カプセルトイ市場動向調査・令和4年度(2022年)結果報告公開 製造元出荷ベースでの市場規模は約720億円
一般社団法人日本カプセルトイ協会(略称:JACTA=ジャクタ、本部:愛知県名古屋市緑区、代表理事:都築 祐介)はカプセルトイを製造するメーカー30社へのヒアリング調査をもとに商品出荷ベースでの業界全体の市場規模を集計算出し、年間動向と併せて報告いたします。
※集計期間は直近1年間としヒアリング先の会計年度等により異なる。
【市場規模について】
製造元出荷ベースでの市場規模は約720億円
※ヒアリング回答のあった30社のメーカー希望小売価格の合計をもとに当協会が販売状況を考慮して算出
【全体状況】
製造元出荷ベースでの市場規模はヒアリング回答のあった30社のメーカー希望小売価格の合計より販売状況などを考慮して算出した結果、約720億円となりました。今回、業界としてほぼ初めて直接製造元へのヒアリング調査を行い、より販売実態に近い市場規模を算出することができました。
ここ数年のカプセルトイブームによる市場規模増加は大型専門店の出店が相次ぎ購入機会が増えたことが大きな要因であり、その裏にはコロナによる大型商業施設の空き区画の増加に伴いカプセルトイベンダーへの出店依頼が増えたことがあげられます。商業施設から玩具店や雑貨店などが減少する一方でインフレ圧力の中で比較的安価なカプセルトイへの購買意識が高まり、従来、子供向けとされていた商品ラインナップがより大人向けとなりメインターゲットは30代~40代へシフト。商品価格も300円~400円が主体となりさらに高額の商品も発売され客単価のアップにつながりました。またメーカーも他業種(おもにアミューズメント産業)からの参入が相次ぎ、毎月リリースされる新商品は400種類を超え、絶えず新しい商品が売り場に供給されたこともプラスの要因となりました。
またSNSとカプセルトイの相性が良く、購入された商品がInstagramやTwitterなどのSNSへ投稿され、それが拡散することによりマス的な広告宣伝をおこなわない業界であっても商品の認知度が高まっていったと考えられます。大型専門店も店舗のSNSアカウントから入荷情報などを発信し従来、販売場所や販売状況が明らかではなかった状態から指名買いの客層を取り込むことができるようになり、店舗への集客ツールを手にしたことは業界にとって画期的なことであり、衝動買いから目的買いへの転換は大きな節目といえます。ブームの定義は様々ですが当協会としてはコロナ前のインバウンド人気を第4次ブームと捉えコロナ禍での市場規模増加は第5次ブームと定義することとします。
【団体概要】
団体名 : 一般社団法人日本カプセルトイ協会
代表理事: 都築 祐介
所在地 : 愛知県名古屋市緑区徳重2508
設立 : 令和4年7月1日
活動内容: カプセルトイの普及
URL : https://www.japan-cta.org/
【お問い合わせ先」
一般社団法人日本カプセルトイ協会事務局
MAIL: info@japan-cta.org
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