セイコーインスツルと日本ガイシリチウムイオン二次電池「Ene...

セイコーインスツルと日本ガイシ リチウムイオン二次電池「EnerCera」の 販売店契約を締結

セイコーインスツル株式会社(社長:内藤高弘、本社:千葉市、以下:SII)と日本ガイシ株式会社(社長:小林茂、本社:名古屋市、以下:日本ガイシ)はこのたび、日本ガイシのリチウムイオン二次電池「EnerCera(エナセラ)」の販売店契約を締結しました。SIIが新たにEnerCeraの取り扱いを開始することで、より多くのお客さまにEnerCeraを提供することが可能となり、IoTデバイスの開発・普及促進と、デジタル社会実現への貢献を目指します。


SIIは、9月からEnerCeraの販売を開始します。EnerCeraは、超小型・薄型のリチウムイオン二次電池です。日本ガイシ独自の結晶配向セラミックス電極板を使用した半固体電池により、従来のリチウムイオン二次電池では併存が難しかった高容量、高出力、高耐熱、長寿命といった特性を持っています。わずかなエネルギーを効率的に蓄電してデバイス駆動に必要な電力を供給することができるため、無線給電技術などと組み合わせることでIoTデバイスのメンテナンスフリー化の実現に貢献します。EnerCeraは現在、ウェアラブルデバイスや環境測定センサーで採用されているほか、カード型の温度管理タグや位置トラッカーなどのさまざまな用途開拓が進められており、世界の600社以上でサンプル評価されています。

 

SIIは、時計用酸化銀電池の製造で培った技術をもとに、小型リチウム二次電池の開発を進め、携帯電話やパソコン、デジタル機器などのメモリーおよびRTC(リアルタイムクロック)などのバックアップ電源用の二次電池を世界中に提供してきました。現在は、小型、高容量、高信頼性の特徴を生かし、車載用機器、通信モジュール、無線センサネットワーク、ヘルスケア機器などに用途を広げ、デジタル社会を支えるさまざまな機器の小型化、高機能化のニーズに応えています。

 

両社は今後見込まれる本格的なIoT社会の到来に向け、SIIの持つ小型電池市場の豊富な販売網とノウハウを通じて日本ガイシのEnerCeraをより多くのお客さまに提供し、デジタル社会の実現と将来の市場創出に向けて幅広く協働します。



セイコーインスツルについて    

セイコーインスツルは、1937年、セイコーグループの腕時計製造会社として設立。クオーツウオッチ開発の過程で誕生した水晶振動子やマイクロ電池などの電子部品、サブミクロンの加工精度を誇る工作機械や精密加工部品、小型・軽量で静音性に優れるサーマルプリンターや、業務用大型インクジェットプリンターの基幹部品であるインクジェットヘッドなど、幅広い事業をグローバルに展開しています。セイコーインスツルは、小型、低消費電力、高精度、長寿命化などの強みを活かし、デジタル社会やグリーンエコノミーを支援する革新的・高付加価値の製品・ソリューションを提供しています。 

セイコーインスツルHP https://www.sii.co.jp/

 

日本ガイシについて    

日本ガイシは1919年の設立以来、独自のセラミック技術を駆使し、社会課題を解決する画期的な製品を数多く提供してきた総合セラミックメーカーです。エネルギー、モビリティ、IT、産業分野を事業の柱とし、世界20カ国以上で活動しています。持続可能なエネルギーインフラを構築する大容量蓄電システムや世界のIoT化を支える小型・薄型のリチウムイオン二次電池を提供しているほか、自動車排ガス浄化用セラミックスの大手メーカーとして、地球環境への負荷低減に積極的に取り組んでいます。日本ガイシは、カーボンニュートラルとデジタル社会の2分野に革新的な製品やサービスを提供し、新しい価値の創造と持続可能な社会の実現に貢献していきます。 

日本ガイシHP https://www.ngk.co.jp

EnerCera特設サイト https://enercera.ngk-event.com/


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