三十三銀行、ダイナトレックの仮想データ統合ツール 「DYNATREK」を導入
銀行全体のDX戦略を推進するデータ検索基盤として利用を開始 営業や収益など顧客に関するデータ提供の一元化を実現
株式会社ダイナトレック(本社:東京都港区、代表取締役:佐伯 譲二、以下「ダイナトレック」)は、本年12月13日より、同社が開発・販売する仮想データ統合ツール「DYNATREK」を株式会社三十三銀行(本社:三重県四日市市、取締役頭取:渡辺 三憲、以下「三十三銀行」)へ導入し、同行の営業マネジメントシステム(以下「本システム」)として運用を開始したことを発表しました。
三十三銀行では2021年5月の発足よりデジタルトランスフォーメーション(DX)による抜本的なビジネス変革を進めており、本システムはこの一環として導入されたものです。本システムの構築は、2022年8月に着手、同月より要件定義を開始、約4か月で構築が完了しました。構築作業は三十三銀行ならびにダイナトレックが行いました。
DYNATREKは、金融機関向けビジネスインテリジェンス(BI)のトップベンダーとして、約30行の地域金融機関の全社的な BIシステムに採用されています。
<DYNATREK 導入の背景>
三十三銀行は、三重県を中心に展開する地方銀行であり、昨年度からの中期経営計画において「持続可能な地域社会の実現に向けたグループ総合力の発揮」の基本方針を掲げています。この一環として、同行ではリレーション&ソリューションの深化、経営の効率化・最適化などを進め、合併シナジーの最大化を図っています。
これらの戦略を具現化するためには、三十三銀行が保有する豊富なデータ資産へ営業店から容易なアクセスを可能にする必要があり、DYNATREKの導入に至りました。
今後、同行では営業活動の効率化や事務作業の削減を実現するため本システムの活用を進めていきます。
<本システムの特徴>
本システムは、三十三銀行の情報系データベースや収益管理システムと接続します。行員は、直感的なインターフェースを用いて、さまざまなデータソースに格納されたデータを一つの画面で操作することができます。
また、営業店での事務作業負荷が大きかった業務計画の策定作業や貸出金の着地予想について、従来の業務帳票のレイアウトを変えることなく、システムから取得可能な数値を自動取得する仕組みを提供しています。現場の業務に負担をかけることなく業務効率化を図ることができる機能を実現しました。
<今後の展開>
現在ダイナトレックでは、三十三銀行の行員自らがDYNATREKを活用して、お客さまへのタイムリーなアプローチや行内事務の効率化を実現できるよう、集積データをリスト化するための体制づくりを進めています。今後、同行のデータ戦略を支えるプラットフォームとしてDYNATREKのさらなる業務コンテンツの拡充を行ってまいります。
<DYNATREKについて>
仮想データ統合ツールDYNATREKは、当社グループが1980年代より開発を進める「仮想統合技術」(日米特許取得済)を用いた製品です。現在、DYNATREKは日本国内の約30行の地方銀行・第二地方銀行に導入されており、金融機関のほか、通信事業者・官公庁・製造業などのお客様において、大規模な統合情報基盤として利用されています。
プレスリリース添付資料
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