動物用医薬品「インターベリーα(R)」猫の歯肉炎に対する適応...

動物用医薬品「インターベリーα(R)」 猫の歯肉炎に対する適応症拡大のお知らせ

ホクサン株式会社(本社:北海道北広島市、代表取締役社長:氏家 薫)と住友ファーマアニマルヘルス株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:高田 和浩)は、ホクサン株式会社が製造販売承認を取得し、住友ファーマアニマルヘルス株式会社が販売している動物用医薬品「インターベリーα(R)」に猫の歯肉炎に対する適応症が2023年2月10日付けで承認されましたのでお知らせします。


<製品URL>

小動物医療従事者向け: https://www.ds-vet.jp/product/interberry/index.html


インターベリーα(R)


効能・効果

犬:歯肉炎の症状の軽減

  (ただし、歯周炎病変が疑われるような重度歯肉炎は対象外とする)

猫:歯肉炎の症状の軽減

  (ただし、歯周炎病変が疑われるような重度歯肉炎は対象外とする)


用法・用量

対象動物:6ヶ月齢以上の犬及び猫

(1) 獣医師が本剤1包装分(2.75g:10回分)を1回分ずつに分包する。

(2) 獣医師がラミネートパウチ袋に1回分に分包した本剤を入れ、チャックで封をする。

(3) 飼い主は、投与(歯肉に塗り込み)する際、指先を水道水で濡らして本剤の1回分を1日1回、犬又は猫の歯肉に塗り込み投与する。

(4) 投与は3又は4日に一回の間隔で合計10回行う。



2歳までに猫の70%が何らかの歯周疾患にかかってしまうことが報告されています。(1)

また、猫では歯周病の悪化と慢性腎臓病(CKD)の発症との間に強い相関関係があることが指摘されており、健康な歯を持つ猫と比較し中等度の歯周病の猫では約13倍、重度歯周病の猫では約35倍も慢性腎臓病を発症するリスクが高まると報告されています。(2)


インターベリーα(R)は歯肉炎の症状を軽減することから、スケーリングや歯みがき等適切なオーラルケアを並行しながら定期的に使用することで歯周病の進展を抑制することが期待できます。


また、インターベリーα(R)は動物用医薬品として国から承認を得ておりますので、ペット保険の適応になる場合もあります。(詳細はご加入の保険会社にお問合せ下さい。)


参考文献

(1) B. Niemiec, World Small Animal Veterinary Association Global Dental Guidelines, 2020

(2) J Vet Intern Med 2016;30:602-610



■ホクサン株式会社について

ホクサン株式会社は、北海道に拠点を置く総合農薬メーカーとして1951年に設立され、「人と社会の役に立つモノをつくる」を経営理念に掲げ、安定した食料生産のための農業資材の提供に努めております。加えて、農業関連製品に限らず、新たなニーズに柔軟に応えていくことも重要な使命のひとつと位置づけ、植物バイオ技術を利用した「インターベリーα(R)」の開発を進めてきました。今後も、本技術を利用して、コンパニオンアニマルの医療に貢献して参ります。

詳細はホームページをご覧ください。 https://hokusan-kk.com/



■住友ファーマアニマルヘルス株式会社について

住友ファーマアニマルヘルス株式会社は、動物たちの健康を支えることで、人々の笑顔あふれる暮らしに貢献する企業として、2010年7月に住友ファーマ株式会社の事業部門から分社化し、設立された研究開発型の動物用医薬品メーカーです。当社は70余年に及ぶ動物薬事業を通じて培った経験と実績を基礎に、人と動物の絆を支える「コンパニオンアニマル事業」、人々の豊かな生活を支える「畜水産事業」、確定診断に必要不可欠な「臨床検査事業」を展開しています。

詳細はホームページをご覧ください。 https://ah.sumitomo-pharma.co.jp/

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