東栄新薬がアガリクスの主成分β-グルカンの測定方法に関する 2本目の米国特許を取得
真菌症の診断やサプリメントのβ-グルカン含有量測定などに有用
東栄新薬株式会社(所在地:東京都三鷹市、代表取締役:元井 章智)は、東京薬科大学薬学部免疫学教室と共同で行った、当社の露地栽培アガリクスKA21株(以下、アガリクスKA21)に関する研究成果として、アガリクスの主成分であるβ-グルカン(ベータグルカン)の測定方法を確立いたしました。今回、この研究成果を受けて「β-グルカン結合タンパク、β-グルカン検出キット、人工DNAおよび細菌」として米国にて特許登録が行われましたことをご報告いたします。(日本国内特許取得済み)
■本特許について
本特許は、東京薬科大学薬学部免疫学教室と共同で行った、当社の露地栽培アガリクスKA21株に関する共同研究の中から発案された技術です。日本国内では2021年10月26日に特許登録されており(特許第6966756号)、今回2023年1月3日にアメリカでも特許登録されました(US11,542,307 B2)。関連する技術として、先行して登録された特許「β-1,6-グルカナーゼ変異体とβ-1,6-グルカンの測定方法(日本国内特許第70529676号、米国特許US11,479,803 B2」、2020年9月7日に特許出願した「β-1,6-分岐β-1,3-グルカンまたはβ-1,3-グルカンの検出・定量方法および検出・定量キット(特願2020-149797)」があります。(どちらも特許権者は当社 東栄新薬株式会社)
β-グルカンの測定に関連する技術として、以下への応用が期待されます。
● 真菌症の診断キット
● サプリメントのβ-グルカン含有量測定
■β-グルカン(ベータグルカン)について
β-グルカンは、キノコ、カビ、酵母など真菌類の細胞壁に含まれる成分で、β-1,3-グルカンとβ-1,6-グルカンに大別されます。
β-1,3-グルカンは免疫細胞のDectin-1に結合することで免疫応答に関わる他、β-1,3-グルカンの認識システムは、医療現場で深在性真菌症の診断に応用されています。
■東栄新薬株式会社について
露地栽培アガリクスKA21株のメーカーである東栄新薬株式会社は、これまでにアガリクスKA21に関する研究開発を25年以上行い、国際論文発表数は32本とアガリクスメーカーの中でも最も多くの研究実績があります(*1)。麻布大学獣医学部、慶應義塾大学SFC研究所、国立長寿医療研究センター、至学館大学健康科学部、順天堂大学医学部、女子栄養大学、東京大学食の安全研究センター、東京薬科大学薬学部免疫学教室などとの共同研究実績があり、露地栽培アガリクスKA21に関する様々な有益なデータを発表しています。
(*1) 2021年3月各社ホームページ・pubmedより(自社調べ)
■東栄新薬株式会社の露地栽培アガリクスKA21(通称:キングアガリクス)
アガリクスの原産地ブラジルの大自然の中、キング・アガリクス21(=KA21)株を使用して、太陽の下、露地栽培されたアガリクス。暗所で栽培される通常のハウス栽培アガリクスに比べ、サイズは大きく育ち、ビタミンやミネラル (*2)などが多いといった特徴があります。
(*2) 日本食品分析センター調べ
【会社概要】
商号 : 東栄新薬株式会社
代表者 : 代表取締役 元井 章智
所在地 : 東京都三鷹市下連雀1-11-23
設立 : 1973年4月11日
事業内容: 露地栽培アガリクスKA21の研究開発・製造販売
資本金 : 1000万円
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