SMBCコンシューマーファイナンス調べ 30代・40代の貯蓄...

SMBCコンシューマーファイナンス調べ  30代・40代の貯蓄額の平均は291万円、 前回調査から8万円増加  30代では41万円増加、40代では36万円減少と 年代差が顕著

~30代・40代の金銭感覚についての意識調査2022~

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(代表取締役社長:金子 良平、https://www.smbc-cf.com/corporate/、サービスブランド「プロミス」)は、2022年2月4日~5日の2日間、30歳~49歳の男女を対象に「30代・40代の金銭感覚についての意識調査2022」をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)


[調査結果]

【30代・40代のお小遣い・貯蓄事情】

30代・40代の毎月のお小遣いは平均33,265円、前回調査から3,073円増加


全国の30歳~49歳の男女1,000名(全回答者)に対し、毎月自由に使えるお金はいくらあるか聞いたところ、「1万円以下」(29.5%)に最も多くの回答が集まったほか、「1万円超~2万円以下」(18.4%)や「2万円超~3万円以下」(15.7%)、「4万円超~5万円以下」(13.9%)にも回答がみられ、平均は33,265円でした。

前回の調査結果と比較すると、毎月自由に使えるお金の平均は3,073円増加(前回調査30,192円→今回調査33,265円)しました。年代別にみると、30代では3,378円増加(前回調査30,940円→今回調査34,318円)、40代では2,769円増加(前回調査29,444円→今回調査32,213円)しました。コロナ禍における新しい生活様式への適応や家計の見直し、子育て世帯への臨時特別給付金などによって、経済的余裕が生まれた人がいるのではないでしょうか。


30代・40代の貯蓄額の平均は291万円、前回調査から8万円増加

 30代では41万円増加、40代では36万円減少と年代差が顕著


次に、貯蓄状況について質問しました。

現時点で、どのくらいの貯蓄ができているか聞いたところ、「50万円以下」(22.9%)に最も多くの回答が集まったほか、「0円」(16.6%)や「50万円超~100万円以下」(13.4%)、「1千万円超」(12.9%)、「500万円超~1千万円以下」(11.3%)にも回答がみられ、調整平均は291万円でした。

前回の調査結果と比較すると、現在貯蓄できているお金の調整平均は8万円の増加(前回調査283万円→今回調査291万円)となりました。年代別にみると、30代では41万円の増加(前回調査230万円→今回調査271万円)となったのに対し、40代では36万円の減少(前回調査364万円→今回調査328万円)と、年代により対照的な結果となりました。40代では、コロナ禍で長期化した消費抑制・買い控えや、一昨年の特別定額給付金によって積み上がった貯蓄の一部が取り崩された傾向がみられます。コロナ禍で先送りをしてきた、住宅・住宅設備・自動車・家具・家電・旅行・教育などのライフイベントに関連した大型消費が、緊急事態宣言解除など反動消費のタイミングにおいて、一定程度発生した影響があるのではないでしょうか。


「現在の貯蓄状況に不安を感じている」30代・40代の78.1%、前回調査から12.1ポイント上昇


現在の自分の貯蓄状況について、不安を感じているか聞いたところ、「感じている」は78.1%、「感じていない」は21.9%となりました。

男女・年代別にみると、不安を感じている人の割合は、40代女性(83.6%)が最も高くなりました。


前回の調査結果と比較すると、不安を感じている人の割合は、全体では12.1ポイントの上昇(前回調査66.0%→今回調査78.1%)となりました。長引くコロナ禍で経済の先行き不透明感が増し、自身の貯蓄状況に対して不安を抱くようになった人が増えているのではないでしょうか。

男女・年代別にみると、不安を感じている人の割合は、40代男性では15.2ポイントの上昇(前回調査60.8%→今回調査76.0%)と、上昇幅が最も大きくなりました。


【30代・40代の消費意識と消費実態】

お小遣いを使いすぎたと感じる金額はいくら? 使いすぎたと感じる金額がある人の平均は43,815円/月


消費意識や消費実態について質問しました。

全回答者(1,000名)に、自分が自由に使えるお金(お小遣い)を、1ヶ月間でいくらくらい使ったときにお金を使いすぎたと感じるか聞いたところ、「1万円以下」(21.3%)や「5万円超~10万円以下」(14.6%)、「4万円超~5万円以下」(13.6%)などに回答が分散し、使いすぎたと感じる金額がある人(815名)の平均は43,815円でした。


