地域差が目立った「麺類」。 「そば」は北海道、「うどん」は四国、九州 「パスタ・スパゲッティ」は北海道、首都圏で好まれる 最新レポート「味の地域差に関する調査2021《味嗜好編》」を発表
株式会社日本能率協会総合研究所(東京都港区・代表取締役社長:譲原 正昭)は、20~79歳の男女を対象として「味の好み」をテーマとした自主企画調査を実施いたしました。日本全国47都道府県を10のエリアに分けて、エリア別に「味の好み」や「メニューの好み」、「味付けの好み」を捉えます。
今回は自主企画調査の結果の一部を抜粋してご案内いたします。
■調査結果のご紹介
【調査結果1】好きな味として地域差が目立ったのは「しょっぱい味(塩味)」
好きな味・嫌いな味・控えめにしたい味として18項目を提示したところ、地域差が最も目立ったのは「しょっぱい味(塩味)」だった。全国で5割弱が好きな味として回答しており、全国平均を大きく上回ったのは、「北海道」「東北」「首都圏」。特に「北海道」は55.6%と最も高く、一方で、「関西」「中国」「四国」は4割を下回った。20~50代の時系列を長期で見ると、多くの味が大きな変動がない中、「しょっぱい味(塩味)」は好きな味として増加を続けている。
【調査結果2】食卓に登場する60以上の様々なメニューにおいて地域差が目立った「麺類」
主食・汁物・肉料理・魚料理…といった食卓に登場する60種類以上のメニューの中で、地域差が目立ったメニューとして「麺類」が挙げられる。主食のメニューの全国平均として2番目に高い「ラーメン」は「北海道」「東北」「北関東・甲信」が8割前後と高く、全国平均が6割強の「うどん」は、「四国」「九州」において、7割を超えた。「パスタ・スパゲッティ」は「北海道」「首都圏」が高く、「そば」は唯一「北海道」のみ7割を超えた。
【調査結果3】「温かい和風の麺類」は、メニューの好みが地域で様々
和風の麺類では、「うどん」のかけ汁が「関東風」か「関西風」といった地域差が顕著なのはもちろんのこと、メニューの好みの地域差もみえた。「ぶっかけうどん」は「中国」「四国」に好まれており、「煮込みほうとう」は「北関東・甲信」で好まれている一方で「四国」「九州」は1割を下回る。特に目立った「みそ煮込みうどん」は「東海」で半数を超えている。
【調査結果4】鍋料理「みそ味の鍋」は男性が好み、「豆乳味の鍋」は女性が好む
鍋料理の好きな食べ方・味付けを確認すると、年代・男女別で好みの違いが見られた。「みそ味の鍋」は男性が5割近く好む一方で、「豆乳味の鍋」は女性が好む傾向と、男女で好みがわかれる鍋だった。「塩味の鍋(鶏がらスープ等)」は60~70代よりも30~50代が男女ともに好む。「しょうゆ味の鍋」は女性20~30代をのぞけば、比較的いずれの層でも好まれた。「鍋つゆに味を付けず、ぽん酢しょうゆで食べる」は男性70代・女性50~70代と、高齢層が好む傾向が見られた。
【調査結果5】「フライ」にかける調味料は「中濃ソース」「ウスターソース」がエリア差くっきり
味付けの好みとして「フライ」にかける調味料を確認すると、「首都圏以北」では「中濃ソース」がよく使われている一方で、「東海」「四国」「九州」では「ウスターソース」がよく使われており、違いが顕著。その他、「関西」は「濃厚ソース・とんかつソース」が好まれ、「中国」では「お好みソース」が目立った。「北海道」は「しょうゆ」も高めと地域によって様々な嗜好がうかがえる。いずれのエリアでも同じように好まれたのは「タルタルソース」。
■調査概要
調査名 :味の地域差に関する調査2021《味嗜好編》
※今回のリリースでは、上記調査の中に収録されている調査結果の
一部を抜粋してご紹介致します。
調査期間:2021年6月3日(木) ~ 2021年6月17日(木)
調査対象:日本能率協会総合研究所が保有する「モニターリサーチ・システム」
(全国に居住する20~79歳までの男女)
調査方法:郵送調査及びFAX調査
回答者数:3,225名(配布数5,000名、回収率64.5%)
性別・年齢・エリアに基づき母集団人口構成比に基づき
ウェイトバック集計を実施
【調査結果1】好きな味として地域差が目立ったのは「しょっぱい味(塩味)」
好きな味・嫌いな味・控えめにしたい味として18項目を提示したところ、地域差が最も目立ったのは「しょっぱい味(塩味)」だった。全国で5割弱が好きな味として回答しており、全国平均を大きく上回ったのは、「北海道」「東北」「首都圏」。特に「北海道」は55.6%と最も高く、一方で、「関西」「中国」「四国」は4割を下回った。20~50代の時系列を長期で見ると、多くの味が大きな変動がない中、「しょっぱい味(塩味)」は好きな味として増加を続けている。その他、48項目の「味・風味」、42項目の「味・香り」と幅広い味の好みを確認している。
