7,200人が回答!「面接」実態調査ー『エン転職』ユーザーア...

7,200人が回答!「面接」実態調査 ー『エン転職』ユーザーアンケートー

面接でうまく回答できなかった質問、トップは「逆質問」。 オンライン面接は約半数が経験済み。 年齢が若いほど「対面の面接よりオンライン面接が良い」と回答。

人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する総合満足度No.1(※)日本最大級の総合求人サイト『エン転職』(https://employment.en-japan.com/)上で、ユーザーを対象に「面接」についてアンケートを実施し、7,206名から回答を得ました。以下、概要をご報告します。

※2018年~2021年オリコン顧客満足度調査「転職サイト」ランキング総合1位(https://career.oricon.co.jp/rank-job-change/

調査結果 概要

★ 面接準備でやっておくべきこと、トップ3は「想定質問への準備」「逆質問の準備」「企業のホームページの確認」。

★ 面接で聞かれてもうまく回答できなかった質問、第1位は「逆質問」。20代では「今後のキャリアプラン」がトップに。

★ 46%がオンライン面接を経験済み。年齢が若いほど、対面の面接よりもオンライン面接を好む傾向に。

★ 対面の面接と比べ良かったこと上位は「交通費がかからない」「スケジュールが調整しやすい」。一方難しかったことは「企業の反応や温度感がわかりづらい」「通信環境の準備」「社風や社員の人柄がわかりづらい」。

調査結果 詳細

1:面接準備でやっておくべきこと、トップ3は「想定質問への準備」「逆質問の準備」「企業のホームページの確認」。(図1、図2)

転職活動で面接を受けたことがあるかを伺うと、76%が「ある」と回答しました。「ある」と回答した方に、面接準備としてやっておいた方が良いと思うことを伺ったところ、トップ3は「想定される質問への回答内容の準備」(69%)、「自分が質問したい内容の準備」(63%)、「企業のホームページの確認」(60%)でした。具体的なコメントもあわせて紹介します。


【図1】転職活動で、企業の面接を受けたことはありますか?


【図2】「転職活動で企業の面接を受けたことがある」と回答した方へ伺います。応募後、面接準備としてやっておいた方が良いと思うことは何ですか?(複数回答可)


「想定される質問への回答内容の準備」と回答した方

・ある程度は答えを考えてある方が、自信をもって答えられる。(24歳/女性)

・回答を用意していなかった質問に対し、どう回答してよいかわからないながらも何か言わなければと焦り、かえってマイナスになる発言をしてしまい非常に悔やんだ。(28歳/男性)

・自己紹介を求められ、どこまで詳しく話すか迷った。自己PRとは別に用意が必要。(34歳/女性)


「自身が質問したい内容の準備」と回答した方

・「何か質問はありますか。」と面接の最後に聞かれた時に意表を突く質問をすることで、それまで堅苦しかった面接の雰囲気が和やかな感じになり、良かった。(26歳/女性)

・応募先の企業のことを深く知ろうとする、踏み込んだ質問をするのが良いと思う。(27歳/男性)

・不明瞭な点を企業に直接聞ける場なので、事前に質問内容をまとめておくと良いと思う。(34歳/女性)


「企業のホームページの確認」と回答した方

・ホームページをよく見て理解を深めた上で面接に臨むと、受け答えにも自信をもてた。(24歳/男性)

・企業理念についても問われることがあったので、会社概要は確認した方が良いと思った。(28歳/男性)

・企業のホームページの中にブログなどがあると社員のリアルな様子を感じられるので、なるべくチェックするようにしている。(31歳/女性)



2:面接で聞かれてもうまく回答できなかった質問、第1位は「逆質問」。20代では「今後のキャリアプラン」がトップに。(図3)

転職活動での面接の経験がある方に「面接で聞かれたことがある質問の中で、うまく回答できなかった質問は何ですか?」と伺いました。トップは「『何か質問はありますか?』という質問」(全体:38%、20代:36%、30代:39%、40代以上:38%)でした。年代別で最も大きな差がついたのは「今後のキャリアプラン」(同:28%、38%、32%、20%)で、20代の方からは「未経験の業界・職種への転職なのでキャリアプランを具体的に描くのが難しい」といったコメントが寄せられました。その他の上位の回答へのコメントもあわせて紹介します。


【図3】「転職活動で企業の面接を受けたことがある」と回答した方へ伺います。面接で聞かれたことがある質問の中で、うまく回答できなかった質問は何ですか?(複数回答可)


「『何か質問はありますか?』という質問」と回答した方

・たくさん質問するよう促されたため、いくつも質問したが、それでも「もう終わり?」という雰囲気になり、もっと多く考えてくればよかったと思った。(27歳/女性)

・1つは質問をしたが、もっと他にいろいろ質問してと何度も言われた。そこまで多くは質問が浮かばず、最後はあからさまに興味を失ったような態度をとられてしまった。(33歳/女性)

・細かく説明をしてもらった後で「何かありますか」と聞かれても、疑問は解消されているため困る。(34歳/男性)


「退職理由」と回答した方

・退職理由を聞かれ、新型コロナウイルスの影響と、会社に対する自身の考えや苦悩を話したところ、自責の念が薄いと言われた。(27歳/男性)

・ハラスメントが原因なので話しづらく、別の理由を話しているが納得してもらえない。(28歳/女性)

・ネガティブな退職理由ではないのだが、転職回数が多いため自信がもてない。(33歳/女性)


