特別展「終わりから始まるものがたり―25の問いと100冊の本―」を 日比谷図書文化館にて8月15日(木)より開催
千代田区立日比谷図書文化館は、特別展「終わりから始まるものがたり―25の問いと100冊の本―」を、2013年8月15日(木)より開催いたします。
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リーフレット表
<展覧会主旨>
すべてのものごとには「終わり」があります。人の一生も、自然も、文明も、そしてかつては永遠に存在すると考えられていた宇宙でさえも、やがて終焉を迎えます。「終わり」は世界の必然であり、すべてのものごとに潜んでいます。にもかかわらず、私たちは忙しい毎日のなかで、終わりに向かい合うことなく、日々を過ごしてしまっています。2011年3月11日に発生した東日本大震災は、私たちの“今”を支えているものがいかに危うく、脆いものであるかが明らかになったできごとでした。その事実から2年半を経た今、「すべてはいずれ終わる」という真実を踏まえ、人はなにを大切に生きていくべきか、人はなにを未来に残すことができるのかを、改めて問い直す時期にきているのではないでしょうか。
この展覧会は、昨年春に日本科学未来館で開催された企画展「世界の終わりのものがたり~もはや逃れられない73の問い」を元に再構成されており、さまざまな観点から投げかけられる25の問いとそれら問いに対する示唆や図書館司書が選んだ100冊の「本」をヒントとして、自分なりの「終わりから始まる新たな希望のものがたり」を導くきっかけとなる展覧会です。
<展覧会の楽しみかた>
「世界の終わりを想像したことがありますか?」「生きているあいだに絶対にやってみたいことはなんですか?」。会場に一歩足を踏み入れると、次々に「問い」が現れます。これらをめぐる道すがら、回答の手がかりとなる示唆や本が提示されます。一問一問について、自分の胸に問いかけたり、本をパラパラとめくったり、その場で回答を書き出したり、ほかの人々の回答と比べてみたり、あるいはともに訪れた友人や家族と語らったり・・・森のなかを散策するようにゆっくり会場を歩き、自らのなかにある答えを探してください。また、館内にもいくつかの「問い」が隠れています。そちらも併せてお楽しみいただけます。
■展覧会概要
会期:2013年8月15日(木)‐10月14日(月・祝)
※休館日8月19日(月)、9月16日(月・祝)
会場:千代田区立日比谷図書文化館 1F特別展示室
主催:千代田区立日比谷図書文化館
企画:日本科学未来館
■展示構成
図書機能・ミュージアム機能・カレッジ機能など多彩な機能をもつ「図書文化館」の特徴を生かし、特別展示室内だけでなく各フロアと連動した企画を展開します。
特別展示室(メイン会場・有料ゾーン)
展示室内の展示物は大きく「問い」「示唆」「回答」の3種類に分かれ、来館者はハンドブックを片手に「問い」のなかを巡り、さまざまな「示唆」を見ながら自分なりの考えを深めます。
館内各フロア(無料ゾーン)
・「日比谷図書文化館からの問いかけ」
会場:1・2・3階 階段付近
本や図書館の存在意義について問いかける特設会場です。
・「大好物をひたすら食べ続けることができますか?」
会場:地下1階 レストラン
利用券提示で鉄板ナポリタンの大盛りが無料になります。
・「ラブレタープロジェクト」
会場:1階 特別展示室 廊下
新スタイルのラブレター体験ができます。
・「終わりから始まるものがたりをはじめるための本棚」
会場:1階 ショップ&カフェ
図書館司書が選書した「100冊の本」の購入が可能です。
(※一部お取り扱いしていない書籍があります。)
・「100年後まで残したい18冊」
会場:2階 パープルゾーン 三角展示台
著名人がお勧めする18冊を紹介します。
■本展のみどころ
1) インタラクティブな体験型展示:コミュニケーションの場としての活用
自らの答えを「ものがたりノート」に記入するだけでなく、答えを書きだす付箋やボード、ウェブと連動したデジタルコンテンツを活用して、発信し、ともに訪れた友人や家族と語らったり、ほかの人との答えと自分の回答とを比べるなどして自らの回答や考えを深めることのできる体験型の展示です。
2) 日比谷図書文化館からの問いかけ:本とは何なのか、図書館とは何なのか
本展では問いに対する回答を導くためのツールとして100冊の本が選書されているように、我々が生きていくうえで人生の示唆や感動を与えてくれる「本」はとても重要な意味をもっています。では、その本たちが実際にこの世界からなくなってしまったら、図書館で自由に読めなくなったら?など日比谷図書文化館から問題提起し、本や図書館の存在意義について展覧会来場者、図書館利用者に考えていただく場を提供します。
【関連イベント】
記念講演
「記憶から記録へ、そしてまた記憶へ~本の始まりと終わり~」
講師 :高宮 利行(中世英文学者・慶應義塾大学名誉教授)・
荒俣 宏(博物学者、翻訳家)
日時 :9月26日(木)19:00‐20:30(受付開始18:30~)
場所 :日比谷図書文化館4F スタジオプラス(小ホール)
参加費 :1,500円
定員 :60名(先着順、定員になり次第締切)
推薦図書:ウンベルト・エーコ(著)、ジャン=クロード・カリエール(著)、
工藤 妙子(翻訳)『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』
2010年 阪急コミュニケーションズ
ワークショップ
「終わりカラー~色からものがたりをつくろう~」
講師 :丸山 誠司(イラストレーター)
日時 :8月18日(日)14:00‐16:00(受付開始13:30~)
場所 :日比谷図書文化館4F スタジオプラス(小ホール)
参加費:2,000円(材料費含む)
定員 :小・中学生20名(先着順、定員になり次第締切)
トークイベント
「ひとつの音楽、ひとつの生命~音楽のはじまりと終わりをめぐって」
講師 :小沼 純一(音楽・文芸批評家)
日時 :9月14日(土)12:00‐13:30(受付開始11:30~)
場所 :日比谷図書文化館4F スタジオプラス(小ホール)
参加費:500円(千代田区民無料)
定員 :60名(先着順、定員になり次第締切)
申し込み方法:
電話(03-3502-3340)、Eメール( college@hibiyal.jp )、または来館のうえ1F受付にてお申し込みください。
【開催要項】
主催 : 千代田区立日比谷図書文化館
企画 : 日本科学未来館
会期 : 2013年8月15日(木)‐10月14日(月・祝)
※休館日8月19日(月)、9月16日(月・祝)
観覧時間 : 平日・10:00~20:00、土・10:00~19:00、
日祝・10:00~17:00(入室は30分前まで)
会場 : 千代田区立日比谷図書文化館1F特別展示室
特別展観覧料 : 一般300円 大学・高校生200円
区民・中学生以下、障がい者手帳をおもちの方
および付き添いの方1名は無料
交通機関 : 東京メトロ丸ノ内線・日比谷線・千代田線「霞ヶ関」
徒歩5分、
都営地下鉄三田線「内幸町」徒歩3分、
JR「新橋」徒歩12分
URL : http://hibiyal.jp/hibiya/index.html
※当館には専用の駐車場がございません。お車でご来館の際は近隣の有料駐車場をご利用下さい。
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