使いすぎたと感じる金額がある人(815名)について、使いすぎたと感じる金額の平均を男女・年代別にみると、30代男性(52,144円)が突出して高くなり、40代男性(45,734円)、30代女性(40,251円)、40代女性(37,475円)が続きました。また、使いすぎたと感じる金額の平均と現在のお小遣い金額の平均との差額は、30代男性では13,057円差となり、40代男性(6,011円差)や30代・40代女性(30代9,031円差、40代7,963円差)よりも大きくなりました。30代男性と比べると、40代男性や30代・40代女性のほうが、より堅実な金銭感覚を持っていることがうかがえる結果となりました。


30代・40代のゲーム課金に対する意識

 「お金を使わないと楽しく遊べない」13.6%、「レアアイテム・キャラを入手すると誇らしい」27.7%


全回答者(1,000名)に、ゲーム消費について質問しました。

お金を使ってゲームをすることについて聞いたところ、<お金を使ってでも(課金してでも)ゲームを有利に進めたい>では「そう思う」は7.8%、<お金を使わないと楽しく遊べない>では「そう思う」は13.6%となりました。

アイテムやキャラクターの入手について聞いたところ、<ほしいアイテム・キャラを手に入れるためのお金は惜しみたくない>では「そう思う」は7.5%、<レアアイテムやレアキャラを手に入れたときは誇らしい気持ちになる>では「そう思う」は27.7%となりました。


30代・40代のゲーム課金実態 「ゲーム課金をしている」10.8%

 かけている金額は平均6,336円/月、前回調査から2,277円の大幅増加

「ゲーム課金に後悔したことがある」18.2%、30代男性では30.0%


また、ゲーム課金実態について聞いたところ、<ゲームでのアイテムの購入やガチャ等の利用(ゲーム課金)>にお金をかけている人の割合は10.8%で、それらの人がひと月にかけている金額の平均は6,336円でした。

前回の調査結果と比較すると、かけている金額の平均は、全体では2,277円増加(前回調査4,059円→今回調査6,336円)、男性では2,509円増加(前回調査4,552円→今回調査7,061円)、女性では2,017円増加(前回調査3,133円→今回調査5,150円)しました。コロナ禍のおうち時間をより充実したものとするためか、高額課金をするゲーム利用者が増えている実態がうかがえる結果となりました。


さらに、ゲーム課金で失敗をした経験について聞いたところ、<ゲームでお金を使いすぎて(ゲーム課金しすぎて)生活に困ったことがある>では「ある」は5.9%、<ゲームでお金を使ったこと(ゲーム課金したこと)に後悔したことがある>では「ある」は18.2%となりました。

経験がある人の割合を男女・年代別にみると、30代男性では<ゲームでお金を使いすぎて(ゲーム課金しすぎて)生活に困ったことがある>が10.8%、<ゲームでお金を使ったこと(ゲーム課金したこと)に後悔したことがある>が30.0%と、他の層と比べて高くなりました。


サブスクサービスにお金をかけている30代・40代は33.4%

 かけている金額の全体平均は1,528円/月、前回調査から576円の大幅増加

 現在利用しているサービス 「動画配信」がダントツ

サブスクサービスを利用する理由 1位「気軽に商品・サービスが利用できるから」


全回答者(1,000名)に、モノを持たない消費の一つであるサブスクリプションサービスについて質問しました。

月額・定額制で使い放題のサービスにお金をかけているか聞いたところ、お金をかけている人の割合は33.4%で、ひと月あたりにかけている金額の全体平均は1,528円でした。

前回の調査結果と比較すると、実際にお金をかけている人の割合は4.3ポイントの上昇(前回調査29.1%→今回調査33.4%)となり、かけている金額の全体平均は576円の増加(前回調査952円→今回調査1,528円)となりました。サブスク事業者の増加やサブスクサービスの多様化、コロナ禍によるおうち時間の増加を受け、30代・40代のサブスク消費はこの一年で大幅に拡大しているようです。


月額・定額制で使い放題のサービスにお金をかけている人(334名)に、現在利用している月額・定額制で使い放題のサービスを聞いたところ、「動画配信」(72.8%)が突出して高くなり、「音楽配信」(41.0%)、「雑誌・マンガ」(10.5%)、「ゲーム」(7.2%)、「ニュース」(3.9%)が続きました。


また、全回答者(1,000名)に、利用してみたいと思う月額・定額制で使い放題のサービスを聞いたところ、「動画配信」(17.6%)が最も高くなり、「音楽配信」(12.6%)、「外食(月額制食べ放題など)」(6.2%)、「雑誌・マンガ」(5.2%)、「食品宅配」(4.8%)が続きました。


