脳の健康推定による最適なワークスタイルの在り方解明に向けた 共同実証研究開始のお知らせ
株式会社ジョルテ(代表取締役社長:下花 剛一、以下:ジョルテ)と、BHQプロジェクト*1が主導する一般社団法人ブレインインパクト(理事長:山川 義徳、以下:ブレインインパクト)、株式会社梓設計(代表取締役社長:有吉 匡、以下:梓設計)の3社は共同で、Apple Watch(R)と「脳の健康」可視化を活用した健康経営の促進に向けた実証研究を2022年秋より開始いたします。
ジョルテ及びブレインインパクトでは、2022年4月より実施した、カレンダーアプリを用いた「脳の健康状態推定による健康維持増進」の実証研究で得た成果を用いて、Apple Watch(R)で取得した運動量や心拍数データをカレンダープラットフォームに収集し、脳の健康状態を推定するAI(推定BHQ機能)を開発いたしました。
そこで、今回の実証では、ジョルテが開発した推定BHQ機能を搭載したカレンダーアプリを用いて日々の脳の健康を提示することで、どのワークプレイス(在宅・出社・外出等)がより脳の健康向上に寄与するのかについて検証いたします。
■背景
長引くコロナ禍の影響により、企業ではニューノーマルな働き方が求められ、在宅勤務のさらなる促進やコミュニケーション促進のための出社、または在宅と出社のハイブリッドワークなどの選択肢から、企業にとって最適なワークスタイルの検討が求められています。
ブレインインパクトでは、過去の研究で明らかになった脳の健康状態(BHQ)と運動習慣や心理状態との関係から、BHQとワークプレイスとの間にも相関関係があると考えております。
しかし、今までは、ワークプレイスの変化が脳へどのような影響を与えるのか明らかになっていませんでした。今回、ジョルテの開発したアプリを介して、スマートデバイスで取得したデータから日々の脳の健康を推定することで、どのような勤務形態が従業員にとって最適かを評価することが可能になります。
ワークプレイスと脳の健康・健康意識との関係が明らかになることによって、脳の健康把握を起点に、従業員の働きやすさ向上やWell-Beingの実現に向けた企業の健康づくりの取り組みをより加速できるのではないかと考えております。そして、ジョルテの開発するアプリをプラットフォームとして、スマートデバイスとアプリで脳の健康を可視化することで健康管理に役立てるための実証研究を開始いたしました。
また、梓設計では、かねてより希望社員全員へのApple Watch(R)を配布し、従業員の健康管理の一助とする取り組みを推進していました。梓設計は、Apple Watch(R)を利用した取り組みについて従業員の健康状態を可視化するだけにとどめず、オフィス環境や活動データをあらゆる側面から測定することで、従業員の健康増進や生産性向上につながるオフィスの在り方を検証しています。
■取り組み内容
ブレインインパクトは、国際標準規格である脳の健康管理指標BHQ(Brain Healthcare Quotient)を活用し、本実証研究を主導いたします。本実証の取り組み結果を活用し、脳科学研究の振興及び研究成果の社会への還元をより一層進めていく予定です。
ジョルテは、本共同実証研究においてApple Watch(R)などのスマートデバイスを用いて脳の健康状態を推定しアプリで可視化する行動プラットフォームを提供いたします。
本実証の取り組み結果を踏まえ、健康記録と生活改善を促進するための日課管理を含めた新サービスの創出を目指してまいります。
梓設計では、自社従業員の希望者を対象に本実証への研究参加者を募集いたします。そして、本実証の取り組み結果を踏まえ、自社従業員にとって最適な勤務環境の構築に向けた取り組みを促進いたします。
*1 BHQプロジェクト:脳の健康管理指標BHQ(Brain Healthcare Quotient)を活用し脳の健康状態の可視化を軸として、様々な活動や環境と脳の健康との関連性について産学公連携で研究推進及び社会実装に向けた支援を実施するプロジェクト。
■お問い合わせ先
一般社団法人ブレインインパクト BHQプロジェクト事務局
問い合わせ先: bhqproject_jo_inquiry@bi-lab.org
<ご参考>
■株式会社ジョルテ( https://www.jorte.com/ )
世界3,500万以上のダウンロードの実績を持つ人気の無料カレンダーアプリの「ジョルテ」を中心としたサービス提供を行っています。
また、これらのカレンダーアプリサービスの提供を通して、地方創成やスマートシティなどデータ活用を含めた様々なビジネスモデルの創出と社会基盤の形成を目指し取り組みを進めております。
■一般社団法人ブレインインパクトについて( https://www.bi-lab.org/ )
一般社団法人ブレインインパクトは脳の健康管理指標BHQ(Brain Healthcare Quotient)に関連する各種取り組みについての国際標準化活動を推進すると共に、脳情報のデータベースを公的共用リソースとして提供しています。今回の研究成果を活用し、脳科学研究の振興及び研究成果の社会への還元をより一層進めていく予定です。ブレインインパクト理事長の山川は以下役職も兼務しています。
・東京工業大学科学技術創成研究院バイオインターフェース研究ユニット特定教授
・京都大学ブレインヘルスケア・ビジネスエコシステム寄附講座特命教授
・神戸大学産官学連携本部客員教授
■株式会社梓設計
1946年に創設した組織設計事務所で“「建築に温度を」―温かい建築を。誠実に心を込めて―”という信念のもと、社会のニーズに応える建築を、お客様に寄り添って作っていくことを大切にしています。
空港施設設計やスポーツ施設設計のシェアで強みを持つほか、庁舎、教育文化施設、医療福祉、物流施設、斎場、都市計画など、幅広く公共の施設を設計しております。
2019年8月に本社を羽田の物流倉庫に統合移転。羽田空港や運河を直下に望む、階高6.6m、100m×60mのメガプレートに、緑溢れる明るく開放的なオフィスを実現しました。このオフィスを実験場とし、イノベーションを生むオフィスのかたちを追求していきます。
※「ジョルテ」は、株式会社ジョルテの商標又は登録商標です。
※その他、記載されている会社名や商品名などは、各社の商標又は登録商標です。
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