「第6回たかまつ国際古楽祭」を香川県で9/29~10/1開催! シェイクスピアをテーマに音楽を楽しむ祭典【あしたの古楽】
たかまつ国際古楽祭実行委員会は、高松市を中心に香川県を舞台とした国内最大級の古楽の祭典「第6回たかまつ国際古楽祭」を、2023年9月29日(金)から10月1日(日)の3日間にわたり開催いたします。本年は、メインのガラ・コンサートをランパルゆかりの源内音楽ホール※(香川県さぬき市)で初めて開催するほか、高松市内、直島や小豆島での公演に加え、男木島でのオープニング・アクトも予定しています。
※源内音楽ホール(さぬき市志度音楽ホール)はランパルメモリアルホールとしても知られています。20世紀最大のフルート奏者として知られるジャン=ピエール・ランパル(仏、1922-2000)が愛し、1988年に名誉館長に就任した“中四国トップクラスの響き”を誇る音楽専用ホールです。
◆あしたの古楽 ── はじまる、自分(ルネサンス)
当音楽祭は2017年から香川県高松市で毎年開催(2020年はコロナ禍で中止)されており、同市出身のフルート奏者で、ヨーロッパと日本を股にかけて活躍する柴田俊幸が芸術監督を務めます。6回目の開催となる本年は、シェイクスピアをテーマに【あしたの古楽】と銘打ち、国内外の実力派演奏家たちを香川に招きます。瀬戸内海を望む高松とその周辺の島々のゆったりとした空気のなか、聴いたことがないのにどこか懐かしい、そんな音楽が心に鳴り響く。メインビジュアルには、高松出身で『めざましテレビ』の“イマドキガール”としても活躍中の大里菜桜が参加し、古楽祭のテーマを表現しました。
【あしたの古楽】は未来の音楽、新しい自分に出会うとき──今年は、そんな「あしたへの予感」を皆様に感じていただきます。
◎柴田俊幸 たかまつ国際古楽祭芸術監督
香川県高松市出身のフルート、フラウト・トラヴェルソ奏者。大阪大学外国語学部中退。ニューヨーク州立大学卒業。アントワープ王立音楽院修士課程、ゲント王立音楽院上級修士課程を修了。ブリュッセル・フィルなどで研鑽を積んだ後、古楽の世界に転身。ラ・プティット・バンド、ヴォクス・ルミニスなどの古楽器アンサンブルに参加し欧州各地で演奏。2019年にはB'Rockオーケストラの日本ツアーでソリストを務める。また、アントワープ王立音楽院音楽図書館、フランダース音楽研究所にて研究員として勤務した。2020年、コロナ禍においてプロデュースした「デリバリー古楽」の試みが、各メディアから大きな注目を浴びた。鍵盤楽器の鬼才アンソニー・ロマニウクとのデュオで「東京・春・音楽祭」「テューリンゲン・バッハ週間」などに招聘され、リサイタルを行う。Fuga Liberaレーベルよりリリースした『J.S.バッハ:フルート・ソナタ集 バッハによるファンタジアとインプロヴィゼーション』が欧州各国の専門誌で高い評価を受ける。
2017年よりたかまつ国際古楽祭芸術監督。趣味は讃岐うどん作り。
柴田俊幸 公式ウェブサイト: https://www.toshiyuki-shibata.com
◆第6回の聴きどころ
第6回古楽祭では、海外からのゲストアーティストほか、多彩な古楽器奏者たちが香川に集結します!ブリュッセル王立音楽院で教鞭を執り、国際的に活躍するリコーダー界の大ベテラン、パトリック・デネッカーを筆頭に、国内外で活躍する日本の注目の若手たちが一堂に会する貴重な機会です。
オープニングを飾るのは、何とバクパイプ!近藤治夫が漁船に乗り、ファンファーレを吹きながら男木島に上陸するなど、迫力満点のパフォーマンス(天候等により内容が変わる場合がございます)が繰り広げられます。
また、昨年に引き続き、現代アートの聖地である直島でも、地元島民の主導による「島古楽」が開催されます。「国際尺八コンクール2018 in ロンドン」の覇者で、幅広い活動を展開する黒田鈴尊が香川初登場。バグパイプやフルートとのコラボで、はたしてどんなサウンドが鳴り響くのか、注目のコンサートです。
昨年高松市にオープンした讃岐おもちゃ美術館では、地元のアーティストも参加して、英国ルネサンスの大作曲家 ウィリアム・バードの没後400年を祝う演奏会が開催されます。
また、さぬき市の源内音楽ホールでのガラ・コンサートには、計10名のアーティストが出演!第1部では、海外の古楽シーンでも次代を担う存在として期待されるソプラノの佐藤裕希恵らが、ジョン・ダウランドなどシェイクスピア(1564-1616)時代の音楽のほか、彼の演劇作品にインスパイアされた作品を披露します。日本でもよく知られる「グリーンスリーヴズ」は、実はこの時代に誕生した歌。親しみやすい旋律と珍しい楽器の音色をお楽しみいただきます。
第2部では、パトリック・デネッカーに、テレマン国際古楽コンクール(独)で第2位に輝いたリコーダー奏者の井上玲ら若手が加わり、遠くイギリスにも大きな影響を与えたイタリア初期バロックの瑞々しいアンサンブルを聴かせてくれます。インターネット界隈で話題になった「羊は安らかに草を食む」の再演もあるかも!?