さらに、月額・定額制で使い放題のサービス利用者、または、利用意向者(486名)に、サービスを利用している、または、利用したいと思う理由を聞いたところ、「気軽に商品・サービスが利用できるから」(27.8%)が最も高くなりました。次いで高くなったのは、「使いたいときだけ利用できるから」(25.5%)、「購入するより節約になるから」(22.4%)、「多くの商品・サービスが利用できるから」(22.0%)、「お店に行かなくても済むから」(21.2%)でした。


「投資をしている」30代・40代の34.5%、投資に回している金額の平均は36,964円/月、投資対象1位は「投資信託」

投資をする理由TOP3は「老後の生活費のため」「万が一のときの備えとして」「小遣い稼ぎのため」

 30代男性では「FIRE(経済的自立・早期リタイア)したいため」、30代女性では「子どもの教育費のため」が高い傾向


投資(株式投資、仮想通貨、実物投資、ポイント運用・ポイント投資など)について質問しました。

全回答者(1,000名)に、投資をしているか聞いたところ、「している」は34.5%、「していないが、したいと思う」は35.6%で、合計した『前向き(計)』は70.1%となりました。

投資をしている人の割合は、男性では41.0%と、女性(28.0%)と比べて13.0ポイント高くなりました。


投資をしている人(345名)に、ひと月あたり、いくらくらい投資(貯蓄型保険除く)にお金を回しているか聞いたところ、「5千円以下」(21.4%)と「5千円超~1万円以下」(21.7%)に多くの回答が集まったほか、「2万円超~3万円以下」(14.8%)や「1万円超~2万円以下」(13.0%)、「4万円超~5万円以下」(11.3%)にも回答がみられ、平均は36,964円でした。

男女別にみると、ひと月あたりに投資に回している金額の平均は、男性では38,966円と、女性(34,032円)と比べて4,934円高くなりました。


また、投資をしているものを聞いたところ、「投資信託」(61.4%)が最も高くなり、「株式」(53.9%)、「債券(国債など)」(15.1%)、「仮想通貨」(13.0%)、「FX」(10.4%)が続きました。


投資をしている人、または、投資をしたいと思う人(701名)に、投資をしている理由、または、したいと思う理由を聞いたところ、「老後の生活費のため」(44.5%)が最も高くなりました。ゆとりある老後を送るためには、投資による資産形成が必要だと感じている人が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「万が一のときの備えとして」(34.8%)、「小遣い稼ぎのため」(31.8%)、「子どもの教育費のため」(17.4%)、「現在の生活費のため」(16.8%)でした。

男女・年代別にみると、30代男性では「FIRE(経済的自立・早期リタイア)したいため」(21.9%)や「経済の勉強のため」(18.7%)、30代女性では「子どもの教育費のため」(25.9%)が他の層と比べて高くなりました。


コロナ禍のリベンジ消費でお金をかけたいもの 女性の約半数が「旅行・観光」と回答


コロナ禍が落ち着いたら、どのようなことにお金をかけて楽しみたいと考えている人が多いのでしょうか。

全回答者(1,000名)に、コロナ禍のリベンジ消費でお金をかけたいと思うものを聞いたところ、「旅行・観光」(38.0%)が突出して高くなりました。コロナ禍が落ち着いたら、リフレッシュのための旅行や親しい人との旅行を思う存分楽しみたいと考えている人が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「外食」(19.1%)、「テーマパーク」(11.9%)、「ライブ・コンサート」(11.6%)、「飲み会」(10.6%)でした。

男女別にみると、女性では「旅行・観光」が45.6%と、男性(30.4%)と比べて15.2ポイント高くなりました。


新型コロナウイルスのワクチン接種状況別にみると、ワクチン接種済みの女性では「旅行・観光」が47.8%と、他の層と比べて突出して高くなりました。


「ポイントを貯めている」30代・40代の87.5%、女性では92.0%

 ポイントの貯め方 TOP2は「買い物」「ポイントサイト経由で買い物」、「ウォーキングアプリ」「アプリダウンロード」「レシート投稿」「電子マネーチャージ」がTOP10にランクイン

 ひと月あたりに何円分のポイントを貯めている? 平均は3,078円


全回答者(1,000名)に、ポイント(貯めると買い物の際に利用できるポイントのこと)を貯めているか聞いたところ、「貯めている」は87.5%、「貯めていない」は12.5%となりました。30代・40代の大多数は、普段の生活で“ポイ活”をしているようです。

