満栄工業株式会社は『カンボジア国活性炭・活性炭製造技術導入に...

満栄工業株式会社は 『カンボジア国活性炭・活性炭製造技術導入に 関するニーズ確認調査』として 独立行政法人 国際協力機構(JICA)中小企業・ SDGsビジネス支援事業ニーズ確認調査に採択

カンボジアで廃棄されている椰子殻を利用し、 椰子殻活性炭製造・販売の事業化による新たな雇用の創出、 産業の発展・環境保全を目指します

満栄工業株式会社はJICA中小企業・SDGs ビジネス支援事業ニーズ確認調査に採択されました(2025年3月31日にて契約終了。契約締結後から終了期間までの8カ月で調査を行う予定)。カンボジアにおいて『活性炭』および『活性炭製造技術』を導入することを通じて、SDGs「1. 貧困をなくそう」、「6. 安全な水とトイレを世界中に」、「9. 産業と技術革新の基礎をつくろう」に貢献できると考えています。廃棄されている椰子殻を利用し、椰子殻活性炭製造・販売の事業化による新たな雇用の創出、産業の発展・環境保全を目指します。


活性炭

活性炭とは、椰子殻・石炭・木などを主な原料とした、化学物質の高い吸着能力を持つ

炭素質であり、浄水場や食品加工において有害物質の吸着・除去に利用されます。特に 『椰子殻活性炭』は自然由来の原料でつくられ、小さな分子の吸着に最適で、水質改善、空気浄化に適しています。


現在、カンボジアではココナッツオイル等の椰子製品は製造されているものの、活性炭の原料となる部分は利用されていないため、未活用資源を利用した産業化が可能です。また、製造された活性炭がカンボジア国内の水の浄化等に用いられると、安全な水の供給に貢献できると考えています。


また過去に行った現地政府関係者との面談でカンボジア国内でも生活習慣病が社会問題になっていることが分かりました。当社の『鷹の羽シリーズ』で毒素吸着のできる活性炭を開発中ですが、選択吸着性のさらなる向上により、わずかな活性炭でも多くの毒素を吸着できるようになれば将来的にCKD(慢性腎臓病)患者への投入時、服用負担を減らすことに繋がると考えています。JICAでの調査を踏まえ、CKDに悩むカンボジアの人々の健康にも貢献ができる可能性があります。


今後も産業と技術確立の基礎をつくり、雇用の創出、安全な水の提供や健康へのアプローチを進めていく予定です。



【JICA中小企業・SDGs ビジネス支援事業ニーズ確認調査/案件名】

・案件名「カンボジア国活性炭・活性炭製造技術導入に関するニーズ確認調査」



【満栄工業株式 会社概要】

会社名  :満栄工業株式会社

所在地  :岡山県加賀郡吉備中央町下加茂1597

代表取締役:前田 貴広

事業内容 :活性炭製造


満栄工業は国内で最初に椰子殻活性炭の製造開発をおこなった企業です。主に浄水やダイオキシン除去といった公害対策など、快適な生活環境の維持に欠かせない活性炭の製造を担っています。2021年、おかげさまで創業100年を迎えました。次の100年に向け、これからも新たなチャレンジを続けます。

URL: https://www.man-ei.co.jp/



【関連リンク】

●独立行政法人 国際協力機構(JICA): https://www.jica.go.jp/about/index.html

●中小企業・SDGsビジネス支援事業-ニーズ確認調査: https://www.jica.go.jp/priv_partner/activities/needs/index.html

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