ニルヴァーナ最後の公演でカート・コバーンが使用した 伝説的な「スカイスタングI」ギターが 日本人実業家により158万7,500ドル(約2億4千万円)で落札!
カート・コバーン着用のリーバイスジーンズは リーバイスジーンズオークション世界記録を更新! ~11月に米国で開催されたジュリアンズオークション主催の 音楽オークション イベントにて~
ジュリアンズオークション(所在地:米国カリフォルニア州、代表:ダレン・ジュリアン)は、2023年11月17日からテネシー州のナッシュビルで3日間にわたり開催した音楽オークション イベント「PLAYED, WORN, & TORN: ROCK 'N' ROLL ICONIC GUITARS AND MEMORABILIA」で、ニルヴァーナ最後の公演でカート・コバーンが使用した伝説的な「スカイスタングI」ギターが落札されたことをお知らせいたします。また同イベントにて、カート・コバー
今回日本人実業家により落札された「スカイスタングI」ギターは、1993年から1994年に行われたニルヴァーナ「イン・ユーテロ・ツアー」中、最後のパフォーマンスでも使用され、最も多くのステージでカート・コバーンが演奏したものです。
今回、カートの弟チャド・コバーンが以前所有していたこの伝説のギターが、日本の実業家によって158万7,500ドル(約2億4千万円)で落札されました。
オークションでのカート・コバーンのその他の注目商品は、ミュージックビデオ「Heart-Shaped Box」やMTV賞イベントの際に着用されたリーバイスのジーンズ。こちらは予想落札価格の40倍となる41万2,750ドル(約6,200万円)で落札され、リーバイスジーンズのオークション世界新記録を生み出しました。
またカート・コバーンが所有し着用していたアーガイル・カーディガンは13,000ドル(約190万円)、カート・コバーンの「アメリカン・スピリット」たばこ箱は5,200ドル(約78万円)、カート・コバーンの手描きのスケッチと手書きの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」の歌詞ノートは91,000ドル(約1,400万円)でそれぞれ落札されました。
ジュリアンズオークションは2023年11月17日からテネシー州のナッシュビルで3日間にわたり、音楽オークション イベント「PLAYED, WORN, & TORN: ROCK 'N' ROLL ICONIC GUITARS AND MEMORABILIA」を開催。20年目を迎えたこのイベントは、今回で2度目の100万ドル越え(約1億5千万円)のギターのオークションになりました。
エリック・クラプトンの象徴的な「フール」ギターが127万ドル(約2億円)で落札されたのに続き、カート・コバーンの伝説的ギター「スカイスタングI」も、日本人実業家の電話入札によって158万7,500ドル(約2億4千万円)で落札されました。日本人の落札者は、「スカイスタングI」を含むその他の有名な楽器を展示したミュージアムスタイルのカフェをオープンし、一般の人々にそれらを公開し、アクセス可能にすることを望んでいるとのことです。そして、「ロックを本当の意味で次世代に伝えていきたい。このギターで音楽を目指す若者たちを応援していきたいと思います。」と語ってくれました。
「スカイスタングI」ギターのオークション収益の一部は、NFLチーム・インディアナポリス・コルツとそのオーナーであるアーセイ・ファミリーのメンタルヘルス啓発活動「Kicking The Stigma」に寄付されます。
ジュリアンズオークションの社長兼最高経営責任者であるダレン・ジュリアンは、以下のように述べています:
「ジュリアンオークションの20年間のビジネスを通じて、ロックの最も歴史的かつ重要な品々を継承することは私たちの誇りであり、特にロック界で最も影響力のあるミュージシャンの一人でありアイコンであるカート・コバーンの遺産の保存を託されたことは大変名誉なことでもあります。イン・ユーテロ・ツアーでのニルヴァーナの最後のパフォーマンスや、その他数え切れないほどの伝説的なニルヴァーナのパフォーマンスで使用された彼の最愛の「スカイスタングI」フェンダー・ギターが売却されたことは、私たちにとって重要なマイルストーンであり、オークションがニルヴァーナの1993年から1994年のイン・ユーテロ・ツアーから数えて、今年でちょうど30年を迎えるということを思うと、特に感動的です。」
このブルー色の左利き用フェンダー・ムスタング・エレキギターは、ロックアイコンたちによってステージで演奏されたすべての楽器の中で、最も忘れがたいものとして認識されています。オリジナルのギター・ストラップと弦が付属しており、2007年からシアトルのポップカルチャー博物館MoPOP(当時はエクスペリエンス・ミュージック・プロジェクトとして知られていた)に貸し出され、2009年に展示されました。ニルヴァーナの1993年から1994年のツアーについて、元ニルヴァーナのギター・テクニシャン、アーニー・ベイリーは、このエレクトリック・ブルー・ムスタングをニルヴァーナの「フロントマンが持つべき逸品」と呼んでいました。1993年10月18日のアリゾナ・ステート・フェア退役軍人記念コロシアムでのイン・ユーテロのステージデビューから、1994年3月1日のミュンヘンのターミナル1でのバンドの最終公演まで、この名高いギターは、63回開催されたイン・ユーテロ・ツアーのうち53回で使用され、バンドが解散する直前までよく使用されました。
月刊音楽雑誌「ギターワールド」との最後のインタビューで、コバーンはフェンダームスタングを自分の「お気に入り」ギターモデルと呼び、1993年のイン・ユーテロ・ツアーに備えてフェンダー社に左利き用のムスタング10台を注文しました。スカイスタングIは、「オレンジスタン」という愛称で親しまれているフィエスタ レッドの別のムスタングとともに、1993年7月にコバーンに引き渡されました。「オレンジスタン」は、その月の後半にローズランド ボールルームでニルヴァーナがパフォーマンスした際に使用されました。
■ジュリアンズオークションについて https://juliensauctions.com/
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