株式会社武蔵野化学研究所が高純度・高品質な『高純度ポリ乳酸』...

株式会社武蔵野化学研究所が高純度・高品質な『高純度ポリ乳酸』を独自開発  ~添加剤フリー・高光学純度・低モノマー含量~

国内唯一の乳酸製造会社である株式会社武蔵野化学研究所(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:砂原 三利、以下 武蔵野化学研究所)は60年以上にわたり乳酸精製技術を磨き、高純度乳酸の製造を行い、高純度かつ高品質なポリ乳酸『高純度ポリ乳酸』を独自開発いたしました。

武蔵野化学研究所ホームページ: http://www.musashino.com


【新製品の概要】
製品:高純度ポリ乳酸
用途:生体内分解性医療材料の原料、高機能ポリ乳酸製品の原料、
   ポリ乳酸用添加剤、コポリマー等の研究開発用、
   ポリ乳酸結晶核剤(D体)、ステレオコンプレックスポリ乳酸の原料
特徴:
・添加剤(可塑剤、酸化防止剤)は使用しておりません。
・異性体含量が少ない高光学純度品です。(L及びDの光学純度は、99.5%以上)
・残存モノマー含量が低く、これに起因する加水分解を抑えることができます。
・粒径、形状ともにばらつきの少ない均一された白色ペレットです。
・高い破断エネルギーを有し、粘りのあるポリ乳酸です。

ポリ乳酸は、ポリエチレン(PE)やポリエチレンテレフタレート(PET)のような石油を原料とするポリマーと異なり、サトウキビや澱粉のような農作物から製造される乳酸を原料としています。よって、石油枯渇や温暖化問題が発生した頃から注目されてきた経緯があります。また、生分解性の特性があることから廃棄後は水と二酸化炭素に分解される為、環境への負荷が少ないことも将来的に大量使用が期待されるポリマーの1つであります。乳酸は人体中で随時生産されているため生体内で分解しても人体に無害であることから汎用ポリマーとしての使用以外に医療用材料(骨固定材、手術用縫合糸、DDS等)の原料としても使用されています。


【ポリ乳酸の現状】
武蔵野化学研究所は、乳酸の精製技術や乳酸誘導体の製造を行ってきた実績からポリ乳酸についても各大学や他企業と長年開発を行ってきました。それらの技術と高品質の原料から他に例のない高純度かつ、高品質のポリ乳酸を開発し市場化に至りました。一般に市販されているポリ乳酸の原料レジンはそのほとんどがアメリカからの輸入品であり、品質が不安定であるため用途に合わせて種々の添加剤を使用し機能、成形性、生産性等の改善が行われているのが実情です。それに対し、武蔵野化学研究所のポリ乳酸は添加剤を使用せずポリ乳酸の性質を最大限に引き出されており、また、高純度・高品質であることから医療材料の原料として注目を集めています。


【今後の展望】
6月に出展参加した東京ビックサイトでのインターフェックス ジャパン 2012と、中国の上海国際博覧中心でのCPhI China 2012以降は、医療業界を中心に多くの引き合いが来ており、特に、武蔵野化学研究所中国支社に対して新規の中国医療メーカーからの引き合いが増加しています。武蔵野化学研究所は、国内外共に同品の販売活動を行っていく予定であるため、生産体制や販売ルートを強化していき、また、武蔵野化学研究所の培った技術より更なる品質向上や新規の性質を有するホモポリマー及び、共重合体等の開発も行います。


【会社概要】
株式会社武蔵野化学研究所
所在地 : 〒104-0031 東京都中央区京橋1-1-1 八重洲ダイビル7F
設立  : 1949年(昭和24年)11月19日
資本金 : 237,600,000円
代表者 : 代表取締役社長 砂原 三利
TEL   : 03-3274-5501
FAX   : 03-3278-9249
URL   : http://www.musashino.com
営業内容: 有機合成化学工業(乳酸及び乳酸誘導体、アラニン、
      ピルビン酸及びピルビン酸誘導体等を製造し、醸造薬品、
      食品添加物、医薬・化粧品原料として販売、輸出)

カテゴリ:
調査・報告
ジャンル:
ビジネス全般

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