葛飾北斎生誕260周年記念舞台芸術作品 「The Life of HOKUSAI」 イタリア・ボローニャでの公演が決定
海外への日本のエンターテインメント進出等を手掛ける株式会社グローバルビジネスラボ(東京都世田谷区、代表:杉本伸)は、2022年に内閣府「クールジャパン官民連携プラットフォーム」主催の「クールジャパン・マッチングアワード」にて、マッチング賞を受賞した舞台芸術作品「The Life of HOKUSAI」をイタリア・ボローニャで上演します。
本作は2020年の北斎生誕260周年に合わせて、世界的に活躍するパフォーマー・サカクラカツミの構成・演出・主演で製作され、サカクラカツミが熱演する北斎の人生を高精細プロジェクションマッピングの映像と和楽器奏者やコンテンポラリーダンサーと共に表現するノンバーバル舞台として製作されましたが、新型コロナウイルスによって舞台芸術に甚大な影響が出ている時期ということもあり、国内では無観客で上演。新進の映画監督・清水健斗氏により、舞台映像作品とドキュメンタリー映像作品の2本が製作されました。
その後、舞台映像作品は2021年8月にイギリス・エジンバラで開催された「エジンバラ芸術祭フリンジ」にオンライン出品され、日本出品作品で唯一である「4つ星★」の高評価を獲得、ドキュメンタリー映像作品が2023年4月より、Amazon Prime Videoで世界配信されています。
そして2023年6月30日と7月1日の2日間、イタリア・ボローニャの劇場で海外初となる舞台上演が決定、6月27日には、現地での記者発表が行われました。
【「The Life of HOKUSAI」イタリア公演概要】
日程 : 2023年6月30日(金)、7月1日(土)
1日2公演 2日間4公演
場所 : イタリア・ボローニャ
アリーナ・デル・ソーレ劇場(ボローニャ市内中心部)
Via dell’Indipendenza,44,40121 Bologna BO,Italia
主催 : The Life of HOKUSAI製作委員会/appare株式会社
後援 : 在イタリア日本領事館、エミリア=ロマーニャ州、
ボローニャ市、NipPop日本文化協会
制作協力 : Vertigo Syndrome Inc.
オフィシャルエアライン: 日本航空株式会社
技術協力 : Panasonic Connect Europa GmbH
協賛 : 株式会社ザイオン
出演 : サカクラカツミ、加藤花鈴、鎌田薫水、
藤井泰子、関根まこと
URL : https://hokusai.world/ITA.html
【写真】
<ボローニャ公演・メインビジュアル>
<サカクラカツミ>
【サカクラカツミ コメント】
ヨーロッパの中でも特に芸術に造詣が深い国イタリア。自分の作った舞台芸術作品を公演するのにこれほど相応しい国は無いと思っています。日本が世界に誇るアーティスト葛飾北斎の半生を通し、彼の残した大切なメッセージを世界中の方々に届けて参ります。
【株式会社グローバルビジネスラボ 代表取締役 杉本伸 コメント】
初の海外公演がイタリアに決まり、今は3年越しでやっとスタートラインに立てたという心境です。江戸の天才絵師『葛飾北斎』の評価は特に海外で高く、その北斎を題材とした日本のアート系舞台芸術作品を本場芸術の都で上演出来ることに今は感謝しかありません。既に北斎プロジェクトは国内のみならず、海外の優秀な方々の参画も得て、舞台+展覧会+WEB3の複合的なプロジェクトへと進化しました。先ずはこのイタリア公演を無事に成功させ、2022年クールジャパン・マッチングアワードを頂いた恩返しと共に、日本の文化芸術分野の海外進出が更に加速されるよう努力し続けたいと考えています。
【現地プレス向け発表会の様子】
2023年6月27日火曜日 12時~@Palazzo Pallavicini, Bologna Italy
「The Life of HOKUSAI」イタリア公演の現地プレス向け発表会を実施。
冒頭、杉本伸プロデューサーより、本舞台芸術作品の製作に関する構想から製作に至る流れを説明し、その後に演出・主演のサカクラカツミ氏より、本作品に関する見どころや製作秘話が紹介されました。そして最後に北斎の妻役で今回初参加、イタリアと日本で活躍されているオペラ歌手の藤井泰子さんより、イタリア語でこの作品に対する意気込みが披露されました。
その後、記者からは本作品の舞台ジャンルや北斎アート作品に関する質問があり、サカクラカツミ氏から、この作品はある種ジャンルを超えた新しい舞台芸術であることの説明と北斎芸術をどのように舞台へと転用したのかという観点で、北斎ラインという北斎独特の線の描き方を絵師の師匠から学び、自らが北斎を演じるのではなく、自分自身が北斎の生まれ変わりとなり、本舞台芸術作品に臨んだその背景などが披露されました。
最後のフォトセッションでは、北斎の絶筆として本作品でもラストシーンに使われている「富士越龍図」の掛軸(北斎館のレプリカ)と共に撮影会を行い、発表会は約1時間で終了しました。
【質疑応答】
記者 :「この舞台はどのようなジャンルになりますか?」
サカクラカツミ:「単なるプロジェクションライブではなく、パフォーマーや和楽器奏者、そして今回はオペラ歌手が参加し、新しい舞台芸術作品として製作したものなので、ジャンルは当てはまるものがないと考えています。」
記者 :「北斎のアート作品に関して、どのように舞台活用されていますか?」
サカクラカツミ:「単に北斎の有名なアートを映像で用いるだけでなく、北斎がその絵に込めた思いを3DCGを活用して創り上げ、そこに音楽とパフォーマンスや演奏等を加えて活用しています。北斎は彼の独特な表現方法として“北斎ライン”というものがあり、サカクラ自身はこの北斎ラインを絵師の師匠から直接学ばせて頂いたことで、北斎が各アート作品に込めた思いがわかるようになりました。その思いをこの舞台では表現活用しています。」
【サカクラカツミ プロフィール】
日本の武道の特異な「動き、リズム、精神性」を総合芸術として表現するアーティスト。現在41ヵ国から招聘されパフォーマンスを行い、21ヵ国のTV番組に出演。ラグビーW杯2019日本大会の開会式やクアラルンプールにて行われたIOC国際オリンピック委員会総会の開会式など世界規模のイベントにてパフォーマンスを務める。2022年、構成・演出、振付け、主演を行なった舞台「The Life of HOKUSAI」が内閣府主管の「クールジャパン・マッチングアワード」を受賞。
【現地の屋外広告とポスター掲出】
プレスリリース動画
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