IT・理工系女子へのきっかけをつくる小学生・中学生向け プログラミングイベントを3月に開催
子ども向けSTEAMプログラミング教育を行う株式会社プロキッズ(本社:東京都台東区、代表取締役社長:原 正幸、以下 プロキッズ)は、2022年3月21日(月)に国立大学法人 名古屋工業大学ダイバーシティ推進センター主催「女子小中学生のためのプログラミング体験講座」の支援を行いました。
IT人材の不足が続く中、理系女子支援の取り組みは内閣府や文部科学省などでも積極的に展開されています。
こうしたなか「女子生徒がテクノロジーに触れ、科学技術への関心や理数系の学びへの関心を早期に高める機会を作ろう」と、オンラインでプログラミングイベントを開催しました。当日は東海地方を中心に日本全国の小学5年生~中学3年生の女子児童・生徒が参加してくれました。
◆AIとScratchを組み合わせたプログラミング「絶対に負けないじゃんけんゲーム」
「じゃんけん」というと、自分が勝ったり負たりするのがよくあるパターンです。そこで今回は人工知能でおなじみの「AI」を活用して、コンピュータが必ず勝つじゃんけんゲームをプログラミングで作りました。
1) Scratchでじゃんけんゲームを作ろう
はじめに、ビジュアルプログラミング言語であるScratchを使って、グー・チョキ・パーがランダムに出るじゃんけんゲームの作成に挑戦しました。
参加者は3つのグループにわかれて、1人1台ずつそれぞれプログラミングを行います。好きなキャラクターを選び、変数や乱数を使いながらプログラミングをしました。グループワークでは少人数なので講師と参加者の距離も近く、楽しく完成することができました。
2) AIの画像認識を操作してみよう
次は「必ずコンピュータじゃんけんに勝つ」というメインのプログラミングにうつります。画像・音声・ポーズの3種類を学習することができる「Teachable Machine」というツールを用いて、参加者にAIを操作してもらいました。
「Teachable Machine」上でグー・チョキ・パーそれぞれの手を写真で何回も撮影して、画像を人工知能に学習させていきます。
実際に自分がプレイヤーとなって「グー」を出した時に、コンピュータも「グー」の判定が出るかを参加者に試してもらいます。コンピュータがきちんと学習できていることを確認できると「おもしろい!」「楽しい!」といった声が続々と聞こえ、大変盛り上がっていました。
3) コンピュータが絶対に勝つじゃんけんゲームを作ろう
Scratchに拡張機能が加わった「Stretch3」と先ほどAIの学習で使った「Teachable Machine」を用いて、「コンピュータが絶対負けないじゃんけんゲーム」作りに挑戦しました。
冒頭に学んだScratchの経験をいかし、すいすいプログラミングを進めていく子供たちに講師陣も驚かされました。
◆身近なロールモデル、理系女子大学生を知ろう
女子児童・生徒の理系進路へのイメージをふくらませる一助として、イベントでは現役の女性理系大学生2名のプレゼンテーションも行いました。
数学や情報工学に興味を持ったきっかけ、進路選択の動機や大学で今どのような勉強を行っているのかなどを伝えました。
また、自分が興味を持っていることを追求するのに必要な姿勢など、将来の進路選択のヒントのお話もあり、現役の理系大学生だからこその貴重な語り場となりました。
最後のイベントアンケートでは「またプログラミングをしたい」という回答が100%となりました。今回参加者の7割以上の方がプログラミング未経験者でしたが、本イベントをきっかけに、ITや理工系への興味が生まれると嬉しいです。
プロキッズでは子どもの未来に寄り添う会社として、ありそうでなかった体験を作ることで、親子、そして地域社会も巻き込んだITに触れる機会作り、学びの好奇心を育むお手伝いを今後も提供してまいります。
【本イベントの概要】
■日時:2022年3月21日(月)13:00~16:00
■場所:オンライン
■内容:AI×Scratchで「絶対に負けないじゃんけんゲームを作ろう!」
■対象:小学5年生~中学3年生の女子
■主催:名古屋工業大学ダイバーシティ推進センター
【ご参考】
株式会社プロキッズ( https://prokids.jp )
子どもたちが未来を生き抜くために、自ら挑戦し、学べる場を目指し、これまで約4,000名以上の子供たちにスクールやイベント・展示会でプログラミングの楽しさを伝えてきました。シンガポールや上海などのプログラミング教育現場にも訪れ、先進的な事例を多く取りいれています。
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