【岡山理科大学】理大が並木学院高校、鹿児島県姶良市と高大官連...

【岡山理科大学】理大が並木学院高校、鹿児島県姶良市と高大官連携協定締結

高等教育・リカレント教育通して人材養成・地域社会振興めざす

協定調印後、がっちり手を握り合う(左から)平野学長、湯元市長、髙橋校長
協定調印後、がっちり手を握り合う(左から)平野学長、湯元市長、髙橋校長
 岡山理科大学とグループの学校法人英数学館・並木学院高等学校が12月8日、鹿児島県姶良市と高大官連携協定を締結しました。3者が連携・協力して高等教育、リカレント教育などに取り組み、人材養成とともに地域社会の振興をめざします。この種の協定は加計学園で初めてです。

 既に姶良市と加計学園、英数学館は2016年に包括連携協定を締結しており、翌年、市内に並木学院高校姶良学習支援センターを設置して通信制教育を展開。当初3人だった生徒は現在238人にまで増え、卒業生は就職するほか理大などに進学しています。今回の協定はこの連携・協力関係をより一層、深化させた形です。

 協定の調印式は姶良市の文化会館加音ホールで行われ、湯元敏浩市長、平野博之学長、髙橋辰夫・並木学院高校校長らが出席。協定書に署名・押印しました。
 協定の内容は
 ① 高等教育に関する施設の設置
 ② 市民及び企業に対する高等教育機会の提供
 ③ 市民向け講座の開講
 ④ 科学イベントの開催
 ⑤ 姶良市の教育機関などとの連携
 などとなっています。

 調印式後、湯元市長は「これらの目標に向かっていくことが、市民の多様な学びの機会、豊かな心を育む機会の創出につながるとともに、市内企業の活性化と発展、そして未来に向けての持続可能なまちづくりに大きく貢献するものと確信している」と強い期待感を表明。
 平野学長は「本学が有する研究と教育のリソースと並木学院高校のリソースを融合させ、ご期待に沿えるよう精いっぱい展開させていただきたい。連携・協力していく中で、高等教育機関が抱える課題解決のヒントもいただけるのではないかと期待している」と述べました。
 また、髙橋校長は「これまでの姶良市の多方面のサポートには大変、感謝している。通信制課程であっても、ただ単位を取るだけじゃなくて人づくりを一番の目的にすえてやってきた。これからは3者が正三角形の形で、姶良市に根付く人づくりをしていきたい」と抱負を語りました。

 続いて、報道関係者からの質問に対して平野学長は、協定にある「高等教育に関する施設の設置」について、「(構想中の)通信教育部の、仮称ではありますがサテライトセンターのようなものをここに設置させていただいて、3年プラス4年の教育という形で地域の有為な人材の育成に貢献できれば」との考えを示し、湯元市長は「施設の場所、規模については相談に乗りながら展開していく。全面的に協力していきたいと思っている」と述べました。

 調印式のその他の出席者は以下の通りです。
【姶良市】
 小山田邦弘・市議会議長
 宮田昭二・副市長
 犬伏浩幸・市議会副議長
 小倉寛恒・教育長
 新福愛子・市議会総務常任委員長
 髙山八大・総務部長
 今別府浩美・企画部長
 北野靖往・教育部長
【加計学園/岡山理科大学】
 加計役・副理事長
 片寄茂夫・理大事務局長
 白神潤一・広報室長
【英数学館/並木学院高等学校】
 加計悟・副理事長
 山中一郎・事務局長
 池田裕兒・姶良学習支援センター長
協定書に署名・押印する(左から)平野学長、湯元市長、髙橋校長
協定書に署名・押印する(左から)平野学長、湯元市長、髙橋校長
協定書への署名・調印の様子を見守る出席者
協定書への署名・調印の様子を見守る出席者
協定書を手にする(左から)平野学長、湯元市長、髙橋校長
協定書を手にする(左から)平野学長、湯元市長、髙橋校長
「(協定が)未来に向けての持続可能なまちづくりに大きく貢献する」と述べる湯元市長
「(協定が)未来に向けての持続可能なまちづくりに大きく貢献する」と述べる湯元市長
「ご期待に沿えるよう精いっぱい展開させていただきたい」と語る平野学長
「ご期待に沿えるよう精いっぱい展開させていただきたい」と語る平野学長
「3者が正三角形の形で姶良市に根付く人づくりを」と話す髙橋校長
「3者が正三角形の形で姶良市に根付く人づくりを」と話す髙橋校長
カテゴリ:
調査・報告
ジャンル:
その他ライフスタイル

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