恒例となった音楽と食のコラボ企画では、歴史料理研究家の遠藤雅司氏(音食紀行)が、シェイクスピアが食べたであろうレシピを再現。小豆島のリゾートホテルで、瀬戸内海を眺めながら、いにしえの食と音楽を楽しむ特別な時間を提供します。
◆開催概要
祭典名 : 第6回たかまつ国際古楽祭 あしたの古楽
日程 : 2023年9月29日(金)~10月1日(日)
会場 : 源内音楽ホール(志度)、讃岐おもちゃ美術館(高松)、
直島ホール、男木島、オリビアン小豆島 夕陽ヶ丘ホテル
芸術監督 : 柴田俊幸
公式ウェブサイト: https://www.mafestivaltakamatsu.com
<助成>芸術文化振興基金助成事業/公益財団法人置県百年記念香川県文化芸術振興財団/高松市文化芸術活動助成事業/ベルギー・フランダース政府助成事業
<後援>香川県/高松市/さぬき市教育委員会/直島町教育委員会/土庄町教育委員会/朝日新聞高松総局/産経新聞社/山陽新聞社/四国新聞社/毎日新聞高松支局/読売新聞高松総局/RSK山陽放送/RNC西日本放送/OHK岡山放送/KSB瀬戸内海放送/TSCテレビせとうち/KBN株式会社/CMSケーブルメディア四国/CVC中讃テレビ/FM香川/FM815/高松リビング新聞社/ナイスタウン出版
<協力>安達チェンバロ工房/久保田チェンバロ工房/カサイホールディングス株式会社
<主催・企画制作>たかまつ国際古楽祭実行委員会
◆プログラム
※出演者・演奏曲目は、やむを得ない事情により変更になる場合がございます。どうぞご了承ください。
◎2023年9月29日(金) 男木島~直島~高松市
<瀬戸内海に響き渡るバグパイプで開会宣言!>オープニング・アクト
12:00~12:20 高松市男木交流館
料金|入場無料
出演|近藤治夫(バグパイプ)
<ルネサンス~バロック時代の音楽を、世にも不思議な編成で!>
15:00~15:40 直島ホール
料金|[全席自由]一般1,000円
中学生以下 無料(島の小学生40名をご招待します)
出演|近藤治夫(バグパイプ) 黒田鈴尊(尺八) 柴田俊幸(ルネサンス・フルート)
♪ イングランド民謡:グリーンスリーヴズ
♪ T. モーリー:おお、私の愛しい人よ ほか
関連公演:島古楽(主催:直島で音楽を聴く会)
<忘れんといてよ! W. バード没後400年>
おなじみバッハに加え、エリザベス1世の時代に活躍した、イギリス・ルネサンスを代表する作曲家 ウィリアム・バード(1540頃-1623)の作品を奏でます。
公演1:古楽deいっぷく
17:30~18:30 讃岐おもちゃ美術館カフェ
料金|[全席自由]一般1,500円(ワンドリンク付)
中学生以下500円(ワンドリンク代のみ)
出演|大山まゆみ、佐々木千文、加藤友来(チェンバロ)
◎2023年9月30日(土) 源内音楽ホール(さぬき市志度音楽ホール/ランパルメモリアルホール)
<特別講演:I love 曜 (you)の修辞学 ~シェイクスピア、パーセルからビートルズまで~>
Twitterの雄弁なコメントで有名な「黒ウサギ@ DDC_violoncelli」さんが音楽と修辞学の深い関係を語ります。
13:30~14:30 源内音楽ホール リハーサル室
料金|一般1,000円
講師|村上曜(チェリスト、翻訳家、詩人)
<珍しい古楽器大集合!>
公演2:古楽祭ガラ・コンサート
15:00~17:30 大ホール
料金 |[全席自由]一般(前売)4,000円、(当日)4,500円
高校生以下1,000円 ※未就学児入場不可
第1部|聴く!シェイクスピア
出演 |Vox Poetica[佐藤裕希恵(ソプラノ) 瀧井レオナルド(リュート)]
♪ 作曲者不詳:グリーンスリーヴズ
♪ J. ダウランド:おいで もう一度 ほか
出演 |みのりてんデュオ[出口実祈(バロック・ヴァイオリン) 上田朝子(テオルボ)]
♪ ジョン・プレイフォード(1623-1686):《ディヴィジョン・ヴァイオリン》および《ザ・ダンシング・マスター》より
♪ H. パーセル:歌劇《妖精の女王》より
♪ 《アン王女のリュート・ブック》より ほか
~休憩中 ロビーにてバグパイプ(近藤治夫)の演奏をお届けします~
第2部|パトリックと愉快な仲間たち
