シダックス、新型コロナワクチンの「職域接種」を実施

「自治体と医療現場の負担軽減」と「従業員の安全確保」を両立

新型コロナワクチン接種に関する自治体の負担を軽減し、接種の加速化を図っていくため、2021年6月21日から、企業や大学等における職域単位での新型コロナウイルスワクチンの接種が可能になりました(※1)。
シダックス株式会社(以下、シダックス)でも厚生労働省へ職域接種の申請を実施いたしましたので以下ご案内します。
シダックスでは新型コロナウイルスの流行の初期段階から、在宅勤務を推奨し、オフィス出勤比率を制限するなどの感染拡大防止対策に積極的に取り組んで参りました。社内体制を整備する一方で、「判断に迷った際に守るべき優先順位」として「従業員の安全、お客様の安全、会社のビジネスの継続」という指針を出し、緊急時における従業員の自律的な判断も促して参りました。
職域接種の実施により、この指針で謳う従業員の、あるいは、従業員からお客様への感染の抑止効果が期待でき、それにより、事業継続も可能になります。
また、コロナ対策やワクチン接種に関する自治体や医療機関のご負担は、日頃より自治体と医療機関の双方に取引をさせていただいている当社グループとしては他人ごとではなく、深い憂慮を覚えて参りました。私どもでお役に立てることはわずかではありますが、当社グループでも職域接種を実施することで、少しでもご負担の軽減につながればとの思いもございます。
接種の具体的な日程などの詳細は、今後、国(厚生労働省)と密接な連携を取りながら決定しますが、1回目を7月中に行い、9月初旬までには主に首都圏在住者を中心に数千名規模の接種を完了したいと考えています。

※1:厚生労働省健康局健康課予防接種室「新型コロナワクチンの職域接種の開始について」 https://www.kantei.go.jp/jp/content/000083412.pdf

シダックス株式会社 執行役員 品質管理室長 迎 英子(むかえ えいこ) コメント

当社の事業は多岐にわたっていますが、病院や老人保健施設における給食提供や受付業務なども行っているため、医療従事者に準じた立場で、医療現場の逼迫感を憂慮しております。また、社会サービスを生業とする事業子会社のシダックス大新東ヒューマンサービスにおきましては、日頃から自治体の各種業務の受託をしているほか、10の自治体からは30カ所の接種会場の運営も受託しており、住民の皆様が一日も早く安心して暮らしていただけることを念じております。
当社では、新型コロナウイルス流行の初期段階から在宅勤務を開始するなど、従業員の安全確保を最優先に取り組んできましたが、この職域接種の実施により、従業員の健康を守ることはもちろんのこと、感染した従業員が一般のお客様に拡げてしまうといった事態も回避することができるようになります。また、この取り組みにより、自治体や医療現場のご負担を少しでも軽減することができるのであれば、日頃より社会全体の「安心」「安全」をめざしている当社にとっては望外の喜びです。
なお、ワクチン接種にともなう「ワクチン接種休暇」の整備も進めています。
以上
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