マクニカ、サッポロ不動産開発へ「Cato SASE クラウド」導入を支援

~複数の委託先企業にセキュアなネットワーク環境を構築し、 潜在していた「マルウェア感染端末」の発見・対応に貢献~

半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス・ソリューションプロバイダーの株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、この度、サッポロ不動産開発株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:宮澤 高就、以下サッポロ不動産開発)に、SASE(Secure Access Service Edge)プラットフォームベンダであるCato Networks社の「Cato SASEクラウド」を提供したことを発表いたします。

■背景
 サッポロビールを中核としたサッポログループにおいて不動産事業を担うサッポロ不動産開発は、自社が展開する各商業施設の運営を約20社の委託先企業へアウトソーシングしています。委託先企業の規模も様々な中でセキュリティの運用は各社に委ねており、各施設におけるセキュリティ対策は十分といえる状態ではありませんでした。また、委託先企業は社外組織であるため、社内ネットワーク(LAN)を構築することが難しい状況でした。
 そこでサッポロ不動産開発は、すべての委託先企業のネットワークを集約し、セキュリティレベルを統一かつ強化するため、SD-WANなどのセキュリティソリューションの導入を検討しました。そして、対象端末数が小規模でも適正な価格で導入できるCato SASE クラウドを採用しました。

■Cato SASE クラウドとは ―ソリューション概要と導入の決め手―
 ネットワークとセキュリティをオール・イン・ワンで提供するCato SASEクラウドは、全ての拠点、データセンター、モバイル、テレワーク、クラウドサービスを安全かつ最適に接続するグローバルな統合クラウドネイティブサービスです。
 サッポロ不動産開発での同サービス導入の決め手は、中小規模の企業でも適切なコストで利用できる点でした。他社のSASE製品は大企業を前提としており、最低ライセンス数が100台を超えるため、対象端末が40台ほどのサッポロ不動産開発にとっては過多な条件でした。一方、Cato SASEクラウドは最低ライセンス数が10台であるため、過剰な費用負担もなく導入することができました。

■導入の効果と今後の方針
導入効果として、これまで表に見えていなかった潜在的な脅威が判明したことが挙げられます。ある委託先企業の端末で、SASEのセキュリティ機能であるIPSが不正な通信を検知し、調査してみるとマルウェアへの感染が判明しました。従来の環境であればこうした脅威に気づけず、いずれ重大なトラブルにつながっていた可能性もあります。
さらに、委託先企業とサイバーセキュリティリスクに対して相互理解を深めるきっかけにもなりました。導入後に、ある委託先企業で、一度インストールしたCato SASE クラウドを削除されてしまったことがありました。その委託先がよく利用していた外部の無料ストレージサービスが、Cato SASE クラウドをインストールしたところ使えなくなってしまったため、これでは不便だということで削除されてしまったのです。サッポロ不動産開発からCato SASE クラウドの再インストールを依頼するにあたり、サッポログループのITガバナンス上のルールを、改めて委託先企業に理解してもらう機会となりました。
 今後について、サッポロ不動産開発は、委託先の増加に合わせてCato SASEクラウドの展開を拡大していく方針です。さらに、オプション機能であるCASB(Cloud Access Security Broker)の活用も検討しています。

マクニカは、Cato Networks社の国内一次代理店として、今後も新しく有益な情報をいち早くお客様へお届けし、高い技術力とサポート力でお客様のセキュリティ運用を支援してまいります。

【事例の詳細はこちら】
https://www.macnica.co.jp/business/security/manufacturers/cato/case_03.html

※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカおよび各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。

サッポロ不動産開発株式会社 について

サッポロ不動産開発株式会社
所在地:東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー
導入時期:2022年1月
URL:https://www.sapporo-re.jp/
1988年、サッポログループにおける不動産事業会社として設立。以来、サッポログループとゆかりの深いまち=恵比寿・銀座・札幌を中心に不動産事業を展開してきた。 2021年からは、新・経営ビジョン「ひとから、まちを、はぐくむ。」にもとづき、まちや社会の主役である“ひとりひとり”に寄り添った新たな価値の創出に向けて、さまざまな取り組みを進めている。

株式会社マクニカ について

マクニカは、1972 年の設立以来、最先端の半導体、電子デバイス、ネットワーク、サイバーセキュリティ商品に技術的付加価値を加えて提供してきました。従来からの強みであるグローバルにおける最先端テクノロジーのソーシング力と技術企画力をベースに、AI/IoT、自動運転、ロボットなどの分野で新たなビジネスを展開しています。「Co.Tomorrowing」をスローガンに、最先端のテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスをつなぎ、ユニークなサービス・ソリューションを提供する存在として、社会的価値を生み出し未来社会の発展へ貢献していきます。当社は、横浜に本社を構え、世界24か国/地域80拠点をベースにグローバルなビジネスを展開しています。詳細はWebサイト(https://www.macnica.co.jp)をご覧ください。

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