男女別にみると、ポイントを貯めている人の割合は、女性では92.0%と、男性(83.0%)と比べて9.0ポイント高くなりました。


ポイントを貯めている人(875名)に、どのようにしてポイントを貯めているか聞いたところ、「買い物をして(ポイントサイト経由を除く)」(57.9%)が最も高くなり、「ポイントサイト経由で買い物をして」(45.8%)、「広告をクリックして」(44.2%)、「ウォーキングアプリを使って」(43.0%)、「ポイントサービスのガチャをまわして」(38.3%)、「アプリをダウンロードして」(31.5%)、「レシートを投稿して」(30.1%)、「電子マネーにチャージして」(27.4%)が続きました。


また、ひと月あたり、お金に換算してどのくらいポイントを貯めているか聞いたところ、「1,000円~2,000円未満」(19.9%)や「500円~1,000円未満」(17.6%)、「2,000円~3,000円未満」(11.5%)に回答が集まり、「わからない」を除いた平均は3,078円でした。

男女別にみると、ひと月あたりに貯めているポイントをお金に換算した平均は、男性では3,511円と、女性(2,684円)と比べて827円高くなりました。


【ライフイベントと収入事情】

30代・40代の半数以上が結婚しようと思えるのは「年収600万円」、前回調査からハードルが上昇

30代・40代の5人に1人が「年収がどんなに多くても結婚したいと思えない」と回答


ライフイベントと年収の関係について質問しました。

全回答者(1,000名)に、結婚しようと思える世帯年収額を聞いたところ、年収400万円でしようと思える割合(「年収400万円あれば」までの合計)は31.2%、年収500万円でしようと思える割合(「年収500万円あれば」までの合計)は48.2%、年収600万円でしようと思える割合(「年収600万円あれば」までの合計)は59.2%となりました。30代・40代の半数以上が結婚をイメージできるのは年収600万円でした。また、「年収がどんなに多くても、したいと思えない」は19.9%となりました。

前回の調査結果と比較すると、半数以上が結婚しようと思えるのは前回調査では年収500万円(50.6%)だったのに対し、今回調査では年収600万円(59.2%)と、結婚へのハードルが上昇しました。


30代・40代の半数以上が1人目の出産・子育てに前向きになれるのは「年収600万円」


次に、出産・子育て(1人)しようと思える世帯年収額を聞いたところ、年収500万円でしようと思える割合は37.6%、年収600万円でしようと思える割合は50.4%となり、30代・40代の半数以上が出産・子育てをイメージできるのは結婚と同様に年収600万円でした。また、「年収がどんなに多くても、したいと思えない」は22.4%となりました。


30代・40代の半数以上が自家用車を購入しようと思えるのは「年収600万円」、前回調査からハードルが上昇

30代・40代の半数以上が住宅を購入しようと思えるのは「年収800万円」、前回調査からハードルが上昇  


自家用車や住宅の購入についても質問しました。

自家用車を購入しようと思える世帯年収額を聞いたところ、年収400万円でしようと思える割合は32.8%、年収500万円でしようと思える割合は48.4%、年収600万円でしようと思える割合は58.8%となりました。

前回の調査結果と比較すると、半数以上が自家用車を購入しようと思えるのは前回調査では年収500万円(51.5%)だったのに対し、今回調査では年収600万円(58.8%)と、ハードルが上がる結果となりました。


また、住宅を購入しようと思える世帯年収額を聞いたところ、年収600万円でしようと思える割合は40.5%、年収700万円でしようと思える割合は46.7%、年収800万円でしようと思える割合は55.1%となりました。

前回の調査結果と比較すると、半数以上が住宅を購入しようと思えるのは前回調査では年収700万円(50.9%)だったのに対し、今回調査では年収800万円(55.1%)と、自家用車の購入と同様にハードルが上がりました。


【就業意識と収入】

30代・40代有職者が管理職になってもいいと思える年収は平均913万円、前回調査から120万円の大幅減少


有職者(816名)に、管理職になってもいいと思える年収を聞いたところ、「1,000万円」(16.8%)に最も多くの回答が集まったほか、「600万円」(14.5%)や「800万円」(13.2%)にも回答がみられ、平均は913万円でした。

前回の調査結果と比較すると、管理職になってもいいと思える年収の平均は、120万円の大幅減少(前回調査1,033万円→今回調査913万円)となりました。

男女・年代別にみると、管理職になってもいいと思える年収の平均は、30代男性では183万円の減少(前回調査1,121万円→今回調査938万円)、40代男性では3万円の減少(前回調査1,042万円→今回調査1,039万円)、30代女性では158万円の減少(前回調査946万円→今回調査788万円)、40代女性では155万円の減少(前回調査998万円→今回調査843万円)となり、40代男性を除くといずれも150万円以上の大幅減少でした。


