福島県本宮市 コロナ禍のフレイル対策 ASTERII啓発版 実証実験 7月22日スタート
高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施 DX化へ一歩
株式会社スカラ(本社:東京都渋谷区、代表執行役社長:梛野 憲克、東証プライム・証券コード:4845)の連結子会社である株式会社エッグ(本社:鳥取県米子市、代表取締役:新田 英明、以下「エッグ」)は、エッグが提供するフレイル早期発見システム「ASTERII」啓発版での実証実験を、福島県本宮市とスタートいたしましたのでお知らせします。
【Webページ】 https://columbusegg.co.jp/aster2
<コロナ禍で進行する高齢者のフレイル予防啓発と状況把握をICTで>
本宮市総合健診と併せてフレイル度チェックを行い、高齢者のフレイル状態と啓発による行動変容を数値化し、フレイル予防対策を効果的かつ効率的に進めることを狙いとしています。
2022年7月22日(金)より本宮市総合健診会場にて、フレイル早期発見システム「ASTERII」啓発版を使用した高齢者へのフレイル度チェックの実施を開始いたしました。
高齢者がご自身のフレイル状態を知ることで、フレイル予防に対する関心を高め、介護予防教室や通いの場、サロンに足を運ぶ等フレイル予防に関する取り組みのきっかけを作ること、更に本宮市のコロナ禍における現状のフレイル度の割合を把握し、今後のフレイル予防・介護予防事業の計画に役立てることが目的です。
そしてエッグとしての最終的な狙いは、このフレイル情報が、高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施を効果的に進めるために活用できる情報となることを期待しています。本宮市民元気いきいき応援プラザにある「えぽか」での開催を皮切りに、本宮市に3拠点ある地域包括支援センターとともに、イベントや各地域での介護予防教室等で、10月末まで実施する予定です。
<会場「えぽか」(7月22日(金))での実施の様子>
■実施概要
健診会場の待合室の一角にブースを設けて、待合室にいる高齢者を対象にし、「ASTERII」啓発版のタブレットに表示される「基本チェックリスト」(25問)に回答していただきました。「ASTERII」啓発版で判定されたフレイル結果をもとに、本宮市の高齢福祉課や地域包括支援センターのスタッフが高齢者にアドバイスを行いました。フレイル判定結果をその場で印刷し、地域包括支援センターの事業案内パンフレットやフレイル判定結果に合わせた指導パンフレットとともに渡すことで、次の行動に繋がるようにしています。
【日時】2022年7月22日(金) 8:30~10:30
【会場】えぽか(本宮市民元気いきいき応援プラザ内 1F)
【チェック数】25名
※本宮市総合健診の待合エリアで実施しました
<フレイル度チェックをICT化 なぜ?>
フレイル早期発見システム「ASTERII」啓発版とは?
高齢者のフレイル度を評価する「基本チェックリスト」を搭載したクラウド型システムです。
■従来のフレイル度チェック
従来の基本チェックリストでの評価方法は、紙の質問用紙に高齢者が回答し、後日、保健師等から評価結果をお知らせするか、高齢者が自己評価をする場合が多くみられます。また紙の回答結果をデータ化するため時間を要する一面があります。
■「ASTERII」啓発版でのフレイル度チェック
1、回答のしやすさ
「ASTERII」啓発版では、基本チェックリストを1問1答形式で、音声とイラストでタブレット等の端末に表示します。高齢者は「はい」か「いいえ」の回答ボタンにタッチするだけです。そのため、高齢者の文字を読むことへの負担を軽減し、質問への理解や回答のしやすさが向上します。
2、瞬時にフレイル判定
評価結果は、回答直後に端末画面に表示できるため、すぐに自分のフレイル状態を知ることができ、フレイル予防に対する意欲や行動変容に繋げやすくなります。結果表は印刷して持ち帰ることも可能です。
3、瞬時にデータ化
この評価結果は、データとして自動的に「ASTERII」啓発版に蓄積されるため、「数値化・分析」という次のステップにスムーズに進むことができます。
4、瞬時に情報共有
「ASTERII」啓発版はクラウドサービスなので利用端末を限定しません。そのため、複数台で同時にチェックすることも可能です。またデータ共有も簡単です。
<高齢者への介護予防アプローチは、細やかさと数値評価が求められている>
エッグが高齢者のフレイル度チェックを「ASTERII」啓発版で実施する理由は、地域住民のフレイル状態を数値で把握するためです。厚生労働省が保健事業と介護予防の一体的実施でも訴えていることからも分かるように、「フレイル」の予防と対策は、高齢者の健康寿命延伸と介護予防において重要な焦点となっています。高齢者一人一人のフレイル状態と、地域全体でのフレイル傾向を理解した上で、適切なアプローチをする必要があります。しかし、担当課の人材が限られる中でそれを実現するには、少しでも効率と効果を上げることを考えなければなりません。効果と効率を上げるためには、課題を探り、的を射たアプローチ対象やアプローチ方法を明確にしていくことが得策です。そこで、まずは「ASTERII」啓発版で、地域住民のフレイル状態を数値化して、自治体、地域ごとの状態を把握することを提案しています。
<株式会社スカラおよび株式会社エッグについて>
【会社概要】
社名 : 株式会社スカラ
本社所在地: 東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ32F
代表者 : 代表執行役社長 梛野 憲克
事業内容 : IT/AI/IoT事業、ECプラットフォーム事業、HR・教育事業、
保険事業、官民共創・コンサルティング事業、
投資・インキュベーション事業、グローバル事業
設立 : 1991年
HP : https://scalagrp.jp/
【会社概要】
社名 : 株式会社エッグ
本社所在地: 鳥取県米子市西福原4丁目11-31
代表者 : 代表取締役 新田 英明
事業内容 : システム開発・システム保守、ネットワーク構築、
Webページ・サイト構築、データベース処理、
保健・福祉・医療関係情報ネットワーク構築、
インターネットはがき作成・投函サービス「ポスコミ」運営
設立 : 1949年
HP : https://egg.co.jp/
【お問い合わせ先】
株式会社エッグ 営業第3課
担当:谷口
TEL :0859-36-8881
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