医療AIプラットフォーム技術研究組合(略称「HAIP」)に新...

医療AIプラットフォーム技術研究組合(略称「HAIP」)に 新たに2法人が組合員として加入し、10法人となりました  ~医療現場の声を反映し、 HL7 FHIR活用を視野に研究開発を加速します~

厚生労働大臣および経済産業大臣の認可を得て、2021年4月1日に設立されました医療AIプラットフォーム技術研究組合(略称「HAIP」)に、国立研究開発法人国立成育医療研究センター(以下、国立成育医療研究センター)、インターシステムズジャパン株式会社(以下、インターシステムズ)の2法人が新たに組合員として加入しました。

国立成育医療研究センターの加入により、医療機関におけるDXやAIニーズの調査、医療AIサービス※の開発・普及に関する課題の抽出やその課題解決に加えて、AI開発基盤上で機械学習やディープラーニングによるモデル作成の検証を通じて、AI開発基盤提供における利便性評価や性能評価などの研究開発を進めていきます。

インターシステムズは、グローバルで医療情報交換のための標準策定にも深く関わり、今後普及が期待されるこの新しい標準規格HL7 FHIRの高い知見と実装実績を有しています。インターシステムズの加入により、多種多様なアプリケーション・データと医療AIプラットフォームとの連携を行う技術検証、研究開発において、HL7 FHIRの活用が一層加速することが期待されます。

今回、2法人の加入により8法人から計10法人となり、さらに医療AIサービスの普及・発展に資する業界共通の基盤技術の研究開発を加速してまいります。

HAIPは、上記研究開発の成果をオープン領域として積極的に開示していくことで、社会実装を加速し、医療の質の確保や医療従事者の負担の軽減、ひいては「医療分野におけるSociety 5.0の実現」の一助となることを目指しています。


※より安全で高精度な医療の実現、医師や看護師等の医療従事者の根本的な負担軽減の実現等に寄与するサービスであって、画像・生体情報・病理・生化学検査等の多様なデータを獲得・統合し、個々の患者の症状・変化を AI によるデータ解析を行うなどにより、診断の高精度化、人的過失の防止、最適治療法の選択等を補助する情報を医療現場に提供するサービス等をいいます。



【国立研究開発法人国立成育医療研究センターについて】

2002年に国立大蔵病院と国立小児病院を統合して開設されました。病院と研究所が一体となり、健全な次世代を育成するための医療と研究を推進することを理念としています。

国立成育医療研究センター病院は、日本で最大規模の小児・周産期・産科・母性医療を専門とする病院です。(病床数:490床、外来(一日平均)約1,000名)胎児にはじまり、新生児、乳児、幼児、学童、思春期、大人へと成長・発達し、次に世代を育む過程を、総合的かつ継続的に診る医療=「成育医療」を行っています。

また、病因・病態の解明や克服のための研究を行うとともに、健全な次世代を育むための社会の在り方について提言しています。



【インターシステムズジャパン株式会社について】

インターシステムズジャパン株式会社は、2003年に設立され、米国本社であるInterSystems Corporation製品の販売とサポートを行っています。InterSystems Corporationは、医療、金融、物流などの分野で重要な情報を必要とする組織に、革新的なデータソリューションを提供しており、そのクラウドファーストのデータプラットフォームは、世界中の組織が抱える相互運用性、スピード、スケーラビリティの問題を解決します。その製品は世界で最も実績のある電子診療記録で利用されています。また医療データ統合ソリューションの強力なスイート製品を提供して、医療システムや国や地方自治体の統一ケア記録の開発・サポートを行っています。InterSystems Corporationは、1978年に設立され、マサチューセッツ州ケンブリッジに本社を置く株式非公開企業で、80カ国以上の顧客やパートナーに対して、24時間365日、卓越したサービスを提供しています。

詳細については、こちらをご覧ください。 https://www.intersystems.com/jp/



【HAIPの設立背景および事業概要】

・厚生労働大臣および経済産業大臣の許可による「医療AIプラットフォーム技術研究組合」(略称「HAIP」)を設立

https://haip-cip.org/news/20210401/

・医療AIプラットフォーム技術研究組合に新たに3法人が組合員として加入

https://haip-cip.org/news/20210630/



【医療AIプラットフォーム技術研究組合の概要】

名称  :医療AIプラットフォーム技術研究組合(略称「HAIP」)

     (英文名:Healthcare AI Platform Collaborative Innovation Partnership )

設立日 :2021年4月1日

所在地 :東京都江東区豊洲一丁目1番1号

理事会 :理事長 :八田 泰秀(日本ユニシス株式会社 常務執行役員)

     専務理事:宇賀神 敦(株式会社日立製作所 シニアストラテジスト)

     理事  :金子 達哉(日本アイ・ビー・エム株式会社 執行役員)

     理事  :藤長 国浩(ソフトバンク株式会社 常務執行役員)

組合員 :日本ユニシス株式会社

     株式会社日立製作所

     日本アイ・ビー・エム株式会社

     ソフトバンク株式会社

     三井物産株式会社

     大樹生命保険株式会社

     徳洲会インフォメーションシステム株式会社

     日本マイクロソフト株式会社

     国立研究開発法人国立成育医療研究センター

     インターシステムズジャパン株式会社



【ホームページ】

https://haip-cip.org



HAIPの研究開発の一部は、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「AI(人工知能)ホスピタルによる高度診断・治療システム」における受託研究開発費により実施しております。

取材依頼・商品に対するお問い合わせはこちら

プレスリリース配信企業に直接連絡できます。

  • 会社情報