コロナワクチン保冷庫の温度・電源異常をダブル監視! 超低温冷凍庫監視ソリューション(各種メーカ対応)を ISAが8月6日発表
故障や不具合の早期発見&予防に最適。電源バックアップだけでは不十分!
株式会社アイエスエイ(略称:ISA、東京都新宿区新宿、代表取締役社長:柳原 康慈)は、LoRa環境データ計測システム「WD100(製品名:ももことあやか)シリーズ」を2018年に発表し、様々な分野への納入・販売実績を積んできました。2020年11月には、新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的に、換気促進と室内環境の維持改善に貢献する「室内環境(CO2濃度+温湿度)モニタリングセット」を発売。そしてこのたび、2021年8月6日、コロナワクチン用保管冷蔵庫における温度異常や電源異常の監視を行い、機器の故障や不具合、人為的トラブルの未然対策に寄与する『超低温冷凍庫監視ソリューション』を発表、8月10日より販売を開始します。
[製品サイト] https://isa-j.co.jp/solutions/vaccine-freezer/
<発売の背景>
現在、コロナワクチンの保存には、超低温冷凍庫(ディープフリーザー)が使用されていますが、不完全な扉閉めや電源プラグの抜けなど人為的なトラブルやディープフリーザー自体の故障による庫内温度の上昇で、貴重なワクチンが廃棄に至るなどの事故が続いています。
これらの対策のひとつとして、蓄電池あるいはUPSなどの電源バックアップのソリューションが各社から提供されていますが、保冷庫扉の閉め忘れや保冷庫自体の故障に関しては、電源バックアップだけでは解決出来ないため、課題が存在していました。
そこで、ISAでは、8月10日より、電源対策に加え、長距離無線通信による庫内温度の常時自動計測・監視により、庫内温度の上昇傾向を未然に把握、メールや警告灯により警告、通知する二重化されたソリューション『超低温冷凍庫監視ソリューション』の提供を開始します。IoT分野と電源管理部門で培った、長年の実績、蓄積されたノウハウと開発技術を活用し、今回の新型コロナウイルスの蔓延による社会の混乱、被害に少しでも貢献してまいります。
<システム概要>
ファイザーワクチン用の超低温冷凍庫(-75℃対応ディープフリーザー)やモデルナワクチン用の低温冷凍庫(-20℃対応ディープフリーザー)などの、ワクチン用の冷凍庫の管理は、定期的な見回りや開閉しての温度ロガーのチェックなど、人的リソースを消費するものでした。
ISAでは、LoRa無線通信を活用したWD100シリーズを応用し、扉の開閉なしに庫内の温度を監視し、異常時に警告・通知が出来るモニタリングシステムを構築。スマホやPCから遠隔監視が可能で、温度ロガーが内蔵されていない冷凍庫でも簡単に設置出来る後付け方式が魅力です。
超低温冷凍庫(-75℃対応ディープフリーザー)では、庫内温度計測・無線伝送用ユニットからのセンサーを庫内に固定し、データをLoRa無線と呼ばれるIoTで定評ある無線通信方式で上位の専用ゲートウェイ・サーバに送ります。低温冷凍庫(-20℃対応ディープフリーザー)では、計測・伝送ユニットごと庫内に据え置きが可能で、扉が閉められた状態でも十分な通信が可能です。
上位に上げられたデータは、サーバに設定した各温度しきい値に応じて警報アクションを行います。例えば、庫内温度が定常から10%上昇した場合にメールで通知をしたり、管理部署の警告灯を光らせたり、音声警告を行うなどのアクションが可能です。サーバがネットワーク接続されていれば、PCやスマホで直接サーバ内のデータを確認する事も出来ます。更にデータの視覚化、長期保存用のアプリ組込みNAS製品(ISA製)『Smart-View(ローカル)』の導入で、温度の長期トレンド確認や保存を行え、サーバからのデータは、クラウド上にも送出できますので、運用中のクラウドシステムでも活用可能です。ISAでは、自社クラウドサービスでのソリューション『Smart-View(クラウド)』も提供しています。
UPSは、異常ステータス…例えばバッテリ低下、停電検出、UPS故障などが、外部警報信号として通常は出力されるので、その信号を当社無線デバイスで、温度データと同様にサーバに送り、サーバ上の判断で警報、警告をスマホやPCで行えば、安全対策の二重化の観点でも非常に有効です。
本ソリューションを導入することで、24時間365日の自動監視・警告・バックアップが可能になります。これまで、人(担当要員)が行っていた、保冷庫状態の見回りやデータの記録などの作業に関するコスト削減、人為的なミスやトラブルの防止、保冷庫故障の早期発見、予防保全に貢献します。
コロナワクチン用保冷庫・冷凍庫の、温度異常や電源異常の未然対策および、誰でも簡単で安心・安全の運用がより一層確実になります。
<超低温冷凍庫監視ソリューション概要>
機器構成:温度監視デバイス「WD100シリーズ」/UPS(無停電電源装置)「PGXシリーズ」/警告灯「DN-1500GX警子ちゃんシリーズ」の組み合わせ
■特長
1. 扉閉不完全、保冷庫故障、電源ライントラブルなどによる庫内温度の上昇の傾向を未然に防ぎ24時間非常通報が可能
2. 保冷庫の現在状況は、スマホ、PC等で常時確認が可能
3. 温度データは、クラウドで視覚化、長期傾向もグラフで把握可能
■会社概要
商号 : 株式会社アイエスエイ
代表者 : 代表取締役社長 柳原 康慈
所在地 : 〒160-0022 東京都新宿区新宿6-24-16 新宿6丁目ビル
設立 : 1979(昭和54)年10月
事業内容: 以下の各製品の開発/製造/販売/保守
ネットワーク警告灯、IoT計測機器、IT機器の自動運用システム、
UPS・PDU等の電源関連装置、遠隔監視装置、
HP/Sun/IBM等のリファービッシュビジネス
資本金 : 10,000万円
URL : https://isa-j.co.jp/
E-mail : info@isa-j.co.jp
※文中の社名、商品名、機種名、各社の商標は登録商標です。
(C)2021 ISA Co., Ltd.
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