を作ることにしました。
学校の先生や親の影響が及ばないこどもたちの社交場である駄菓子屋。おかしを食べたり、ゲームをしたり、悪だくみや恋バナをしたり…そんな一昔前は当たり前だった、でも今は絶滅寸前のふまじめな場所を、まじめに再定義していきたいのです。
こどもたちは大人が規定した「居場所」になんて通いたくありません。こどもたちは押し付けがましい「支援」なんて受けたくありません。
こどもたちはただ、毎日を全力で楽しみたいのです。そして、その自由な遊びの中でこどもたちは成長していくのです。
令和の時代に駄菓子屋。古いようで新しい、若者たちによるチャレンジを応援して頂けたら幸いです。
【プロジェクト詳細についてはページをご覧ください】
「こども達が自分の意思で通える、第三の居場所として駄菓子屋を作りたい」
https://readyfor.jp/projects/cfa1
・目標金額:500万円
・公開期間:6月16日まで
・資金使途:立ち上げ準備費用、内装費・家賃など
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