EDGEMATRIX、 JR九州「駅改札口での映像解析AI等を用いた実証試験」に 「映像エッジAI」専用デバイスと遠隔統合管理サービスを提供
高精細映像などを現場(エッジ)でリアルタイムにAI処理するデバイス「Edge AI Box」、デバイスとAIアプリの統合管理プラットフォーム「EDGEMATRIXサービス」、ワンストップでの現場実装と課題解決「映像エッジAIソリューション」を提供するEDGEMATRIX(エッジマトリクス)株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:太田 洋、以下 EDGEMATRIX)は、九州旅客鉄道株式会社(代表取締役社長執行役員:青柳 俊彦、以下 JR九州)が、お客さまに安心してご利用いただける駅づくりを目的として実施する、「駅改札口での映像解析AI等を用いた実証試験」を共同で進めることになりましたのでお知らせします。
■実証試験の概要
本実証試験は、JR九州がAIや新しい技術のご案内業務等への活用など、更なるお客さまの利便性向上について勉強し、正しく鉄道をご利用いただける環境を整えることで、お客さまに安心してご利用いただける駅づくりを目指すものです。2022年3月1日(火)から8月31日(水)までの期間、4駅での実施を予定しています。
試験内容は、運賃箱付近にきっぷ投影用カメラ及びモニタ、改札上部にカメラを設置し、改札のご利用状況をカメラ映像からAIで解析し、改札口上部のカメラで撮影された映像から、お客さまの姿勢推定等を行い、改札機や運賃箱のご利用状況を測定するものです。
【図1】実証試験のイメージ
■「映像エッジAI」について
「映像エッジAI」とは、映像等データが生成される現場(エッジ)又は近傍でAIの処理を実行し活用することです。通信回線の遅延や同時処理量に制限のある環境では難しい膨大な数のカメラ映像が生み出す大量データをリアルタイムにAI処理できます。特に映像を統計データとして取り扱うためプライバシー保護に配慮するAI活用に適しています。EDGEMATRIXは、この「映像エッジAI」ソリューションとして、「Edge AI Box」と「EDGEMATRIXサービス」をJR九州の実証試験に提供いたします。
■「Edge AI Box」とは
「Edge AI Box」は、街や施設を見守るIPカメラ映像などを現場でAI処理し伝送できる屋内と屋外用小型デバイスです。深層学習ベースのAIなどの高速計算処理をするGPUとWiFi/LTE/5G通信モジュールを搭載し、カメラ接続等の豊富なインターフェースを備えています。
■「EDGEMATRIXサービス」とは
「EDGEMATRIXサービス」は、現場設置の「Edge AI Box」、カメラ、AIアプリ、リモートアクセス、セキュリティ等を統合管理するプラットフォームです。デバイスの遠隔管理、設置場所を地図表示(マップビュー)する状態管理、現場からのAI処理済映像をブラウザに多数同時表示する「エッジビュー」などのサービス管理、AIアプリケーションの配信・管理を行うことができます。
■「映像エッジAIソリューション」
「映像エッジAIソリューション」では、現地調査に始まり、お客様からの要望に応えるカメラ、周辺機器、AIアプリケーション調達や開発、設置工事、設定調整に至る「映像エッジAI」の現場実装と課題解決をワンストップで提供します。
■EDGEMATRIXについて
「映像エッジAI」のインフラ製品からプラットフォームサービスをエンドエンドに提供し、現場実装までをワンストップで提供できる体制を整えたスタートアップです。2019年に米国Cloudianからスピンオフし、NTTドコモ、清水建設、日本郵政キャピタル、ソニーグループ、DGベンチャーズ等から累計19億円の出資を得ています。
ホームページ: https://edgematrix.com/
Facebook : https://www.facebook.com/EDGEMATRIX.INC
■会社概要
会社名 :EDGEMATRIX株式会社
代表者 :代表取締役社長 太田 洋
所在地 :東京都渋谷区恵比寿西2-3-16 CATビル9階
営業開始日 :2019年7月1日
従業員数 :30名
主な事業内容:「映像エッジAI」製品サービス提供と現場実装
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