飛騨古民家・空き家を地方のDX拠点として再生始動　ユーザー追加募集を4月3日より開始

2023.03.31 08:30

東京都内で商社を営む株式会社松浦製作所(社長：宛木宏之)は、岐阜県飛騨市神岡町にある飛騨古民家の実家・空き家を改装し、無人監視運用とセキュリティ機能を備え、多様なデジタルデータの処理や保管を担うデータセンターを整備、運用を2023年1月に始動しました。

そして今回、ユーザーの追加募集を2023年4月3日より開始いたします。

空き家改装型データセンター概観

データセンターには、国内各地の人手不足という課題に対し、意欲ある外国人材に無料アプリで日本語を学習してもらいながら、外国人材の採用に積極的な農家や企業などとのマッチングを行う、グローバル・スタートアップの株式会社WoW SPACE(ワオ・スペース)がユーザー企業第1号として利用を開始し、日本語を学べる教材の国際配信や人材マッチングのサービスを提供し始めました。

WoW SPACEは慶應義塾大学発の学生ベンチャー企業であり、飛騨市神岡町の古民家改装データセンターを起点として、日本語教育や人材マッチングだけでなく、将来は人材マッチングを通じて生産量の増加が見込まれる、日本の優れた食品や伝統工芸品など、様々な一次産品を海外各国に販売していくマーケットプレイスの構築も検討しており、空き家データセンターを起点として、世界にむけた新たなデジタル産業を振興していく取り組みに、地元内外から注目が集まっています。

古民家で吹き抜けがある囲炉裏スペースの床に複数の通気口を設けて床下外気を取り入れるとともに、高天井の囲炉裏吹き抜けから高温のサーバを効率よく排気する省エネ型のデータセンターは、デジタルデータの処理や保管容量にはまだ余力があり、企業や団体のホームページ情報を保管し、配信しているユーザーを中心に、サーバ利用者の追加募集を行っています。