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日本初「G認証」が開始  ゴルフ場やスキー場の生物多様性の保全に貢献する認証制度  「筑波東急ゴルフクラブ」が第一号を取得

3/28(木)9時よりメディア向けに認証書授与式を開催

公益財団法人日本生態系協会(本部:東京都豊島区)は、日本の生物多様性を保全する上で、極めて重要な課題となっている「草地」の環境を守り再生するため、ゴルフ場やスキー場を対象とした認証制度「G認証」(二次的自然環境保全型ハビタット認証)を2024年3月に創設しました。

認証制度立ち上げにあたっては、三井住友信託銀行(本社:東京都千代田区)の協力を得ながら、学識者らとともに検討を進め、約2年の準備期間を経て今回の第一号認証が実現しました。


「G認証」という名称は、Grassland(草地)、Golf course(ゴルフ場)、Gelande(ゲレンデ)の頭文字から命名しました。この100年で90%以上が失われた草地環境をはじめ、雑木林、水田、ため池などを含む里地里山の環境(二次的な自然環境)は現在、急速に失われています。広大な草地を保有するゴルフ場やスキー場は、その管理内容やゾーニング次第では、在来の野草や動物の生息環境の再生を経て生物多様性を守る新たなフィールドとなり得ます。当協会は、このG認証を通じて、生物多様性の保全に寄与する新時代のゴルフ場、スキー場を全国で普及していくことを目指しています。


認証の第一号は、東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区)と東急リゾーツ&ステイ株式会社(本社:東京都渋谷区)が運営する「筑波東急ゴルフクラブ」(茨城県つくば市)が取得しました。


G認証 ロゴマーク


■G認証の概要

・目的     :ゴルフ場、スキー場の開発の歴史について開示しつつ、

         現状も踏まえた環境改善の促進につながる要件を

         設定することで、生物多様性保全上の意義を説明可能な、

         これからの時代のゴルフ場、スキー場の普及に寄与すること。

・評価対象   :ゴルフ場、スキー場

・申請者    :ゴルフ場やスキー場の所有者または運営者

・評価・認証者 :公益財団法人日本生態系協会

・認証の有効期間:5年間


G認証の要件

生物多様性保全型の管理のイメージ


■筑波東急ゴルフクラブ

・所在地    :茨城県つくば市作谷862-1

・運営者    :東急不動産株式会社、東急リゾーツ&ステイ株式会社

・申請区域・面積:全敷地(約66.3ha)

・認証日    :2024年3月28日

・評価ランク  :A3

全敷地を対象として評価した結果、外来種等の使用抑制や、除草剤の不使用かつ生物多様性保全型の管理を全体の5%以上で行う等の要件を満たしており、評価ランクはA3となりました。


筑波東急ゴルフクラブ

申請区域

生物多様性保全型の管理区域として設定する場所の例(調整池)


【認証団体】

団体名   : 公益財団法人日本生態系協会

英名    : Ecosystem Conservation Society-Japan

設立    : 1992年2月3日

主務官庁  : 内閣府

代表者   : 会長 池谷 奉文

所在地   : 本部 東京都豊島区西池袋2-30-20 音羽ビル

団体概要  : 生物多様性を守り未来へとつないでいくために、市民、企業、

        行政等とともに、持続可能な社会を築くための取り組みを行う

        環境保護団体

他の認証制度: JHEP(読み:ジェイヘップ、ハビタット評価認証制度) 2008年~

        https://www.ecosys.or.jp/certification/jhep/index.html

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