湯布院町にて、渋滞緩和に向けたパーク&ライドの実証実験
~観光地内での車の進入制限の仕組みと多様性に富んだ移動手段を提供~
株式会社オートバックスセブン(代表取締役 社長執行役員:小林喜夫巳)は、大分県(知事:広瀬勝貞)の次世代モビリティサービス導入推進事業を受託し、「次世代モビリティサービスの在り方に関する検討会(県事務局)」の実証実験として、「観光地の渋滞緩和に向けたパーク&ライドの実証実験」を2022年1月5日(水)より、由布市湯布院町で実施します。
ここがポイント!
■アプリ上で中心部への乗り換え交通手段の情報や付近の駐車場の空き情報、抜け道などを提供します。
■AIカメラによる駐車場の満空状態をアプリから確認でき、空いている駐車場に向かうことにより渋滞に巻き込まれず駐車できるか検証します。
■駐車場からの移動手段として、電動キックボードやIoTプッシュボタンを用いたタクシー配車サービスを提供し、ラストワンマイルの移動の多様性を検証します。
■渋滞の解消による観光客の満足度向上を目指します。
由布市湯布院町にはコロナ禍前、年間約380万人の観光客が訪れており、観光シーズンには観光客による交通渋滞が発生し、住民生活にも影響を及ぼしていました。今回の実験では、コロナ収束後の客足回復を見据えて、由布院盆地郊外の駐車場から自家用車以外の交通手段に乗り換えて中心部に向かう「パーク&ライド」を実施し、交通を分散することによる渋滞緩和の検証をします。
実証期間は、2022年1月5日(水)~2022年1月18日(火)とし、スマホアプリで近隣駐車場の満空情報や道路の渋滞情報の提供と、ラストワンマイルの移動手段として、glafit株式会社製の「X-SCOOTER LOM(クロススクーターロム)」の電動キックボードの貸し出しや、IoTプッシュボタンを用いたタクシー配車サービスの提供を行います。
また、中心部への乗り換え交通手段の情報に加え、AIカメラによる満空情報をアプリ上に表示することで、観光客の車が観光地へ入る前に空いている駐車場情報をキャッチでき、駐車場から観光地への移動手段を多様化することで、渋滞の解消と観光客の満足度向上を目指します。
【実証実験概要】
■期間:2022年1月5日(水)~2022年1月18日(火)
■実証実験エリア:湯布院エリアの駐車場と観光エリア
■実験参加者:湯布院観光客約50名
■内容:
スマホアプリによる情報提供
空き駐車場情報や抜け道、中心部への乗り換え交通手段の情報を提供。
パーク&ライド
湯布院宮尻パーキングから、電動キックボードのシェアリングやIoTプッシュボタンによるタクシー配車を利用し観光地へ移動する。
<電動キックボード>
■利用可能時間:10:00~16:00
■使用車体:glafit株式会社製の電動キックボード「X-SCOOTER LOM(クロススクーターロム)」
■利用可能台数:10台
■利用方法:湯布院宮尻パーキングにて貸し出し
■料金:無料
■備考:第一種原動機付自転車につき、運転の際には、ヘルメットを着用し車道を走行します。
<IoTプッシュボタンを用いたタクシー配車>
■利用可能時間:12:00~16:00
■利用方法:湯布院宮尻パーキングにてIOTプッシュボタンの貸し出し
■料金:往復500円
■備考:湯布院宮尻パーキング⇔中心部(由布院駅、湯の坪街道、金鱗湖に限る)
当実証実験の参加者を募集しています。
■大分県HP
https://www.pref.oita.jp/site/sme/parkandride.html
■次世代モビリティサービスの在り方に関する検討会
https://www.pref.oita.jp/soshiki/14270/jimobikentou.html
今後も、大分県における地域高齢者の移動手段の確保や観光地の交通渋滞の改善など移動に関わるさまざまな地域課題の解決に向け、次世代モビリティプラットフォームを活用し、持続的なサービスの導入および新たな経済価値の創出を目指します。
プレスリリース添付資料
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