ケムフィズ、プレガバリン外用研究会の発足と分子機能研究所とR...

ケムフィズ、プレガバリン外用研究会の発足と 分子機能研究所とRARγの共業

ケムフィズは、プレガバリン外用研究会を発足いたします。また、分子機能研究所とRARγの共業をいたします。



■プレガバリン外用研究会

プレガバリンは非常によく使われる鎮痛剤ですが、水溶性のため皮膚の基底層を通過しにくいとみられます。外用剤としてリポゾーム抱合など種々の工夫はされていますが、吸収は限られており。また、仮に、吸収が高くなると、主として中枢性の副作用が出てくるので、外用のメリットは失われます。そのため、表皮(あるいは一部は内皮の神経末端)に作用するとみられます。「プレガバリン外用研究会」は、基本的には皮膚表面用の外用剤が研究の対象になります。ケムフィズは、この類例の少ない医薬品を外用に展開するために、物理化学研究、非臨床から臨床の総合的研究末梢神経を標的とする鎮痛剤の研究を行うことを目的にする研究会を立ち上げます。



■分子機能研究所とRARγの研究

白血病APLの理想的制癌剤として承認されているタミバロテンはレチノイド受容体RARαとRARβを活性化し、RARγを活性化しないレチノイドですが、その選択性を一歩進めてRARγのアンタゴニスト(拮抗剤)の設計を、分子機能研究所(代表:辻 一徳)と共同して始めます。RARγは皮膚に多く分布し、皮膚炎症等で炎症性に働きます。このアンタゴニストの創生はレチノイドの利用範囲を拡げるものです。



フォルクロルフェヌロン(植物ホルモン)、タミバロテン(白血病薬)

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