ダイアテックカンパニー、使いやすく柔軟性の高いMAICO社製 スタンドアローン型「オージオメータ MA42」を6月27日に発売 ~ 1台で完結する聴力検査 ~
デンマーク、ドイツやアメリカより世界のリーディングブランドの聴覚検査機器を輸入・販売するダイアテックカンパニー(プレジデント:木下 聡、本社:神奈川県川崎市)は、基本検査(気導・骨導・語音)を標準で搭載し、専門検査も追加できるスタンドアローン型「オージオメータ MA42」(以下、MA42)を2022年6月27(月)に発売いたします。MA42は従来品のMA41の後継機種で操作性や機能を更に使いやすくユーザーフレンドリーに設計して改良されたMAICO社製の最新のオージオメータです。
製品ページ: https://www.diatec-diagnostics.jp/ma42
近年において高齢化は世界的に加速しており、これに伴い日本国内でも難聴者数が増加しています※1。また、難聴と認知症の関連性についての研究は国内外でも進められており、難聴が認知症の危険因子であることは既に報告されています※2。そのため、難聴を早期に発見し、補聴器の装用など難聴の種類や度合いに適した補聴を早急に開始することが重要であると言われています。MA42はその難聴を適切に評価・診断するためにご活用いただけるオージオメータです。
MA42はコンパクト設計で起動時間も従来品より短くなり、操作性が向上し、ディスプレイもフルカラーで見やすく改良されました。さらにMA42は完全2チャンネルで、使用者の好みに応じて刺激音やチャンネルを柔軟に自由な組み合わせで設定できるため日常で行う検査をよりスムーズに実施いただけます。検査項目も豊富に取り揃えており、純音聴力検査、内蔵語音を標準搭載した語音聴力検査、それらに加えて専門検査をオプションで追加できます。また、音場検査も実施可能で、音場検査用の新しい刺激音「小児用ノイズ」も標準搭載しています。「小児用ノイズ」は音場検査で被検者、特に小児や高齢者の注意をより向けやすくするために設計された刺激音です。
MA42は純音聴力測定(気導/骨導/音場)、語音聴力測定(内蔵語音標準)を標準搭載しており、クリニックや補聴器販売店でもご活用いただけます。また、専用キャリーケース、遮音性の高い耳覆い型ヘッドホンや専用プリンターもご使用いただけるため、外販や出張訪問などにも適しています。オプションのインサートイヤホンをお使いいただくと、通常のヘッドホンよりも周囲の騒音を遮断でき、より正確な検査結果を得られます。また、通常のヘッドホンに比べて両耳間移行減衰量が大きいため、気導マスキングを必要とする場面が減り、マスキングの手間を省けます。
■MA42の主な特長
1. 使いやすく柔軟性の高いスタンドアローン型オージオメータ
・完全2チャンネルのため、刺激音やチャンネルを使用者の好みに合わせて設定できます。
・インサートイヤホン、遮音性の高い耳覆い型ヘッドホンなどさまざまなトランスデューサーをお使いいただけます。
・本体画面は見やすいカラーディスプレイで日本語対応しています。
2. 基本検査を標準搭載、専門検査はオプションで追加
・純音聴力測定(気導/骨導/音場)、語音聴力測定(内蔵語音)を標準搭載しています。
・専門検査はオプションで追加できます。
・音場検査で使用できる「小児用ノイズ」を搭載しています。集中力を維持させやすいように設計された刺激音です。
3. 検査結果
・PDF形式でUSBメモリーへ保存できます。
・専用プリンター(オプション)をお使いいただくと、検査結果を直接印刷することができます。
4. 外販、出張訪問でも活用
・MA42はコンパクト設計で重さはわずか1.5Kgです。
・専用キャリーケース(オプション)をお使いいただくことで、付属品一式を含めて持ち運びが可能です。
■ダイアテックカンパニーのプレジデント 木下 聡のコメント
「MAICO社はオージオメータの老舗として80年以上にわたり直感的に使えるオージオメータを開発してきました。そのMAICO社の最新のオージオメータ MA42はスクリーニングから難聴の診断までに関連した聴力検査をこの1台で実施することができます。世界的に高齢化が進み、難聴と認知症の関連性がより明確になりつつある中で難聴を早期にケアするためにまずは難聴の評価・診断を行うことが重要です。その第一歩の診断にMA42をご活用いただき、より効率的に聴力を評価いただき、少しでも難聴の方々のお役に立つことができれば嬉しく思います。」
■製品概要
販売名 :オージオメータ MA42
医療機器認証番号:302AIBZX00022000
販売価格 :980,000円(税別)
寸法 :34.5cm×20cm×8cm
重量 :1.5Kg
※1 JapanTrak2018
※2 Livingston G, et al. Lancet. 2017 Jul 19. pii: S0140-6736(17)31363-6. doi: 10.1016/S0140-6736(17)31363-6.
■ダイアテックカンパニーについて
ダイアテックカンパニーはデンマークのデマント社の傘下にあり、世界で唯一の慈善財団が所有する補聴器会社であるオーティコン社日本法人の医用機器事業部門として2013年に設立されました。インターアコースティクス社(デンマーク)、メイコ社(ドイツ)およびメドレックス社(アメリカ)の聴覚検査装置および補聴器関連機器の輸入販売および保守サービスの提供を行っています( https://www.diatec-diagnostics.jp/ )。『学術研究への貢献』、『医療現場への貢献』、『聴覚補償への貢献』という三つの理念の基、聴覚検査装置および補聴器関連機器を通じて『耳』、『聞こえ』に関わるさまざまな方々へ世界の先端学術研究の知見を基に、欧米の国際規格に準じた製品をいち早く日本のお客様にご紹介し、最適なソリューションを提供することを使命としています。
■デマントグループについて
デマントは、118年前にデンマークのオーデンセで補聴器の輸入商から始まり、のちに補聴器の製造や診断機器、人工内耳事業へと参入していきました。現在、聴覚ヘルスケアにおける全ての分野をカバーする世界唯一の企業として、世界130か国以上でビジネスを展開しています。ビジネス領域ごとの売り上げ比率では、補聴器事業(卸売りと小売り合計)が81%を占めており、その他、人工内耳事業が3%、診断機器事業が10%、コミュニケーション事業が6%を占めています。中核となる補聴器事業ではオーティコン、フィリップス、バーナフォン、ソニックなど複数のブランドを展開しています。また、デマントはウィリアム・デマント財団が所有し、世界で唯一の慈善財団が所有する聴覚ヘルスケア企業です。全デマントグループ18,000人強の従業員とともに、聴覚ヘルスケアや聞こえの改善の研究、製品開発を行っています。
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