iPS細胞による網膜再生医療を牽引する 株式会社VC Cell Therapyが 6億円の第三者割当増資による資金調達を実施  累計資金調達額は約17億円に

 株式会社VC Cell Therapy(代表取締役社長:高橋 政代※、以下 VCCT)は、シスメックス株式会社(代表取締役社長:浅野 薫)、ダイダン株式会社(代表取締役社長:藤澤 一郎)および株式会社安川電機(代表取締役社長:小川 昌寛)を引受先とした約6億円の第三者割当増資を完了したことをお知らせいたします。再生医療事業に取り組む各社と共に網膜再生医療の社会実装を推進していきます。


 本株式増資により、VCCTとしての累計資金調額は、2021年4月に発行済の新株予約権付社債8億円、日本政策金融公庫、商工組合中央金庫、神戸信用金庫から約3億円の資本性ローン及び融資と併せての累計資金調達額は約17億円となりました。


 VCCTは、網膜疾患に焦点を当てた先進的な治療法の開発と実用化に専念しています。前身となる理化学研究所 網膜再生医療研究開発プロジェクト(以下 理研 網膜再生PJ)では、2014年に世界初となる人工多能性幹細胞(iPS細胞)を用いた網膜細胞移植の臨床研究を実施するなど、神戸市民病院機構の臨床チームとともに網膜再生医療の臨床研究を重ね、再生医療研究のトップランナーとして数々のノウハウを蓄積しています。

 さらに、本年7月には、VCCTを含む共同体が経済産業省の令和4年度第二次補正予算「再生・細胞医療・遺伝子治療の社会実装に向けた環境整備事業」に係る間接補助事業者の公募に採択され、共同研究先の神戸市立神戸アイセンター病院とともに本事業の中心となって、細胞製造の無人化や品質情報管理、治療に適した患者選定など一般的な治療となるための体制づくりを行い、正しいエビデンスに基づいた再生医療など先進的医療のビジネスモデル確立を目指していきます。



■VCCT 代表取締役社長 高橋 政代※のコメント

 事業パートナー、金融機関、政府を含めたステークホルダーの皆さまのご支援のおかげもあり、当社の網膜再生医療の開発は順調に進んでおります。

 今回の増資で得た資金と2023年7月に採択された経産省「再生・細胞医療・遺伝子治療の社会実装に向けた環境整備事業」を活用し、国内での本格事業化に向けて「正しいエビデンスに基づいた再生医療など先進的医療のビジネスモデル確立」を推進してまいります。

 海外では、北米を中心に「グローバル治験開始に向けて製造開発体制の拡充」を進め、これから国内外の事業会社・投資家からのさらなる資金調達を準備しており、世界の治療を待つ患者さんのために一層のスピードアップを図ります。



■会社概要

会社名: 株式会社VC Cell Therapy(ブイシーセルセラピー)

所在地: 兵庫県神戸市中央区港島南町2丁目1番8 神戸アイセンター 5階

代表者: 代表取締役社長 高橋 政代※

設立 : 2021年3月8日

URL  : https://www.vcct.jp/


※「高橋 政代」の「高」は「はしご高」が正式表記。


 VCCTは株式会社ビジョンケアの子会社です。私たちは研究・臨床・患者ケアを一体化させた神戸アイセンター構想のもと、「Total solutions for every patient-すべての患者さんのために、あらゆる解決策を」を理念に掲げ、視覚障害者の生活を向上させるあらゆる方法を考え挑戦しています。


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https://www.vcct.jp/get-in-touch/

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