千葉銀行、仮想データ統合ツール「DYNATREK(R)」を導入  同行のDX戦略を推進するデータ検索基盤として利用を開始  営業や収益など、顧客に関するデータ提供の一元化を実現

株式会社ダイナトレック(本社:東京都港区、代表取締役:佐伯 譲二、以下「ダイナトレック」)は本年7月26日に、同社が開発・販売する仮想データ統合ツール「DYNATREK(R)」(以下「DYNATREK」)を株式会社千葉銀行(本社:千葉県千葉市、取締役頭取:米本 努、以下「千葉銀行」)へ導入し、同行のデータ検索基盤(以下、「本システム」)として運用を開始したことを発表しました。


千葉銀行ではDXによる抜本的なビジネス変革を進めており、本システムはこの一環として導入されたものです。本システムの構築は2021年3月に着手、同月より要件定義を開始し、本年7月26日より稼働を開始。構築作業は千葉銀行ならびにダイナトレックが行いました。

「DYNATREK」は、金融機関向けBIのトップベンダーとして、25の地域金融機関の全社的なBIシステムに採用されています。



<「DYNATREK」導入の背景>

千葉銀行は、千葉県ならびに東京都を中心に展開している大手地方銀行であり、2020年度からの中期経営計画において、「金融機能の深化と地域金融の新たなモデル構築による、カスタマー・エクスペリエンス(CX)の向上」を掲げ、重要戦略の1つとしてDX戦略の強化を進めています。

この一環として、同行ではムーンショット目標(*1)の1つとして「行内外で保有するデータが『いつでも』『欲しいものが』『欲しい形で』得られるデータ検索システムの実現」を設定しました。この実現にあたり、短期間で、同行のデータ資産を活用しながら検索基盤を構築することが可能である「DYNATREK」の導入に至りました。



<本システムの特徴>

本システムは、今般千葉銀行が大幅に拡充したマーケティング用データベースや収益管理システムなどと接続します。行員は、様々なデータソースに格納されたデータを一つの画面で、直感的なインターフェースで操作することが可能です。

千葉銀行は、本システムにより、データを可視化・分析することで、各種データから潜在ニーズを把握し、お客さま毎にパーソナライズ化された満足度の高い提案を目指します。



<今後の展開>

現在、口座情報等の銀行保有データをもとに、お客様の潜在ニーズを掘り起こすためのリストアップに取り組んでいるほか、お客様のパーソナライズ化につながるカルテ画面の作成等を進めています。今後も千葉銀行の掲げるCX向上の実現に向け、検索コンテンツの拡充を進めてまいります。



【用語解説】

ムーンショット目標 (*1):

大変な困難を伴うが実現すれば大きなインパクトがある壮大な目標や挑戦のこと。

千葉銀行では現在、DXに関し3つのムーンショット目標を設定している。


参考:千葉銀行IR資料 (2021年4月6日)

https://www.chibabank.co.jp/company/ir/library/presentation/pdf/irday_2021_01.pdf 



<DYNATREKについて>

仮想データ統合ツールDYNATREKは、当社グループが1980年代より開発を進める「仮想統合技術」(日米特許取得済)を用いた製品です。

現在、DYNATREKは日本国内の25行の地方銀行・第二地方銀行に導入されており、金融機関のほか、通信事業者・官公庁・製造業などのお客様において、大規模な統合情報基盤として利用されています。

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