日本初!「Omniverse Enterprise」の実行環境をクラウドで 提供する新サービス「VDIクラウド」(仮称)の提供開始

株式会社NTTPCコミュニケーションズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:工藤 潤一、以下:NTTPC)は、NVIDIA(本社:アメリカ合衆国カリフォルニア州、以下:NVIDIA)が開発した3Dデザインコラボレーションと物理的に正確なリアルタイムシミュレーションを実現する3D開発プラットフォーム「NVIDIA OmniverseTM Enterprise」(以下、「Omniverse Enterprise」)の実行環境をクラウドで提供するサービス「VDIクラウド」(仮称)を日本で初めて※開始します。


(※)自社調べ



1. 背景

「Omniverse Enterprise」を活用するためには、設備投資に加え構築・運用における人的リソース、ナレッジといった各種アセットが必要となります。

NVIDIAの「Omniverse Partner Council Japan」メンバーであるNTTPCは、多くの企業・団体においてデジタルツインを活用した社会・産業イノベーションが創発されることを目指しています。


・「Omniverse Enterprise」の検証を通じて蓄積された技術ナレッジ

・お客さまがPoC導入する際に必要なノウハウ(デモ環境の提供など)

・お客さまへの「Omniverse Enterprise」の紹介や活用シーンへのディスカッションから得られた知見


NTTPCが蓄積したこれらのナレッジを活かし、利用シーンに合わせて柔軟かつ簡便に「Omniverse Enterprise」を利用できるクラウド型のサービスを日本で初めて提供するに至りました。



2. サービスの特長

「VDIクラウド」(仮称)は、「Omniverse Enterprise」や各種3D、コンピュータグラフィックソフトウェアが利用可能な環境をVDI(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップ基盤)で提供するクラウド型のサービスです。必要なリソースに応じた従量課金のため、PoCから本格的な開発基盤まで柔軟かつ簡便なご利用が可能です。


(1) 必要なシステムリソース(vCPU、vGPU、メモリ、ストレージ)を利用可能

(2) Windows 10の持ち込み(※1)が可能(マイクロソフト社QMTHプログラム認定事業者(※2))

(3) Citrix Virtual Apps and Desktops(※3)の採用により、リモートデスクトップと比較して高速・低遅延な画面転送を実現

(4) 接続方式は、閉域網やインターネット、さらにNTTドコモ5G網(※4)からのアクセスが可能

(5) VDIをリーズナブルかつ容易に運用・保守可能


注)「Omniverse Enterprise」およびWindows OSをはじめとしたライセンスが必要なソフトウェアについては別途お客さまにて持ち込みが必要となります。


(※1) Windows 10の持ち込み: 新たな追加ライセンスなしに仮想デスクトップ上でWindows 10ライセンスが利用できること


(※2) マイクロソフト社QMTHプログラム認定事業者:Windows 10をクライアントOSとする仮想デスクトップサービスの提供が可能な事業者認定制度

https://download.microsoft.com/download/3/D/4/3D445779-2870-4E3D-AFCB-D35D2E1BC095/QMTH%20Authorized%20Partner%20List.pdf


(※3) Citrix Virtual Apps and Desktops:仮想デスクトップシステムのひとつ。仮想マシン上でOSやアプリケーションを動作させ、利用者の端末へ画面を転送するアプリケーションソフト


(※4) NTTドコモ5G網: 5G利用が可能な固定IPを付与できるモバイル回線プランを提供予定。固定IPなのでモバイルからでもIP制限をかけた利用が可能



3. サービスで実現されるもの

本サービスのクラウド基盤には先進性に秀でたハイパーコンバージドインフラストラクチャ(※5)(HCI)を擁するNutanix Cloud Platform(※6)を採用することで、柔軟性、高い可用性、強固なセキュリティにすぐれたユーザーエクスペリエンスを実現しています。


(1) 設備の維持・メンテナンスからの解放(生産性の向上)

(2) 3Dコラボレーションの実現(デジタルツインへの参入)

(3) 自由な場所からのセキュアな作業環境(働き方改革)


(※5)ハイパーコンバージドインフラストラクチャ:x86ベースのサーバーを複数台束ねて、コンピューティング機能、ストレージ機能、ネットワーク機能を統合的に実現した仮想化基盤であり、ビジネスニーズに合わせて段階的に拡張することが可能なプラットフォーム


(※6)Nutanix Cloud Platform:Nutanixが提供するHCIソフトウェアにより、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウド、マルチクラウドを対象に、単一のプラットフォームで場所や規模を問わず、アプリケーション管理を可能にするクラウド・ソフトウェア・ソリューション



4. NVIDIA AI DAYS 2022への出展

NTTPCは、2022年6月23日~24日にNVIDIAが開催するNVIDIA AI DAYS 2022に出展します。スポンサーセッションの中で「【AI開発&導入検討者向け】AI/IoT・デジタルツイン分野における最新ソリューションのご紹介」として、本サービスを紹介します。


参加登録はこちら( https://www.ai-days2022.com/?r=0012 )



5. 提供開始

2022年8月予定



6. 各社からのコメント

<NVIDIA>

NVIDIAでは、パートナー企業間の連携と普及に向けて、昨年、Omniverse Partner Council Japanを始動しました。この取り組みの中で、このたび株式会社NTTPCコミュニケーションズ様が「NVIDIA Omniverse Enterprise」をクラウドサービスとしてVDIで提供されることを嬉しく思います。今後「NVIDIA Omniverse Enterprise」を様々な分野で展開をしていく上で、強いパートナーシップを推進し、国内で広く活用いただけることを期待しております。

エヌビディア 日本代表 兼 米国本社副社長 大崎 真孝


<Nutanix>

このたび株式会社NTTPCコミュニケーションズ様の「VDIクラウド」(仮称)の基盤としてNutanix Cloud Platformが採用されましたことを大変光栄に思います。場所やツールを問わず複数人で3DデザインやコラボレーションができるNTTPCコミュニケーションズ様のクラウドサービス基盤に採用いただいたことで、クラウドを意識しなくても良いもの(インビジブル)にして、お客様がビジネスの結果に注力できるようにITを強化するという当社のビジョンが実現でき、メタバースをはじめとした最先端の開発者のワークプレイス変革の一助となることを期待いたします。

ニュータニックス・ジャパン合同会社 コーポレート・バイスプレジデント 兼 社長 金古 毅



7. お問い合わせ先

料金などあらかじめご相談をお受けする窓口を用意しております。

https://dm.nttpc.co.jp/form/inq_vdicloud.html

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