Q. あなた自身が好きな味は?(複数回答)
【調査結果2】食卓に登場する60以上の様々なメニューにおいて地域差が目立った「麺類」
主食・汁物・肉料理・魚料理…といった食卓に登場する60種類以上のメニューの中で、地域差が目立ったメニューとして「麺類」が挙げられる。主食のメニューの全国平均として2番目に高い「ラーメン」は「北海道」「東北」「北関東・甲信」が8割前後と高く、全国平均が6割強の「うどん」は、「四国」「九州」において、7割を超えた。「パスタ・スパゲッティ」は「北海道」「首都圏」が高く、「そば」は唯一「北海道」のみ7割を超えた。
Q. あなた自身が好きなメニューは?(複数回答)
【調査結果3】「温かい和風の麺類」は、メニューの好みが地域で様々
和風の麺類では、「うどん」のかけ汁が「関東風」か「関西風」といった地域差が顕著なのはもちろんのこと、メニューの好みの地域差もみえた。「ぶっかけうどん」は「中国」「四国」に好まれており、「煮込みほうとう」は「北関東・甲信」で好まれている一方で「四国」「九州」は1割を下回る。特に目立った「みそ煮込みうどん」は「東海」で半数を超えている。
Q. 和風・中華めん類(ラーメン以外)で、あなた自身がすきな食べ方・味付けは?(複数回答)
【調査結果4】鍋料理「みそ味の鍋」は男性が好み、「豆乳味の鍋」は女性が好む
鍋料理の好きな食べ方・味付けを確認すると、年代・男女別で好みの違いが見られた。「みそ味の鍋」は男性が5割近く好む一方で、「豆乳味の鍋」は女性が好む傾向と、男女で好みがわかれる鍋だった。「塩味の鍋(鶏がらスープ等)」は60~70代よりも30~50代が男女ともに好む。「しょうゆ味の鍋」は女性20~30代をのぞけば、比較的いずれの層でも好まれた。「鍋つゆに味を付けず、ぽん酢しょうゆで食べる」は男性70代・女性50~70代と、高齢層が好む傾向が見られた。
Q. 鍋料理で、あなた自身が好きな食べ方・味付けは?(複数回答)
【調査結果5】「フライ」にかける調味料は「中濃ソース」「ウスターソース」がエリア差くっきり
味付けの好みとして「フライ」にかける調味料を確認すると、「首都圏以北」では「中濃ソース」がよく使われている一方で、「東海」「四国」「九州」では「ウスターソース」がよく使われており、違いが顕著。その他、「関西」は「濃厚ソース・とんかつソース」が好まれ、「中国」では「お好みソース」が目立った。「北海道」は「しょうゆ」も高めと地域によって様々な嗜好がうかがえる。いずれのエリアでも同じように好まれたのは「タルタルソース」。
Q. フライを食べるとき、あなたがよくかける調味料は?(複数回答)
■本レポートについて
今回のリリースでご紹介した「味の地域差に関する調査2021《味嗜好編》」は有償にて販売しています。本リリースではご紹介できなかった味・メニュー・味付けについても、幅広く分析を行っています。詳しくは下記までお問い合わせくださいますよう、お願い申し上げます。
※本リリースに関するお問い合わせにつきましても、下記までお願い申し上げます。
【レポート販売のご案内】
■アウトプット
【味の地域差に関する調査2021《味嗜好編》】
(1)調査報告書(PDF版・98ページ):2021年8月発行
(2)集計データ(CD-ROM):クロス集計、ローデータ、他
◆集計表にないクロス集計をご希望の際は、オーダーメイド集計にてお承りいたします。
【都度お見積りさせていただきます】
※当社は、本調査をご購入いただいた企業(法人・個人)以外には、成果物を提供いたしません。ただし、本調査を告知するための限定的な利用、及び発刊から一定期間経過後はこの限りではありません。
※本調査の成果物のご利用はご購入いただいた企業(法人・個人)の内部でのご利用のみに限らせていただきます。
■調査購入のご案内
【味の地域差に関する調査2021《味嗜好編》】のみ
・定価495,000円(税別)・MDBメンバー価格445,000円(税別)
【味の地域差に関する調査2021《味嗜好編》《料理編》】2点セット
・定価930,000円(税別)・MDBメンバー価格840,000円(税別)
【お問い合せ先】
株式会社日本能率協会総合研究所 経営・マーケティング研究部
〒105-0011 東京都港区芝公園3-1-22
担当 : 土井・山口・荒木
TEL : 03-3578-7607
Email: info_mlmc@jmar.co.jp
本件引用の際は、お手数ですが、上記あてに掲載紙をご送付ください。
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