累計20万部突破の“こどもシリーズ”最新刊『こども行動経済学 なぜ行動経済学が必要なのかがわかる本』が7月15日発売‼
人間の思考のクセを知れば、かしこく行動できる人になれる!
株式会社カンゼンは、新刊『こども行動経済学 なぜ行動経済学が必要なのかがわかる本』(犬飼佳吾 監修、バウンド 著)を2022年7月15日に発売いたします。
『こども行動経済学』詳細
URL:https://www.kanzen.jp/book/b10013829.html
『こども行動経済学』詳細
URL:https://www.kanzen.jp/book/b10013829.html
内容紹介
行動経済学は、人間が合理的には行動しないことに着目し、従来の経済学ではうまく説明できなかったことを、心理学の要素も加えながら人間の行動を観察することでとらえようとする、より実践的な経済学です。
損得についてきちんと考えて、合理的な行動を選択できる力を育みます。その考え方はさまざま場面で応用することができます。「こどもシリーズ」は、家庭内コミュニケーションを推進することを目的とし、日常生活からの事例を交えるなど、親子が会話をするきっかけとなるテーマを吟味しています。こどもをこども扱いせずに、対等に話し合える環境を大人がつくることも大切な家庭教育です。
行動経済学とは…
人が社会生活を送るうえで、どのように損得を考えて行動するかを研究する学問。
人間は無意識のうちに何かに動かされている?本書をキッカケに親子で“損得”と“よりよい選択”について一緒に考えてみませんか?
損得についてきちんと考えて、合理的な行動を選択できる力を育みます。その考え方はさまざま場面で応用することができます。「こどもシリーズ」は、家庭内コミュニケーションを推進することを目的とし、日常生活からの事例を交えるなど、親子が会話をするきっかけとなるテーマを吟味しています。こどもをこども扱いせずに、対等に話し合える環境を大人がつくることも大切な家庭教育です。
行動経済学とは…
人が社会生活を送るうえで、どのように損得を考えて行動するかを研究する学問。
人間は無意識のうちに何かに動かされている?本書をキッカケに親子で“損得”と“よりよい選択”について一緒に考えてみませんか?
目次
本書「はじめに」より
よりよい選択ができる「選択の達人」になろう!
自分の人生や社会をよりよいものにしよう!
私たちは日々、とてもたくさんの選択をしています。どんな服を着るか、何を食べるか、ゲームをするかそれとも勉強をするか、といったように比較的小さな選択もあれば、ときには人生を左右するような重大な選択もあるでしょう。一つひとつの選択が小さなものであれ大きなものであれ、選択を積み重ねることで、あなたという人間が形づくられているともいえます。
行動経済学は、人々がどんな選択をするのか、選択するときにどんなことを考えているのかを調べて研究する学問です。選択を研究するとはどういったことでしょうか。行動経済学ではおもに2つの考え方にもとづいて選択に関する研究を行います。
ひとつめの考え方は、正しい選択とは何かを考えることです。どんな人であっても間違いのない正しい選択をしたいと望むでしょう。行動経済学では、合理的な人間であればどういった選択をするかという経済学的な考え方をもとに正しい選択とは何かを考えます。
ふたつめの考え方は、観察や実験を通じて、人がどんな選択をするのかを調べることです。私たちは、いつも正しい選択ができるわけではありません。誘惑に負けたり、適当に考えて選択してしまうこともしばしばあります。このように、私たち人間が持っている選択のクセにはどういった特徴があるのかを調べることも行動経済学の研究のテーマです。
では、行動経済学を学ぶとどんなよいことがあるでしょうか。行動経済学をじっくり学ぶと選択の達人へと近づくことができるでしょう。人はだれしも正しくてよい選択をしたいものです。重大な決断をするときは、友達や両親、先生に相談しますよね。インターネットを使っていろんな情報を収集することもあるでしょう。
でも、いろいろな意見を聞いてみたり情報収集をしてみると、選択に関する情報が多すぎてかえってどれがよい選択なのかわからなくなってしまうこともあります。そうしたとき、行動経済学の考え方を使うと目の前の情報が整理され、よい選択をするための手かがりを得られるでしょう。人生は選択の連続ですから、行動経済学を学び、選択の達人になることで、みなさんの人生がより豊かなものになるかもしれません。
ここまでは自分の選択をよいものにするために、行動経済学を使ってみることを考えてみました。ここでもう少し視野を広げて、私たちが暮らす社会のことを考えてみましょう。
行動経済学を使うと友人や周りの人々がよい選択をできるようなお手伝いができるかもしれません。行動経済学で人々の選択や行動をよりよいものにするためのサポートをすることも研究されています。自分のことだけでなくて、みなさんが生活する社会をよくするためにはどんなことが必要かを思いめぐらしてみることは、難かしいけれどもとても大切なことです。
今、私たちが暮らす社会はものすごい速さで変化しています。このような変化のなかで、自分と社会にとってよい選択がどんなものかを考えることは、みなさん自身の人生だけでなく、私たちが暮らしている社会をよりよいものにするきっかけになると思います。
この本を手に取ったという選択が、あなたの人生をよりよいものにしたり、よりよい社会を考えるきっかけになってほしいという願いを込めて、この本をみなさんに届けたいと思います。
明治学院大学経済学部 准教授
犬飼佳吾
自分の人生や社会をよりよいものにしよう!
