人工知能(AI)で、食品と医薬品の相互作用を発見　

2021.06.29 09:30

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アイデアを生み出すAIを開発するAxelidea(アクセリディア)株式会社(所在地：東京都千代田区、代表取締役：西田泰士)は、Axelideaヘルスケアエンジン(食品・サプリメント×医薬品)をローンチいたします。

Axelideaヘルスケアエンジン(食品・サプリメント×医薬品)は、膨大な学術論文データから、食品と医薬品の相互作用を見つけ出すことで、医療現場で生じ得る食事により薬物療法の有効性・安全性が損なわれる事態を回避するための情報源の提供に寄与します。

Axelideaヘルスケアエンジン

■AIによる食品と医薬品の相互作用発見

飲食物には、医薬品の効果や副作用を強めたり弱めたりする食べ合わせや飲み合わせがあることが分かっています。これは、医療の有効性・安全性を脅かす一因ともなります。Axelideaヘルスケアエンジン(食品・サプリメント×医薬品)は、食品が医薬品の効果に影響を与える“相互作用”をAIにより迅速に見つけ出します。これにより、医療現場で生じ得る食事により薬物療法の有効性・安全性が損なわれる事態を回避するための情報源の提供に寄与します。

■これまで培ったAI技術を活用

これまで、Axelidea株式会社では、アイデアを生み出すAIを開発してきました。Axelideaヘルスケアエンジン(食品・サプリメント×医薬品)では、ここで培ったAI技術をヘルスケア各分野に適用することで、膨大な学術論文データに埋もれている食品と医薬品の相互作用を迅速に見つけ出します。

■Axelideaヘルスケアエンジンの今後の開発計画

「食品・サプリメント×医薬品、医薬品×医薬品、食品×サプリメント、サプリメント×サプリメント」の相互作用や、交互作用、相乗効果など製品開発に寄与する有用な事実は、PubMed(※)の膨大な論文データのどこかに必ず埋もれています。しかし、数千万件というおびただしい論文データから、全てを人が見つけ出すことは不可能です。また、「本当の発見といわれる創造解」は論文データを単に検索するだけの能力ではなく、発見に至るまでを見つけ出す能力が重要となります。Axelideaヘルスケアエンジンは、人では獲得し得ないその能力を提供します。

(※)NLM(米国国立医学図書館)が運営する生物医学文献のデータベース

Axelideaヘルスケアエンジンは、PubMedに掲載された2,600万件の膨大な学術論文データを取り込んでおり、今後進化させて新たに「医薬品×医薬品」、「食品×サプリメント」、「サプリメント×サプリメント」にそれぞれ特化したプラットフォームを順次開発していきます。これにより入力したキーワードから、医薬品、食品、サプリメントに関連する情報に関わる有用な新発見(新たな素材、新たなコンセプトや新製品に繋がるアイデア)に至るまで創出いたします。

＜新たなコンセプト発見の一例＞

アミノ酸の一種であるグリシンは、睡眠の質の向上させる効果を奏するとして消費者庁へ機能性表示食品の届出がされており、各社からサプリメントとして販売されています。

Axelideaヘルスケアエンジンにてグリシンを探索すると、「抗がん剤(シスプラチン)治療の患者において、グリシンの摂取により腎障害が軽減する。」という知見を見つけることができます。

このようにAxelideaヘルスケアエンジンは、相互作用の発見のみならず、サプリメントと医薬品との保護効果に関する知見の提供が可能であり、サプリメント商品の顧客ターゲットを開拓したい企業にとって有益な情報を探索できる「サプリメントのリポジショニング探索ツール」としての活用が見込めます。

■今後の展開

AIが見出す新たなアイデアは、人によるアイデアとは異なる価値を有するものであり、ブロックチェーン技術を活用することで、オープンイノベーションのプラットフォームを創成することを目指します。

Axelidea株式会社が目指すものは、アイデア創出における最良のパートナーとしてのAIを創造し、アイデアの保護、発展及び特許化を促進する、アイデアの総合取引プラットフォームを実現することです。

■会社概要

商号　　： Axelidea株式会社

所在地　：〒102-0073

　　　　　東京都千代田区九段北1丁目5番10号九段クレストビル2階

代表者　：代表取締役　西田泰士