出演 |パトリック・デネッカー、井上玲、柴田俊幸(リコーダー)、森川麻子(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 上羽剛史(チェンバロ)
♪ T. メールラ:ラ・カッタリーナ
♪ G. フレスコバルディ:2声のカンツォン
♪ M.ウッチェリーニ:ベルガマスカによるアリア ほか
◎2023年10月1日(日) オリンビアン小豆島 夕陽ケ丘ホテル
音食紀行 presents 食事と音楽のマリアージュ!瀬戸内海を眺めながら五感で味わう2公演。
歴史料理研究家の遠藤雅司氏(音食紀行)が今年はシェイクスピアの食卓を再現し、リゾートホテルの料理長が地元の食材を使って、昔のヨーロッパにタイムスリップ。
<紳士・淑女以外、立ち入り禁止! 古楽祭スペシャルランチもいかが?>
公演3:パーフェクト・ジェントルマン
12:00~レストランでランチ+13:30~14:15 チャペルでコンサート
料金|一般5,000円[古楽祭スペシャルランチ付 限定20名]
※コンサートのみ2,000円
出演|パトリック・デネッカー(リコーダー) 上羽剛史(チェンバロ)
♪ M. ロック:組曲第8番
♪ N. マッテイス:スコットランドのユーモアに基づくグラウンド
♪ 作曲者不詳:マウレ氏のお気に入り ほか
<ヘンデルを聴き続けた先にある未来 18世紀のお菓子付き!>
公演4:messa(めっさ) ヘンデル
16:30~夕陽を見ながらお茶&お菓子+17:00~18:00 ロビーでコンサート
料金|一般 3,000円[お茶&お菓子付 限定40名]※コンサートのみ2,000円
出演|柴田俊幸(フラウト・トラヴェルソ)、森川麻子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、上羽剛史、加藤友来(チェンバロ)
♪ ヘンデル:フルート・ソナタ ロ短調 HWV376b
♪ ヘンデル:フルート・ソナタ ニ長調 HWV378
♪ ヘンデル:チェンバロ組曲第1巻 第5番 ホ長調 HWV430より「調子の良い鍛冶屋」 ほか
*ホテルご宿泊の方は、先着で、柴田俊幸による「めざまし古楽!」の特典付きです。
◆Access Information|会場案内
各会場の詳しいアクセス情報は、古楽祭公式ウェブサイトでご案内します
◎男木島
所在地:高松市男木交流館 香川郡直島町696-1(高松港よりフェリー50分 or 高速旅客船30分)
◎直島
所在地:直島ホール(直島町民会館) 香川郡直島町696-1(高松港よりフェリーまたは高速旅客船)
TEL :087-892-2882
◎高松
所在地:讃岐おもちゃ美術館 高松市大工町8-1 丸亀町くるりん駐車場1F(JR 高松駅から徒歩13分/ことでん片原町駅より徒歩5分)
TEL :087-884-7171
◎志度
所在地:源内音楽ホール(さぬき市志度音楽ホール) さぬき市鴨庄4610-44(JR志度駅よりタクシー10分/乗合タクシー1名100円)
TEL :087-894-1000
◎小豆島
所在地:オリビアン小豆島 夕陽ヶ丘ホテル 香川県小豆郡土庄町屋形崎甲63-1(高松港よりフェリーまたは高速艇。土庄港よりホテル・シャトルバス利用)
TEL :0879-65-2311
◆チケット情報 2023年7月16日(日) 前売開始!
・たかまつ国際古楽祭 Peatixページ(電子チケット)[全公演]
https://musica-antiqua.peatix.com/
・チケットぴあ Pコード 247-463[公演2=9月30日(土) 古楽祭ガラ・コンサートのみ]
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2324349
・電話予約[公演1のみ]
讃岐おもちゃ美術館カフェ 087-884-7171
・電話予約[公演3, 4(飲食付きプラン)のみ]
オリンビアン小豆島 夕陽ケ丘ホテル 0879-65-2311
◆たかまつ国際古楽祭サポーター募集中!
世界の古楽を高松へ、新しい音楽を世界へ――古楽祭は、独自の取組を通じて地域に古楽を根付かせることを目指し、手頃なチケット価格や子どもたちへの無料サービスを続けています。目的達成に向け、広く一般への寄付のお願いを公式ホームページにて呼びかけています。
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