団地再生の新たな可能性 ―団地再生支援協会 最優秀賞 東京工芸大学大学院生らが受賞―
東京工芸大学(学長:吉野弘章、所在地:神奈川県厚木市、以下 本学)工学部工学科 田村裕希研究室のチーム(代表:大塚昴(修士1年))の作品「団地のコミュニティベンチ ―緑ヶ丘団地のオープン・ストリート構想―」が、第20回集合住宅再生・団地再生・地域再生学生賞(主催:ー般社団法人 団地再生支援協会)において最優秀賞を受賞しました。フェンスで閉ざされた団地のオープンスペースを少しずつ開きながら新しい生活の風景を生み出す「オープンストリート」構想の実践として、団地のオープンスペースにコミュニティベンチを制作しました。
本受賞作品は、厚木市緑ヶ丘エリアの活性化プロジェクト「ミドラボ」の一環で、2022年度コニカミノルタ科学技術振興財団研究奨励金の助成を受け制作された作品です。
「ミドラボ」は、神奈川県住宅供給公社との連携による、厚木市緑ヶ丘エリアの活性化プロジェクトであり、約60年前につくられた団地をフィールドに、本学の工・芸両学部の学生・教員がコラボレーションしながら、それぞれユニークな研究や制作活動を2018年1月から続けています。
受賞作品の概要は以下のとおりです。
【団地のコミュニティベンチ ―緑ヶ丘団地のオープン・ストリート構想―】
・用途:コミュニティベンチ
・設計:東京工芸大学工学部工学科 田村裕希研究室
野島太一、
佐藤可武人(現在留学中・Atelier Tsuyoshi Tane Architects(パリ))、
井尻歌衣、加藤千尋、舟窪麻友美、加藤拓真、大塚昴(提出時代表)、
寺濱和華(現在・名古屋工業大学大学院)、藤原禎之、上枝鈴奈、
中田遥、柏崎有紀、久野水菜美、小池流駆、佐藤宏星、杉山鈴菜、
中原未玖、永井拳心、長井智奈慧、長池陽希、保坂一成、
比嘉あみ(22年度修了・現在 石上純也建築設計事務所)、
高田勇哉(22年度修了・現在 藤本壮介建築設計事務所)、
岩崎淳司、栗原美希、森山真衣(現在・法政大学大学院)
・監理:田村裕希
・監修:森田芳朗、茶屋道京佑
・施工:株式会社 栄建(担当/酒井宣雅・田口実樹)
・撮影:高橋菜生(高橋菜生写真事務所)
■厚木市緑ヶ丘エリア活性化プロジェクト「ミドラボ」
本学と神奈川県住宅供給公社が2018年1月に連携協定を締結した厚木市緑ヶ丘エリアの活性化プロジェクト。建築・ランドスケープの設計提案や、健康で快適なウェルネス住宅の実証実験、マンガ・映像を用いた地域のメディア制作、団地で暮らす学生らによる交流の場づくりなどを通して、多世代に開かれた地域の新しい魅力づくりを目指しています。
【URL】 https://www.kanagawa-jk.or.jp/action/midolab.html
■東京工芸大学
東京工芸大学は1923(大正12)年に創立した「小西寫眞専門学校」を前身とし、当初からテクノロジーとアートを融合した無限の可能性を追究し続けてきました。2023年に創立100周年を迎えました。
【URL】 https://www.t-kougei.ac.jp/
■集合住宅再生・団地再生・地域再生学生賞
「集合住宅・団地・地域の再生に向けた提案と実践」をテーマにした、実在する集合住宅・団地・地域の再生を課題とする作品・活動のなかで、空間・コミュニティ・技術などの面において特に優れたもの1名を最優秀賞として表彰するものです。
【URL】 https://www.danchisaisei.org/index.html?target=119
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