米国ロサンゼルス在住ピアニスト 小澤ともこ、 セカンドアルバム『Cricket Wind』を Infrequent Seamsレーベルより2023年秋リリース ージャズ、現代音楽、 インタラクティブ・プログラミングが統合された対話型音楽ー
アメリカ・ロサンゼルス在住のピアニスト小澤ともこ(以下:小澤)が、全米、ヨーロッパから大注目を浴びたファーストアルバム『Gentian』から8年、Infrequent Seamsレーベルよりセカンドアルバム『Cricket Wind』を2023年11月にリリースします。
収録曲『Cricket Wind』ライブレコーディング映像: https://www.youtube.com/watch?v=hnSNe0b27no
■小澤ともこPROFILE
6歳よりピアノを始め、10代をイギリスで過ごす。国際基督教大学在学中、即興や作曲に興味をもち、2011年に渡米、ボストンの名門バークリー音楽大学院にてジャズおよび現代音楽の作曲法を学ぶ。2014年より自身のグループの演奏活動を開始し、2015年にリリースした1stアルバムGentianは、ヨーロッパで注目を浴びるほか、アメリカ国内では、National Endowment for the Artsで紹介される。その傍ら、ボストンバレエを含む著名なカンパニーでダンスピアニストとして活躍する。2017年ロンジー音楽院より近代アメリカ音楽学科ピアノ専攻の修士号を取得後、カリフォルニア大学アーバイン校博士号プログラムIntegrated Composition, Improvisation, and Technologyに全額奨学金を得て合格、2022年春卒業。これまでに、ヤマハディスクラビアやモーションセンサーMUGICを使った画期的なピアノソロがRan Blake財団Earobic賞を受賞、NY、LA、東京での演奏活動、ヨーロッパのNew Music for Strings Festivalで自身の弦楽器曲を披露するなど、ジャズ、近代音楽、ダンス、最新テクノロジーを駆使した曲などジャンルを越えた分野で精力的に活動している。
オフィシャルサイト: http://www.tomoko-ozawa.com/
■セカンドアルバム『Cricket Wind』が誕生した背景
当アルバムに収録された音楽は、小澤がカリフォルニア大学アーバイン校で博士号課程における最後の課題として、研究論文とコンサートという形で製作したものです。このコンサートは、2021年5月と7月の2回、xMPLという最新型テクノロジーを使ったパフォーマンスを多く開催する会場からライブ配信しました。当アルバムは、そのライブレコーディングを収録した作品です。
研究のテーマは「Conversational Composition」(会話・対話型作曲法)。言語学である会話のさまざまな形やルールを、音楽の作曲法を用いて検証するという研究です。曲の中で起きるさまざまな出来事や順序は、会話参加者(演奏者)の意思とそれぞれの出方次第で決まる構造です。つまり、曲自体が演奏者どうしの「会話」によって成り立っていることを意味します。お互いが耳をすましあい、反応しあい、一緒に共同作業をしたり、ぶつかりあったり、独断で行動をしたり、立ち止まったり、あらゆる場面を表現しています。
これは、小澤自身の経験が元になっています。日本でクラシック音楽を学び、10代をイギリス、20代はアメリカ・ボストンでジャズや近代音楽の作曲法を学んだように、さまざまな文化や音楽のジャンルに触れる中で培った経験から、「人と人とのつながりは、対話があって初めて成立するものだ」と強く思ったことがきっかけとなっています。それゆえ、演奏者の文化、人種、音楽のバックグラウンドは多様に構成されています。
■商品情報
小澤ともこ セカンドアルバム 『Cricket Wind』
発売予定日:2023年11月11日(土)
収録曲 :全6曲
Cricket Wind
Phasing
Streams of Talk
Group Talk No. 1
Group Talk No. 2
Group Talk No. 3
購入方法: https://infrequentseams.com/ ※発売時にリンクが掲載されます。
<コンセプト>
Music is like conversation. 音楽は、対話です。このアルバムにおいて、すべて演奏者は、自分の意志をもって、それぞれがそれぞれの方法で、自身の思いを表現し、積極的にお互いに耳をかたむけます。私たち一人一人は、表現すべく、聞き入れてもらうべく、「声」をもっています。私たちが対話をしたとき、すべての物事はより大きな喜び、可能性、成長へと導かれます。そんな思いを持って創られたのがこのアルバムに収録された曲目です。
<収録曲の特徴>
現代音楽、ジャズ、即興、インタラクティブ・プログラミング(双方向・対話式プログラミング)が統合された、ジャンルを越えた対話型作曲・音楽です。
『Cricket Wind』『Phasing』『Streams of Talk』の3曲は、ソロでありながら対話型プログラミングを使っているため、もう一人の自分との対話、想像上の複数の声との対話、自分と風、虫、鳥、木など自然界との対話を表現しています。『Cricket Wind』は、世界的バイオリニスト・作曲家・インタラクティブ音楽の先駆者である木村まりが開発したモーションセンサーMUGICを用いており、『Streams of Talk』と『Phasing』は、ヤマハ「ディスクラビア」のMIDI機能を使ってプログラムされています。このソロプロジェクトは、2021/2022年Ran Blake財団Earobic賞第1位を受賞しました。
『Group Talk』No.1~3の3曲は、クラシックのバイオリニストBlake Harrison-Lane、近代クラシックがメインのBella Pepke、ジャズ・ヒップホップ・即興音楽全般が専門のJoVia Armstrong、そしてクラシックとジャズ両方の影響を受けてきた小澤のカルテットです。
■今後の小澤の活動予定
Infrequent Seamsレーベルの配信ミュージックフェスティバルInfrequent Seams Streamfestより、アルバムリリースコンサートのほか、レーベル創設者でベーシストのJames Ilgenfritzとの共演コンサートも予定されています。今後は、モーションセンサーMUGICおよびヤマハディスクラビアを用いたソロプロジェクトをより発展させ、ソロを越えたソロピアノアルバムの制作をしてまいります。
また、NY、ボストン、東京で活動を続けていた自身のジャズグループのライブ活動をロサンゼルスで再開する予定です。
■レーベルについて
Infrequent Seamsは、エリオット・シャープ、ミヤ・マサオカ、ゼィーナ・パーキンズ、マイラ・メルフォードなど、アメリカのコンテンポラリー音楽の最前線をゆく多数のアーティスト所属するベーシスト・作曲家James Ilgenfritz(ジェームス・イルゲンフリッツ)が立ち上げたレーベルです。2011年創設からこれまでに60以上のアルバムをリリースしてきたほか、定期的にInfrequent Seams Streamfestとして配信ミュージックフェスティバルを開催し続けています。
レーベルURL : https://infrequentseams.com/
レーベル配信ミュージックフェス: https://www.infrequentseamsstreamfest.com/
■小澤ともこINFORMATION
オフィシャルサイト : http://www.tomoko-ozawa.com/
プロフィール : http://www.tomoko-ozawa.com/about
ファーストアルバムGentian: https://music.apple.com/jp/album/gentian/954680134
YouTube : https://www.youtube.com/channel/UCf5BlNc7xriXun9cHv00THQ
プレスリリース動画
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