AZ、フジッコ株式会社の黒大豆ポリフェノール「クロノケア」の摂取効果の研究に協力

～研究成果データ活用により、eSportsの可能性やeSportsビジネスの成長、 eSportsビジネスの創出に貢献することを目指す～

2023.10.06 10:00

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eSportsに関するデータサイエンス事業『e-Sports Science』および、プロプレイヤーとサイエンティストが所属するeSportsチーム『Team Laplace』を運営する、株式会社AZ(エーズィー／本社：大阪市中央区、代表取締役社長：藤堂高義)は、フジッコ株式会社(本社：神戸市、代表取締役社長執行役員：福井正一)の黒大豆ポリフェノール「クロノケア」の摂取効果研究に、eSportsチーム『Team Laplace』に所属するプレイヤーが協力いたしました。

※研究には、『Team Laplace』を含む3チームのプレイヤーが協力いたしました。

その結果、黒大豆ポリフェノールの摂取でeSportsプレイヤーの認知機能の一部(短期記憶力)が向上することが確認できました。

この研究成果は、2023年9月9日～10日に行われた日本スポーツ栄養学会第9回大会で発表されました。

eSportsチーム『Team Laplace』詳細： https://laplace.tv/

日本スポーツ栄養学会第9回大会　　： https://www.plus-s-ac.com/9jsna/

■日本スポーツ栄養学会第9回大会概要

開催日時　　　：2023年9月9日(土)～10日(日)

会場　　　　　：龍谷大学　瀬田キャンパス8・6・2号館

発表演題　　　：黒大豆ポリフェノール「クロノケア」の摂取が

　　　　　　　　eスポーツプレイヤーのパフォーマンスに与える影響の検証

演題番号　　　：1-O-1-2(口演発表)

発表日時　　　：2023年9月9日(土) 9:50～10:50(内10分)

発表要旨　　　：

【目的】eスポーツとは、コンピューターゲームなどの電子機器を用いた対戦競技であり、近年競技人口が増加している。しかし、プレイヤーの体調管理やパフォーマンス維持に対する食品の生体調節機能面での知見は少ない。黒大豆種皮から抽出した機能性食品素材「クロノケア」(以下 BE)は、ポリフェノールを58％以上(主成分は低分子プロシアニジン)含み、高い抗酸化作用を有する。これまでに、BEは酸化ストレスを低減することで、ディスプレイ作業により生じる疲労感や、疲労に伴い低下する認知機能の一部を改善することが報告されている。そこで本研究では、BEの摂取がeスポーツプレイヤーの疲労感、認知機能やパフォーマンスに与える影響を検証した。

【方法】日常的にeスポーツを行っている男性15名(18歳以上35歳以下)を対象に、プラセボ対照単盲検クロスオーバー比較試験を実施した。BE含有カプセル(300mg/日)またはプラセボカプセルを摂取させ、摂取前、摂取1日目、摂取14日目に検査を実施した。検査日には、疲労を与える作業負荷として、対象者が日常的に行っているコンピューターゲームを3時間行わせた。負荷前後に主観的疲労感(VAS法)、認知機能(のうKNOW、エーザイ株式会社)、eスポーツパフォーマンス(シューティングゲームのスコア)を評価した。

【結果】負荷直後のVAS検査において想定したほどの疲労や眼精疲労が認められず、BE摂取の効果も認められなかった。一方で、負荷前に着目すると、BE摂取群では摂取前と比べて摂取14日目で短期記憶力が向上し、プラセボ摂取群と比較して有意な効果が見られた。しかし、eスポーツパフォーマンスに対してはBEの効果は認められなかった。

【結論】BE摂取によりeスポーツプレイヤーの短期記憶力が向上した。一方、疲労感やその他のパフォーマンスに与える影響に関しては、より詳細な検討が必要である。

※「クロノケア」はフジッコ株式会社の登録商標です。

※「のうKNOW」はエーザイ株式会社の登録商標です。

■フジッコ株式会社について

会社名　：フジッコ株式会社

設立　　： 1960年11月7日

代表者　：代表取締役社長執行役員　福井正一

所在地　：兵庫県神戸市中央区港島中町6丁目13番地4

URL　　： https://www.fujicco.co.jp/

事業内容：各種食品の製造販売

■株式会社AZについて

会社名　：株式会社AZ