私たちは日々、とてもたくさんの選択をしています。どんな服を着るか、何を食べるか、ゲームをするかそれとも勉強をするか、といったように比較的小さな選択もあれば、ときには人生を左右するような重大な選択もあるでしょう。一つひとつの選択が小さなものであれ大きなものであれ、選択を積み重ねることで、あなたという人間が形づくられているともいえます。
行動経済学は、人々がどんな選択をするのか、選択するときにどんなことを考えているのかを調べて研究する学問です。選択を研究するとはどういったことでしょうか。行動経済学ではおもに2つの考え方にもとづいて選択に関する研究を行います。
ひとつめの考え方は、正しい選択とは何かを考えることです。どんな人であっても間違いのない正しい選択をしたいと望むでしょう。行動経済学では、合理的な人間であればどういった選択をするかという経済学的な考え方をもとに正しい選択とは何かを考えます。
ふたつめの考え方は、観察や実験を通じて、人がどんな選択をするのかを調べることです。私たちは、いつも正しい選択ができるわけではありません。誘惑に負けたり、適当に考えて選択してしまうこともしばしばあります。このように、私たち人間が持っている選択のクセにはどういった特徴があるのかを調べることも行動経済学の研究のテーマです。
では、行動経済学を学ぶとどんなよいことがあるでしょうか。行動経済学をじっくり学ぶと選択の達人へと近づくことができるでしょう。人はだれしも正しくてよい選択をしたいものです。重大な決断をするときは、友達や両親、先生に相談しますよね。インターネットを使っていろんな情報を収集することもあるでしょう。
でも、いろいろな意見を聞いてみたり情報収集をしてみると、選択に関する情報が多すぎてかえってどれがよい選択なのかわからなくなってしまうこともあります。そうしたとき、行動経済学の考え方を使うと目の前の情報が整理され、よい選択をするための手かがりを得られるでしょう。人生は選択の連続ですから、行動経済学を学び、選択の達人になることで、みなさんの人生がより豊かなものになるかもしれません。
ここまでは自分の選択をよいものにするために、行動経済学を使ってみることを考えてみました。ここでもう少し視野を広げて、私たちが暮らす社会のことを考えてみましょう。
行動経済学を使うと友人や周りの人々がよい選択をできるようなお手伝いができるかもしれません。行動経済学で人々の選択や行動をよりよいものにするためのサポートをすることも研究されています。自分のことだけでなくて、みなさんが生活する社会をよくするためにはどんなことが必要かを思いめぐらしてみることは、難かしいけれどもとても大切なことです。
今、私たちが暮らす社会はものすごい速さで変化しています。このような変化のなかで、自分と社会にとってよい選択がどんなものかを考えることは、みなさん自身の人生だけでなく、私たちが暮らしている社会をよりよいものにするきっかけになると思います。
この本を手に取ったという選択が、あなたの人生をよりよいものにしたり、よりよい社会を考えるきっかけになってほしいという願いを込めて、この本をみなさんに届けたいと思います。
明治学院大学経済学部 准教授
犬飼佳吾
監修者プロフィール
犬飼佳吾(いぬかい・けいご)
明治学院大学経済学部准教授
1981年、長野県松本市生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。博士文学。日本学術振興会特別研究員PD、エコール・ポリテクニーク(仏)研究員、大阪大学社会経済研究所講師を経て、現在、明治学院大学経済学部准教授。専門は行動経済学、実験経済学、ニューロエコノミクス。大阪大学賞、第3回ヤフー株式会社コマースカンパニー金融統括本部優秀論文賞受賞(行動経済学会)。実験社会科学の手法を用いて人の社会性の起源に迫る研究を行なっている。
明治学院大学経済学部准教授
1981年、長野県松本市生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。博士文学。日本学術振興会特別研究員PD、エコール・ポリテクニーク(仏)研究員、大阪大学社会経済研究所講師を経て、現在、明治学院大学経済学部准教授。専門は行動経済学、実験経済学、ニューロエコノミクス。大阪大学賞、第3回ヤフー株式会社コマースカンパニー金融統括本部優秀論文賞受賞(行動経済学会)。実験社会科学の手法を用いて人の社会性の起源に迫る研究を行なっている。
書籍概要
■タイトル 『こども行動経済学 なぜ行動経済学が必要なのかがわかる本』
■監修者 犬飼佳吾
■著者 バウンド
■ISBN 9784862556523
■ページ数 128
■判型 A5
■定価 本体1300 円+税
全国の書店、ネット書店で販売
■出版社 カンゼン
■発売日 2022年7月15日
■商品情報
https://www.kanzen.jp/book/b10013829.html
■監修者 犬飼佳吾
■著者 バウンド
■ISBN 9784862556523
■ページ数 128
■判型 A5
■定価 本体1300 円+税
全国の書店、ネット書店で販売
■出版社 カンゼン
■発売日 2022年7月15日
■商品情報
https://www.kanzen.jp/book/b10013829.html
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