第10回「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」作品公募を開始 不条理な世界を生き抜く姿を伝える取材活動を顕彰
一般財団法人山本美香記念財団は、第10回「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」の候補者および候補作品の公募を開始しました。締め切りは2023年3月5日(日)。授賞式は5月26日(金)に開催する予定です。
【対象について】
賞の対象は、2022年1月~2023年2月の間に取材活動を発表したジャーナリストの活動とその作品。基本的には写真、映像、記事ですが、ニュース性の高いドキュメンタリー映画(商業映画ではなく、ジャーナリズムの視点で撮られた映画)、および同様にニュース性の高いルポルタージュ(書籍や長期にわたる連載記事)なども含まれます。
紛争や抑圧、災害など、今も世界で絶えない不条理のもとで、それでも日常を守り、生きてゆこうとする人々の苦しみや逞しさを見つめ、伝えようとするジャーナリストの活動とその作品に、「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」を贈りたいと考えております。この賞が、そんな人々の姿を世界に伝える一助になれば幸いに存じます。
【「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」概要】
<締め切り>
2023年3月5日(日) ※応募シート及び応募作品はともに締め切り日に必着とする
<受賞者発表>
2022年5月中旬
<受賞対象者・対象作品>
山本美香記念国際ジャーナリスト賞は国際報道に関わる新たな担い手の登場を期待し、贈られるものである。
自薦、他薦、国籍、および取材作品が発表された国や地域不問。基本的にフリーランス、および独自媒体を持たない独立系メディアに所属する個人。(ただし、大手メディアに所属する記者等であっても、特に人間性にあふれる気概や意義が感じられる作品については受賞対象とする)
※応募方法、詳細等は、「山本美香記念財団」ウェブサイトを参照
<賞金>
30万円
<選考委員>
岡村隆(編集者、探検家、旅行ジャーナリスト)
笠井千晶(ドキュメンタリー監督・ジャーナリスト)
河合香織(ノンフィクション作家)
高山文彦(作家)
吉田敏浩(ジャーナリスト)
【山本美香記念財団について】
世界中で起きている様々な紛争や抑圧、その下で暮らす人々の現状を伝えること、またその役割を担うジャーナリストの支援・育成を目的とし、山本美香の意思を継ぐべく2012年10月17日に設立
【山本美香について】
ジャーナリスト。1967年生まれ。朝日ニュースターの報道記者、ディレクターを経て1996年から独立系通信社「ジャパンプレス」に所属。アフガニスタンやイラク、コソボ、ウガンダ、チェチェン、インドネシアなど世界の紛争地を取材。イラク戦争報道でボーン・上田記念国際記者賞特別賞を受賞。2012年8月20日、シリア内戦の取材中にアレッポにて銃撃を受け、殉職。
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