「Japan Open Chain」の共同運営者への参画と 社会課題解決に向けたweb3サービスの検討開始
NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、日本ブロックチェーン基盤株式会社が管理・運営する「Japan Open Chain」(以下、本ブロックチェーン基盤)に共同運営者として参画し、社会課題解決に向け、本ブロックチェーン基盤を活用したweb3(※1) サービスの検討を開始します。
1.背景
ブロックチェーン(※2)は様々な基盤が存在しますが、ビジネスで利用する上で法的・技術的な課題があります。例えば、運営主体や運営方針が日本の法に準拠しているかが不明瞭であることやサービス提供に必要な処理にかかる手数料が高騰していることなどがあげられます。既存のブロックチェーン基盤のビジネス利用が難しい状態のため、安心・安定して利用できるブロックチェーン基盤上でのweb3サービスの検討が求められています。
2.取り組み概要
本ブロックチェーン基盤は運営者が明確かつ日本法に準拠した運営を行っていることから、日本企業が安心してweb3ビジネスを行うことができる基盤です。Ethereum(※3)完全互換で高速かつ必要十分な分散性と高いセキュリティ性能及び安定性を実現しています。
NTT Comは、共同運営者として参画し、他の共同運営者とともに日本企業が安心して利用可能なブロックチェーン基盤を提供するとともに、自らも社会課題解決につながるweb3サービスの展開を推進します。
(1)本ブロックチェーン基盤の管理・運営
・ブロックチェーンに記録される取引データ等の妥当性検証
・セキュリティ・性能・安定性の向上に関する技術検討
(2)社会課題解決に向けたweb3サービスの提供
・web3サービスの社会実装に向けた検討
・仲介者を必要としない価値の共創・交換を可能とするサービスの提供
3.イベントへの登壇について
NTT Comは、3月28日~31日に開催される日本経済新聞社、金融庁主催「FIN/SUM2023 〜フィンテック、『シン個人』の時代〜」のパネルディスカッションに登壇します。テーマは『web3技術がもたらす新しい社会に向けて、国内企業がJapan Open Chainで「今」取り組む共創ビジネス』となっており、28日の14:45-15:15で登壇を予定しています。
■開催概要(詳細は公式HP(https://www.finsum.jp/)をご確認ください。)
・日時:2023年3月28日(火)〜31日(金)
・開催形式:リアル会場でのセッションとオンライン配信によるハイブリッド開催
・主催:日本経済新聞社、金融庁
<NTT Comが登壇するパネルディスカッション情報>
本ブロックチェーン基盤の管理・運営を開始するとともに、2023年末を目標にweb3を活用した新たなサービスの提供を開始する予定です。
(※1):web3は、ブロックチェーンを活用した分散型Webで、データ改ざんリスクが低い・取引の透明性が高い・情報流出のリスクが低い等の特徴を有する、新しいインターネットの概念です。
(※2):ブロックチェーンは、改ざん耐性・透明性を持つ信頼性の高い分散台帳で、さまざまな経済活動のプラットフォームになる可能性を持つ技術です。
(※3):Ethereumは分散型アプリケーションやスマート・コントラクトを構築するためのブロックチェーン基盤の名称です。
関連リンク
Japan Open Chain 公式サイト ( https://www.japanopenchain.org/ )
日本ブロックチェーン基盤株式会社 公式サイト ( https://www.jbfd.org/ )
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