「志望動機」と回答した方

・業種を絞って転職活動しているのであれば答えやすい質問だが、絞っていないので何をアピールすべきかが難しい。(25歳/男性)

・正直なところ、気になった企業にとりあえず応募してみようという軽い気持ちで臨んだのだが、深く掘り下げた質問をされたことがあり答えるのに苦労した。(32歳/女性)

・面接官から「それはうちじゃなくてもいい」と言われ、準備不足だと思った。(33歳/男性)



3:46%がオンライン面接を経験済み。年齢が若いほど、対面の面接よりもオンライン面接を好む傾向に。(図4、図5)

オンライン面接を受けたことがあるか伺ったところ、46%が「ある」と回答しました。オンライン面接の経験がある方に、「対面で実施される面接とオンライン面接、どちらが良かったですか?」と伺ったところ、「対面で実施される通常面接」と回答したのは31%、「オンライン面接」と回答したのは34%、「どちらでも良い」と回答したのは35%と、意見が割れる結果でした。一方年代別では、20代の40%が「オンライン面接」と回答したのに対し、40代以上では35%が「対面で実施される通常面接」と回答。年代が若いほど、オンライン面接を好む割合が高いことが分かりました。


【図4】オンライン面接を受けたことはありますか?


【図5】「オンライン面接を受けたことがある」と回答した方に伺います。対面で実施される面接とオンライン面接のどちらが良かったですか?



4:対面の面接と比べ良かったこと上位は「交通費がかからない」「スケジュールが調整しやすい」。一方難しかったことは「企業の反応や温度感がわかりづらい」「通信環境の準備」「社風や社員の人柄がわかりづらい」。(図6、図7)

オンライン面接の経験がある方に、対面での面接と比べて良かったことを伺うと、上位は「交通費がかからない」(全体:76%、20代:82%、30代:79%、40代以上:70%)、「スケジュールが調整しやすい」(同:64%、65%、65%、63%)でした。一方、対面での面接と比べて難しかったことを伺うと、トップ3は「企業の反応や温度感がわかりづらい」(同:45%、43%、45%、46%)、「スムーズな通信環境の準備」(同:37%、39%、39%、33%)、「企業の社風や社員の人柄がわかりづらい」(同:36%、36%、36%、35%)でした。具体的なコメントもあわせて紹介します。


【図6】「オンライン面接を受けたことがある」と回答した方に伺います。対面で実施される面接と比べて、良かったことは何ですか?(複数回答可)


「交通費がかからない」と回答した方

・たくさん応募するため、毎回交通費がかかると負担が大きい。(27歳/女性)

・退職後に転職活動を始めたので収入がなく、オンライン面接で交通費がかからないのは助かった。(29歳/女性)

・定期券の範囲外に面接を受けに行くと出費がかさむので、オンライン面接は便利だと感じた。(32歳/男性)


「スケジュール調整がしやすい」と回答した方

・在宅勤務の昼休みを利用して面接を受けられるのが良かった。(24歳/女性)

・企業を訪問する時間がかからない分、日程調整をしやすかった。(28歳/男性)

・平日の休みがほとんどなかったため、オンラインで勤務後に面接を受けられるのが良かった。(32歳/女性)


「コロナ感染のリスクがない」と回答した方

・地方に住んでおりなかなか気軽に県外の企業の面接に行けないため、オンライン面接はありがたかった。(30歳/女性)

・コロナ対策でマスクをして面接を受けるよりも、オンラインでマスクなしの面接の方が表情が伝わりやすくメリットもあると感じた。(32歳/男性)

 


【図7】「オンライン面接を受けたことがある」と回答した方に伺います。対面で実施される面接と比べて、難しかったことは何ですか?(複数回答可)

「企業の反応や温度感がわかりづらい」と回答した方

・言葉のキャッチボールがオフラインより上手くいかなかった。(27歳/女性)

・オンライン面接だと、雰囲気や相手の反応、リズムをつかむのが難しいと感じた。(39歳/男性)

・リアクションを大きくしないと伝わりにくい。また、音声が聞き取りにくいこともある。(31歳/女性)


「スムーズな通信環境の準備」と回答した方

・通信環境に問題がなくても、時間による回線の乱れなどがあり結局電話で実施した。(27歳/女性)

・どちらの回線が不安定なのか分からないが、こちらが謝らなければならない立場なのが難しかった。また、通信環境とは異なるが面接中に面接官の内線電話が何度も鳴っていたのが気になった。(27歳/女性)

・固定回線で実施したが、時折通信が不安定になり、大事な場面でフリーズした。相手側の通信環境にも関係するが、やはり気になる。(32歳/男性)


「企業の社風や社員の人柄がわかりづらい」と回答した方

・実際に会社に行くわけではないので、働いている方々の様子が見られず、会社の雰囲気がわからない。(28歳/女性)

・映像だと、相手の表情はわかっても雰囲気は伝わらない。面接というよりもただ動画を観ている気分になる。(31歳/男性)

・オンラインかつ面接官が複数いる場合、マスクをしていることもあって表情がわかりづらく、雰囲気をつかみにくい。(35歳/女性)

 


【調査概要】

■調査方法:インターネットによるアンケート

■調査対象:『エン転職』(https://employment.en-japan.com/)を利用するユーザー

■調査期間:2021年11月25日~12月22日

■有効回答数:7,206名


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