【30代・40代のマネートラブル経験と金融リテラシー】

「詐欺などのトラブルの被害に遭ったことがある」30代・40代の6人に1人

 経験した詐欺被害 1位「マルチ商法・ねずみ講」2位「ネットオークション詐欺」

「詐欺などのトラブルの被害に遭いそうになったことがある」30代・40代の4人に1人


詐欺などのお金に関するトラブルの被害について質問しました。

全回答者(1,000名)に、これまでに、詐欺などのトラブルの被害に遭ったことがあるか聞いたところ、「遭ったことがある」は17.2%、「遭ったことはない」は82.8%となりました。

男女・年代別にみると、詐欺などのトラブルの被害に遭ったことがある人の割合は、40代女性(20.0%)が最も高くなりました。


これまでに、詐欺などのトラブルの被害に遭ったことがある人(172名)に、被害に遭ったことがあるトラブルを聞いたところ、「マルチ商法・ねずみ講」(25.6%)が最も高くなり、「ネットオークション詐欺」(20.9%)、「ワンクリック詐欺」(16.3%)、「フィッシング詐欺」(15.7%)、「キャッチセールス」(14.5%)が続きました。


また、全回答者(1,000名)に、これまでに、詐欺などのトラブルの被害に遭いそうになったことがあるか聞いたところ、「遭いそうになったことがある」は25.7%、「遭いそうになったことはない」は74.3%となりました。

男女・年代別にみると、詐欺などのトラブルの被害に遭いそうになったことがある人の割合は、男性では30代29.6%、40代20.8%、女性では30代29.2%、40代23.2%と、男女とも30代のほうが5ポイント以上高くなりました。


これまでに詐欺などのトラブルの被害に遭いそうになったことがある人(257名)に、被害に遭いそうになったトラブルを聞いたところ、「ワンクリック詐欺」(36.2%)が最も高くなり、「マルチ商法・ねずみ講」(32.7%)、「フィッシング詐欺」(31.5%)、「キャッチセールス」(21.8%)、「無料商法」(19.1%)が続きました。


「お金について学び直ししたい」30代・40代の60.3%

 学び直ししたいことTOP3は「資産形成・資産運用」「生活設計」「保険・リスク管理」

「子どもにお金について学んでほしい」親の75.7%

 学んでほしいことTOP3は「資産形成・資産運用」「生活設計」「お金のトラブル」


詐欺などのお金に関するトラブルに遭わないようにするには、金融リテラシーを身に付け、高めておくことが大切です。

全回答者(1,000名)に、お金について、学び直ししたいと思うか聞いたところ、「学び直ししたいと思う」は60.3%、「学び直ししたいと思わない」は39.7%となりました。リカレント教育や書籍などを活用し、マネーリテラシーを高めたいと考えている人が多いようです。

男女・年代別にみると、学び直ししたいと思う人の割合は、30代女性(69.2%)が最も高くなりました。


お金について学び直ししたいと思う人(603名)に、どのようなことを学び直ししたいと思うか聞いたところ、「資産形成・資産運用」(64.3%)が最も高くなり、「生活設計(人生設計と人生に必要な資金の計画)」(46.4%)、「保険・リスク管理(事故・災害・病気などへの備え)」(40.3%)、「家計管理」(33.3%)、「決済方法(キャッシュレス決済手段と方法など)」(24.2%)が続きました。


また、子どもの金融教育について質問しました。

子どもがいる人(452名)に、子どもに、お金について学んでほしいと思うか聞いたところ、「学んでほしい」は75.7%、「学んでほしいと思わない」は24.3%となりました。親の大半が子どもへの金融教育を重視しているようです。

男女・年代別にみると、子どもにお金について学んでほしいと思う人の割合は、女性では30代83.1%、40代72.7%となり、世代間で10.4ポイントの差が開きました。未就学児や小学生の子どもを抱える人が多い30代女性には、お金についての知識や情報に早期に触れられるよう、“はじめての金融教育”という機会を子どもに用意してあげたいと考える人が多いのではないでしょうか。


子どもにお金について学んでほしいと思う人(342名)に、どのようなことを学んでほしいか聞いたところ、「資産形成・資産運用」(62.6%)が最も高くなり、「生活設計(人生設計と人生に必要な資金の計画)」(61.7%)、「お金のトラブル」(52.0%)、「保険・リスク管理(事故・災害・病気などへの備え)」(48.8%)、「家計管理」(47.4%)が続きました。 


※調査結果全文は、添付のPDFファイルよりご覧いただけます。

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