第45回ウィーン国際モーターシンポジウム 4月24日からウィーンにて開催 日本からはマツダ株式会社の山本寿英氏が登壇
世界のモビリティ専門家がウィーンに集結し、 水素と持続可能な燃料を使用したパワートレインシステムについて討論
2024年4月24日から26日までウィーンのホーフブルク宮殿にて「45回ウィーン国際モーターシンポジウム」が開催されます。
2024年のウィーン国際モーターシンポジウムにおける主題は温室効果ガスニュートラルです。議論される課題には、電気自動車向けのe-燃料やグリーン電力、排出ガスゼロのパワートレインとしての水素燃焼エンジンの利点など、多岐にわたります。当シンポジウムでは、科学、自動車、サプライヤーといった業界から80名以上の講演者を迎え、全世界25ヶ国以上から訪れる約1,000人の参加者に対し、業界の技術や戦略に関する幅広いイノベーションが紹介されます。日本からはマツダ株式会社の技術研究所長である山本寿英氏、並びにトヨタ自動車株式会社のプロジェクトマネージャーである橋元慶太氏が講演者として参加いたします。
今年の講演者には、bp社のアドバンスト潤滑剤製品担当副社長であるレベッカ・イェーツ氏、ADNOCの元チーフ・ストラテジストであるカール・ローズ氏、オーロベイ・ホールディング(吉利/ルノー)のCEOであるワンルイピン氏、AVL リストのCEOであるヘルムート・リスト氏、マーレグループの経営委員会会長であるアルンド・フランツ氏といった国際的に活躍なさっている方々をお迎えいたします。
自動車業界はこれまで以上に、持続可能性、エネルギー供給、経済に関心を集めています。オーストリア自動車技術協会(OEVK)会長であり、今回のシンポジウムの主催者であるベルンハルト・ゲリンガー氏は次のように信念を述べています。「持続的に生成されるエネルギーとエネルギー源が環境パフォーマンスの決定的な要素となります。グリーン電力とグリーン水素は、純粋な電気自動車との関連性をさらに高めていく必要があります」
■水素燃焼エンジン:有望な代替手段となりうるか
ウィーンのホーフブルク宮殿で開催される今年の国際自動車シンポジウムでは、排出ガスゼロのパワートレインの代替としての水素燃焼エンジンの優位性が重点的に取り上げられます。
ゲリンガー氏はさらに次のように述べています。「ヨーロッパは現在、自動車の排出ガスとCO2のみに焦点を当てています。しかし、世界の他の国々は、循環経済の一環として、生産、使用、廃棄、リサイクルに至るまで、より体系的な視点から問題を捉えています。したがって、私達は今年のモーターシンポジウムにおいて、温室効果ガスニュートラルというテーマに対して十分な時間をとりました。議題には、エネルギー、パワートレイン技術のほか、新しいストレージ開発、最適化されたバッテリー冷却、自動運転なども含まれています」
【オーストリア自動車技術協会(OEVK)】
オーストリア自動車技術協会は自動車技術の応用を促進するために1985年に設立され、学術的なイベントを通じて、自動車業界および専門家の知識レベルの向上と促進を目指しています。
国際ウィーンモーターシンポジウムは、1979年にハンス ペーター・レンツ博士によって創設され、1985年からオーストリア自動車技術協会によって運営されています。2017年よりベルンハルト・ゲリンガー博士が代表に就任し、現在は750人の正会員を擁しています。
URL : https://oevk.at/en/
ウィーン国際モーターシンポジウム: https://wiener-motorensymposium.at/en/
<オーストリアのプレスコンタクト先>
Press office Vienna Motor Symposium:
Melzer PR Group, Mrs. Christina Danner
Tel. : +43-1-526 89 080,
E-mail: c.danner@melzer-pr.com
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